2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 電気工学専攻
設置情報
科目名 | 電気工学特別講義 | ||
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設置学科 | 電気工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 松田 健一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I65H |
クラス |
概要
学修到達目標 | 材料物性と電子デバイスの分野で即戦力となるよう,活用できる知識の修得と,高度な実験技術の体得を目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
対面の講義と,一部は実習も交えた講義とする. ただし,感染症等の社会情勢によってはオンライン講義に切り替える場合がある. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部程度の基礎的な数学と物理学の知識は必須. 大学院修士課程において,研究分野に関連する常識を修めていること. |
授業計画
第1回 | 材料物性1:半導体とその周辺,特にナノデバイスについて講義する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 材料物性2:磁性体と電子スピンデバイスに関する講義を実施する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 材料物性3:超伝導体の基礎物性と,最近の量子コンピュータへの活用について講義する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 材料物性4:電磁メタマテリアル,メタサーフェス等の新しい人口構造や電磁波応答特性について講義する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 電子デバイス1:最近の電子デバイスの技術的な動向について講義する.特に,パワー半導体と呼ばれる分野の一般的な知見について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 電子デバイス2:回路設計において重要度を増している回路シミュレータ等の利用と実践について講義する.SPICE系の活用,MATLAB等を用いた個別デバイスのシミュレーションなどについて解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 電子デバイス3:「後工程」と呼ばれる部分の内容と産業界の動向について講義する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 試料作製技術1:微細加工技術に関する講義を行う.フォトリソグラフィー,電子線リソグラフィー等の微細加工技術について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 試料作製技術2:薄膜作製技術について講義する.一般的な蒸着法,MBE法,CVD法,スパッタ法,またこれらに関連した真空技術について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 試料作製技術3:微細加工技術のうち,収束イオンビーム装置による加工,RIEエッチング,溶液中エッチング,イオンミリングによる微細切削技術について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 観察技術1:電子顕微鏡とその周辺技術について解説する.特に透過型電子顕微鏡および走査型電子顕微鏡について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 観察技術2:X回折技術について解説する.X線装置を用いた結晶構造の評価,薄膜の評価,半導体のドーピング濃度の評価などについて解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 輸送特性測定技術1:電気伝導特性の測定に関する技術について講義する.特に極低温下での測定技術について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 輸送特性測定技術2:熱伝導特性の測定に関する技術について講義する.熱伝導度,比熱の測定技術について解説する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 輸送特性測定技術:微小信号測定に関連した特殊な技術について講義する.信号フィルタの作製法,微小信号の増幅方法,電磁ノイズ対策,強磁場の利用法などについて講義する. | 【事前学習】事前に予告された範囲の予習(120分) 【事後学習】講義内容のまとめと疑問点の整理.(120分) | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
教科書の指定は無い.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
必要な資料や論文,実習のためのマニュアルは,都度配布する.
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の授業内で,その日の内容を口頭試問する. 口頭試問の内容:80% 実技の内容:20% |
質問への対応 | 随時,研究室にて対応. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎・タワースコラ・16階・S1615室 email: matsuda.kenichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 10:00 ~ 12:00
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学生への メッセージ |
卒業後,即戦力となるべく必要なものは全て身に着ける気概を持って臨んで欲しい. |