2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
土木材料特論Ⅱ
(老朽化した社会基盤施設の現状、維持管理とマネジメント)
|
||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 深田 和志 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A42C |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | この授業は、高度経済成長期につくられたトンネルや橋等の社会基盤施設がかなり老朽化し、トンネルの天井崩落以外にも各種事故発生が懸念されることを踏まえて、コンクリート構造物の維持管理(点検・検査、劣化機構の推定・予測、対策技術等)について理解を深めることを目的とする。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントと板書を併用し講義を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
事前に配布した講義資料を予習しておくこと。 「土木材料特論Ⅰ」を修得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、維持管理の概説 学習目標/授業方法・計画/成績評価基準等の説明/社会基盤施設の維持管理の概説 |
---|---|
第2回 | 社会基盤施設の維持管理 維持管理の基礎/維持管理の重要性/維持管理の診断/維持管理の対策 |
第3回 | 社会基盤施設の維持管理の現状と課題 社会基盤施設のストックの現状と課題/維持管理の現状と課題/構造物の老朽化の事例 |
第4回 | 老朽化した社会基盤施設の事故事例 トンネルの天井崩落事故の概要/トンネルの構造概要/トンネル天井の崩落事故の原因 |
第5回 | 構造物の劣化の種類とその要因 コンクリート構造物の耐久性/コンクリート構造物の劣化の現象(塩害、アルカリ骨材反応、中性化) |
第6回 | 構造物の劣化の種類とその要因 コンクリート構造物の劣化の現象(化学的浸食、凍害、内部欠陥、摩耗、すり減り、疲労、たわみ、特殊環境) |
第7回 | 構造物の劣化の種類とその要因 その他のコンクリート構造物の劣化の現象(ひび割れ、溶出、変色、浮き、ジャンカ、コールドジョイント等) |
第8回 | 構造物の非破壊検査 診断で活用する各種試験方法/各種非破壊検査 |
第9回 | 構造物の破壊、部破壊検査 各種非破壊検査/破壊検査/微破壊検査 |
第10回 | PC構造物の維持管理 PC構造物の維持保全の流れ/PC構造物の点検/PC構造物の診断 |
第11回 | PC構造物の維持管理の事例 PC構造物の補修技術の施工事例/PC構造物の補強技術の施工事例 |
第12回 | リニューアル技術 各種構造物に対するリニューアル技術 |
第13回 | ニューアル技術 各種構造物に対するリニューアル技術/リニューアル事例 |
第14回 | アセットマネジメントの考え方と事例 アセットマネジメントの考え方/公共構造物の事例 |
第15回 | 総括 |
その他
教科書 |
『社会インフラ メンテナンス学』 公益社団法人 土木学会 公益社団法人 土木学会 2015年12月1日年
講義に使用するパワーポイントを配布
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
土木学会 『土木学会コンクリート標準示方書』
『鉄筋コンクリートの材料と施工』 加藤佳孝、伊与田岳史、渡部正、梅村靖弘 鹿島出版会
講義資料は事前に配布する。
|
成績評価の方法 及び基準 |
レポートの課題を出し、それを評価する。 |
質問への対応 | 授業終了後その場で行います。 |
研究室又は 連絡先 |
梅村研究室:駿河台校舎3号館335号室 E-mail:umemura@civil.cst.nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0682 佐藤研究室:駿河台校舎4号館434A号室 TEL/FAX:03-3259-0654 E-mail:sato@civil.cst.nihon-u.ac.jp 深田和志 E-mail:k175099fukata@dream.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 10:40 ~ 12:10
|
学生への メッセージ |
今後、増加する老朽化した社会基盤施設の維持管理(点検・検査、劣化機構の推定・予測、対策技術等))を学ぶ。 |