2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
| 科目名 |
土木構造学特論Ⅷ
(コンセプチュアルデザイン論)
|
||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 関 文夫 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A31C |
| クラス | |||
| ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
概要
| 学修到達目標 | コンセプチュアルデザインという観点から構造とカタチの関係を学び、土木デザインの技術や技法，デザインプロセスを学ぶ。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
講義、レジュメ及び海外の論文等の配布 |
|
準備学習（予習・ 復習等）の内容・ 受講のための 予備知識 |
構造工学、英語 |
授業計画
| 第1回 | ガイダンス コンセプチュアルデザイン、海外コンサルタント＆設計事務所の仕事、日本の建設業，土木のものづくりの歴史，設計史，過去から未来へ，設計＝デザイン＝Design，歴史から見えるもの，感じるもの |
|---|---|
| 第2回 | 海外の設計家の作品と設計思想 W.ローブリング、E.サーリネン、P.L.ネルビィ、R.モランディ、E.トロハ、R.マイヤール、C.メン、F.レオンハルト，Y.シュライッヒ、M.シュライッヒ、J.ストラスキィ、N.フォースター、R.ピアノ、M.ミムラム、Lグレイシュ、L．ネイ、S.カラトラバ、W.ゾーベック他 |
| 第3回 | 日本のコンサルタントと海外の設計事務所 日本コンサルタントと海外コンサルタント，ゼネコン設計部，日本の設計が伸びない理由，限界状態設計法，リダンダンシーとデザイン，ミラーシェイプ、構造合理性、SEKI WORKS |
| 第4回 | 土木デザイン事例１｜雷電廿六木橋 阪神淡路地震からの橋脚の耐震設計の見直しから始まったデザイン．造形論と構造論の融合，クライアントの理解と技術，化粧と造形，ラーメン橋の個性化，地域のシンボル |
| 第5回 | 土木デザイン事例２｜トンネル・カルバートデザイン 清水第三TN，法皇TN，鳴門県道CV．FSWCV トンネル坑口の機能と周辺環境のデザイン，造形と機能，地形デザイン，緑化デザイン．ソイルセメントの植生基盤改良 |
| 第6回 | 土木デザイン事例３｜鳴門パーキングエリア 高速道路の全てをデザインした幻のプロジェクト．切土法面，緑化，法面保護工，PA造成，橋梁，カルバート，擁壁などデザインが展開された |
| 第7回 | 土木デザイン事例４｜空石積み 甲南トンネル明かり部，京都大学⇔NEXCO⇔大成建設，粟田建設，甘楽町石積み，皇居石積，営業戦略，教育委員会，伝統技術を守る，DDA解析 |
| 第8回 | 土木デザイン事例５｜富士スピードウエイ 富士スピードウエイのF-１サーキットのリニューアル工事．260万m3の土量移動，Tilke事務所（独），F-１ビジネス，VRによる効果 |
| 第9回 | 土木デザイン事例６｜セガサミー野球場，明治大学野球場 開発申請，オオタカ問題，排水設計，擁壁設計，緑化設計，東京都環境審査会，グラウンド散水設計，電光掲示板設計 |
| 第10回 | 土木デザイン事例７｜神奈川大学擁壁工事＋グラウンド整備 がけ地指定，自主補強，短期施工，品質向上，民間業務の拡張，シフトウォール開発，テニスコート，部室，トイレ，ゴルフ練習場，照明デザイン |
| 第11回 | 土木デザイン事例８｜ドバイプロジェクト 海外プロジェクト，2006-2008ドバイプロジェクトでのデザイン提案，国際ビジネスの感覚，海外コンサルタント，プレゼンテーション，VR，CG，CIM， |
| 第12回 | 土木デザイン事例９｜JR高槻駅北東地区土地区画整理 土地区画整理事業，汚染土壌，コンペティション，設計監理，組合組織，地区協定，まちづくり協議会，維持管理会社，タウンマネジメント |
| 第13回 | 土木デザイン事例10｜世界遺産白糸ノ滝デザイン 世界遺産，基本設計，文化庁，環境省ネゴ，工程管理，周辺地権者，周辺環境，移転計画，撤去，委員会，環境デザイン，エイジング |
| 第14回 | 土木デザイン事例11｜災害救助訓練施設 警察庁，総務省，消防関係，自衛隊，DMAT，災害救助学，災害医学，災害救助工学，０→1のデザイン，手探り，施設⇔運用⇔訓練，２０万円⇒２億円 |
| 第15回 | 設計家にとって大切なこと デザイン、0→１、立体的な知見と知識、土木はクリエィテブ，構造＝技術，設計＝文化論，基準≠守るではクリア，大局を見る，デザインは問題解決能力の糸口 |
その他
| 教科書 |
なし
|
|---|---|
| 参考資料コメント 及び 資料（技術論文等） |
講義時に紹介
|
| 成績評価の方法 及び基準 |
討議内容及びレポート（５回程度） |
| 質問への対応 | オフィスアワーもしくはメイルにて |
| 研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 ３号館338室 TEL 03-3259-0666 メイルアドレス seki@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:10 ～ 12:40
|
| 学生への メッセージ |
土木構造物の最先端の情報とデザインの考え方がわかります。 |