2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築学特別講義 | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 宇於崎・佐藤 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C65Z |
クラス | 博士後期課程 |
概要
学修到達目標 | 建築学の講義や演習課題を通じて、各々が特別研究で取り組む独自の研究テーマに関連した専門的知識や応用力を広く修得する。 【構造系】建築構造分野の学術研究の端緒として,以下に示す学修到達目標の達成を目指す。 1)建築構造学の「研究の深さ」を理解する:建築構造学に関する研究の歴史を理解する。研究課題の発見から解決に至るプロセスを時系列に沿って追跡し,現在の最新研究に至るまでの道筋を学修する。 2)建築構造学の「研究の広さ」を理解する:建築構造学における新たな知見の発見と蓄積の結果,それらが複合して新たな研究領域が創出されてきた背景を理解する。 3)建築構造学の「研究の新しさ」を理解する:建築構造学に関する最新の研究動向を理解する。近年求められている研究テーマの意義を理解するとともに,将来必要となる研究テーマについて自らの関心を広げる。 【環境系】建築環境工学・建築設備工学のより高度な専門知識の修得を目標とする。 【計画系】計画系各分野の学術研究に関する研究方法の比較・分析の機会として、 1)建築計画系の主幹分野となる、建築計画/地域デザイン/都市計画/建築史・建築論の各分野における学術研究の動向・現況を把握し、各分野の研究方法の特徴・意義等について広く知見を得て、受講生が自らの研究について多角的な視点から構想することのできる能力を養う機会とする。 2)フィールド・サーベイなどの研究についてその実践の方法論を学び、学社融合型の総合的視点や、現代社会における建築学の広がり、その社会的意義・役割について理解を広げる。 3)建築計画/地域デザイン/都市計画/建築史・建築論の各分野における独自のテクニカル・タームを学び、建築計画系分野に関する専門的な発話能力を向上させる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面の講義及び課題の発表。受講生が所属する【系】を受講する。 1)【構造系】【環境系】【計画系】各分野の講師陣(専任)による講義。 2)各回の担当講師と受講生、また受講生相互の対話を促進し、ディスカッションをベースとするインタラクティブ形式(双方向型)の授業形態を取り入れ、多様な問題意識の醸成に結びつける。 3)必要に応じて他学科(他学部)、また学外より講師を招聘し、関連するテーマの社会的訴求力、その現代的意義へ関心を広げる。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
【構造系】各回の授業に関連した資料の収集・整理などを随時進めておくこと。 【環境系】建築音響・建築光環境・建築設備その他に関する研究の授業に関連した資料の収集・整理などを随時進めておくこと。 【計画系】建築計画/地域デザイン/都市計画/建築史・建築論の各分野における学術研究の動向を学術論文等を参考にして探り、疑問点や聞き取りをしたいポイントを整理しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 【構造系】建築構造学の全体像について 【環境系】学術論文の位置づけ及び建築環境工学に関する研究(1) 【計画系】イントロダクション | 【構造系】建築構造学の研究領域と研究方法について 【環境系】学術論文の位置づけ及び建築環境工学に関する研究について(1) 【計画系】建築計画の各分野における学術研究の研究方法について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | 【構造系】材料・施工(1) 【環境系】建築環境工学に関する研究(2) 【計画系】建築計画(1) | 【構造系】材料・施工分野における既往研究の動向について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(2) 【計画系】建築計画分野における学術研究の研究方法について(1) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | 【構造系】材料・施工(2) 【環境系】建築環境工学に関する研究(3) 【計画系】建築計画(2) | 【構造系】材料・施工分野における研究領域の変遷について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(3) 【計画系】建築計画分野における学術研究の研究方法について(2) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | 【構造系】材料・施工(3) 【環境系】建築環境工学に関する研究(4) 【計画系】建築計画(3) | 【構造系】材料・施工分野における最新研究の動向について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(4) 【計画系】建築計画分野における学術研究の研究方法について(3) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | 【構造系】空間構造デザイン(1) 【環境系】建築環境工学に関する研究(5) 【計画系】地域デザイン(1) | 【構造系】空間構造デザイン分野における既往研究の動向について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(5) 【計画系】地域デザイン分野における学術研究の研究方法について(1) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | 