2018年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 電磁気学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 浅井 朋彦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M32N |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電磁気学のテーマである定常電流場,定常電流が作る「静磁場」および変動する電磁場の考え方を修得する。「電場」と「磁場」を統合するマクスウェルの方程式を理解する。また電磁場に現れる現象をマクスウェルから理解し.問題解法の方法を修得すをる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心に行う。適宜、レポート課題を出す。 |
履修条件 | 必修科目.力学I、力学II、物理数学I、物理数学Ⅱ、電磁気学I。ベクトル解析と多重積分 |
授業計画
第1回 | 電流要素の導入,静磁場の考え方 電流を定義し,静磁場の基本的な考え方について解説する。 |
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第2回 | ビオ=サバールの法則,アンペールの法則 ビオ=サバールの法則およびアンペールの法則について解説する。 オームの法則と電流方程式 オームの法則と電流・電位保存則について説明し,その解法を解説する。 |
第3回 | ストークスの定理とベクトルポテンシャル ストークスの定理について解説する。またベクトルポテンシャルを導入し,真空中の静磁場についてまとめる。 |
第4回 | 磁気双極子と磁気モーメント,磁性体,磁気回路,磁荷と磁位 磁性体の性質や磁気回路について解説する。 |
第5回 | 電流と静磁場に関する課題と解説 第1〜4回で学んだ電流と静磁場についてまとめ,理解度を確認する。 |
第6回 | 誘導起電力とファラデーの法則 電磁場により電子が受ける力について解説し,また,誘導起電力の解法について講義を行う。 アンペールの法則 アンペールの法則について解説し,その解法について講義を行う。 |
第7回 | 自己インダクタンスと相互インダクタンス インダクタンスを導入し,その考え方について講義を行う。 |
第8回 | 磁場のエネルギー インダクタンスと磁気エネルギーとの関係について解説する。 |
第9回 | 過渡現象論 時間変化を伴う電磁場について,その基本的な考え方を解説する。 |
第10回 | 電磁誘導とインダクタンスに関する課題と解説 第6〜9回で学んだ真空中の静磁場および電磁誘導についてまとめ,理解度を確認する。 |
第11回 | 変位電流と電磁波 電位電流を導入し,その考え方を解説し,また電磁波との関係について講義する。 |
第12回 | マクスウェルの方程式とポインティングの定理 マクスウェルの方程式を導出し,電磁エネルギーの流れを理解する。 |
第13回 | マクスウェルの方程式と電磁現象 マクスウェルの方程式についてまとめその応用について解説する。 |
第14回 | 電磁ポテンシャルとローレンツゲージ,電磁気と特殊相対論 電磁気学と特殊相対論の関係について解説する。 |
第15回 | マクスウェルの方程式に関する平常試験とその解説 第11〜14回で学んだマクスウェルの方程式についてまとめ,その理解度を確認する。 |
その他
教科書 |
特に教科書は指定しません。
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参考書 |
電磁気学に関する参考書や問題集はたくさん出版されています。できるかぎり多くの本を調べて、自分にあうものを見つけてください。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価基準:2回の平常試験と定期試験(80%)およびレポートなどの課題(20%)により判定する。 |
質問への対応 | 質問への対応 いつでもかまいませんが、オフィスアワーを別途示します。 |
研究室又は 連絡先 |
居室:駿河台校舎7号館2階721C室 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 7号館2階721C室
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学生への メッセージ |
授業に出席した時は、静粛にしましょう。必ず、自分にあった参考書を1冊買いましょう。イメージしにくい電磁気学を理解できるように頑張りましょう。 |