2018年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 工業数学Ⅲ | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 嶋田 有三 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H22G |
クラス | 航空宇宙工学科2年 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 線形代数(特に行列理論)は振動工学,構造力学,制御工学,飛行力学などの専門科目を学ぶ上で必須である。行列理論は単なる計算のための数学ではなく,多変数を同時に取り扱う際に、理論的な見通しが利くようになることにある。 本授業により,行列の掛け算や逆行列の計算,連立方程式の解が求められるようになるだけでなく,ベクトルの内積と外積の意味,固有値・固有ベクトルの意味,2次形式の意味がわかるようになる. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書しながら理論的な意味と計算方法を説明する。毎回の授業で課題を数名づつ数回,教室の前に出て,黒板に回答する. |
履修条件 | 選択必修 |
授業計画
第1回 | 連立方程式の行列表記と座標変換 |
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第2回 | 行列の種類と演算1 |
第3回 | 行列の種類と演算2 |
第4回 | ベクトルの内積 |
第5回 | ベクトルの外積 |
第6回 | スカラー場と勾配ベクトル |
第7回 | 行列のトレース |
第8回 | 連立方程式(階数,1次従属,1次独立) |
第9回 | 行列式1 |
第10回 | 行列式2 |
第11回 | 逆行列 |
第12回 | クラーメルの公式 |
第13回 | 固有値・固有ベクトル問題1 |
第14回 | 固有値・固有ベクトル問題2 |
第15回 | 2次形式と行列の対角化 |
その他
教科書 |
なし
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参考書 |
小西栄一,深見哲造 『線形代数 ベクトル解析』 工科の数学2 倍風館 1967年
この本のシリーズ(工科の数学)を全て読めば,航空宇宙工学に必要な数学はほぼ満たされる.問題集も別冊としてある.
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験の成績で評価する. |
質問への対応 | 授業直後の教室.あるいは337B室にて対応する |
研究室又は 連絡先 |
3号館316室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 12:30
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学生への メッセージ |
学習の目標にも書いたように、行列理論は計算のための学問ではなく、多変数を同時に取り扱う際の理論的な見通しが利くようになることに主眼があるから、清書ノートを何度も書いて理論の流れを理解することがその後の専門科目の学習に大いに役立つことになる。1年次の教科書,あるいは参考書は最低3度は読み返しなさい。 |