【構造系】空間構造デザイン(2) 【環境系】建築環境工学に関する研究(6) 【計画系】地域デザイン(2) | 【構造系】空間構造デザイン分野における研究領域の変遷について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(6) 【計画系】地域デザイン分野における学術研究の研究方法について(2) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | 【構造系】空間構造デザイン(3) 【環境系】建築環境工学に関する研究(7) 【計画系】地域デザイン(3) | 【構造系】空間構造デザイン分野における最新研究の動向について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(7) 【計画系】地域デザイン分野における学術研究の研究方法について(3) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | 【構造系】免震・制振構造(1) 【環境系】建築環境工学に関する研究(8) 【計画系】都市計画(1) | 【構造系】免震・制振構造分野における既往研究の動向について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(8) 【計画系】都市計画分野における学術研究の研究方法について(1) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | 【構造系】免震・制振構造(2) 【環境系】建築環境工学に関する研究(9) 【計画系】都市計画(2) | 【構造系】免震・制振構造における研究領域の変遷について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(9) 【計画系】都市計画分野における学術研究の研究方法について(2) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | 【構造系】免震・制振構造(3) 【環境系】建築環境工学に関する研究(10) 【計画系】都市計画(3) | 【構造系】免震・制振構造における最新研究の動向について 【環境系】建築環境工学に関する研究について(10) 【計画系】都市計画分野における学術研究の研究方法について(3) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | 【構造系】鉄筋コンクリート構造(1) 【環境系】建築設備工学に関する研究(1) 【計画系】建築史・建築論(1) | 【構造系】鉄筋コンクリート構造分野における既往研究の動向について 【環境系】建築設備工学に関する研究について(1) 【計画系】建築史・建築論分野における学術研究の研究方法について(1) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | 【構造系】鉄筋コンクリート構造(2) 【環境系】建築設備工学に関する研究(2) 【計画系】建築史・建築論(2) | 【構造系】鉄筋コンクリート構造分野における研究領域の変遷について 【環境系】建築設備工学に関する研究について(2) 【計画系】建築史・建築論分野における学術研究の研究方法について(2) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | 【構造系】鉄筋コンクリート構造(3) 【環境系】建築設備工学に関する研究(3) 【計画系】建築史・建築論(3) | 【構造系】鉄筋コンクリート構造分野における最新研究の動向について 【環境系】建築設備工学に関する研究について(3) 【計画系】建築史・建築論分野における学術研究の研究方法について(3) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | 【構造系】発表および討論(1) 【環境系】建築設備工学に関する研究(4) 【計画系】発表および討論(1) | 【構造系】博士論文の研究テーマに関する発表および討論(1) 【環境系】建築設備工学に関する研究について(4) 【計画系】受講生による博士論文の概要・目的・研究方法等に関する発表(プレゼンテーション)、および研究方法についての討論(1) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | 【構造系】発表および討論(2) 【環境系】建築設備工学に関する研究(5)及び建築環境設備に関するまとめ 【計画系】発表および討論(2) | 【構造系】博士論文の研究テーマに関する発表および討論(2) 【環境系】建築設備工学に関する研究について(5)及び建築環境設備に関するまとめ 【計画系】受講生による博士論文の概要・目的・研究方法等に関する発表(プレゼンテーション)、および研究方法についての討論(2) | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
【構造系】授業の一環として実施する課題・レポートなどにより総合的に評価する。 【環境系】授業の一環として実施する課題・レポートなどにより評価する。 【計画系】以下の2点を総合して評価する。 1)各回の授業におけるディスカッション・意見交換の内容(40%) 2)発表会(第14・15回)における発表(プレゼンテーション)と討論(60%) |
質問への対応 | 授業時間を中心に随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:15 ~ 13:00
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学生への メッセージ |