2018年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 宇宙物理学 | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 藤井 紫麻見 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M41O |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 宇宙物理学で使う単位系や距離測定、光度や等級などの基礎概念を学ぶ。また恒星・銀河などの天体について、その性質や構造および進化を、これまでに学んだ物理学の知識を用いて理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式の授業と授業内小試験、および平常試験を行う。 |
履修条件 | 物理学、特に力学、電磁気学および物理数学の知識を必要とする。 |
授業計画
第1回 | 宇宙物理学の基本単位、宇宙の広がりと距離測定 |
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第2回 | 恒星の性質とエネルギー源、核融合反応と黒体放射 |
第3回 | 恒星大気構造とコロナおよび恒星風 |
第4回 | 恒星内部構造とレーン・エムデン方程式 |
第5回 | 恒星の分類とヘルツシュプリング・ラッセル図 |
第6回 | 恒星の誕生と主系列星 |
第7回 | 平常試験とその解説 |
第8回 | 恒星の進化と赤色巨星、白色矮星、惑星状星雲 |
第9回 | 超新星の分類と性質および放射機構 |
第10回 | ブラックホールなど高密度天体 |
第11回 | 銀河の分類と性質および放射機構、活動銀河 |
第12回 | 銀河団、宇宙の大規模構造 |
第13回 | 宇宙の膨張と宇宙論 |
第14回 | 平常試験とその解説 |
第15回 | 太陽系外惑星 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
高原 文郎 『新版 宇宙物理学 -星・銀河・宇宙論-』 朝倉書店 2015年
戎崎 俊一 『ゼミナール宇宙科学』 東京大学出版会 1995年
福江 純・沢 武文 『超・宇宙を解く - 現代天文学演習』 恒星社厚生閣 2014年
野本 陽代 『ベテルギウスの超新星爆発 加速する宇宙の発見』 幻冬舎新書 幻冬舎 2012年
宇宙物理学関連の書籍は数多いので、まずは自分が興味を持ったものを読んでみてください。数式があればまず各項の意味を理解し、必ず自分で計算すること。
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成績評価の方法 及び基準 |
2回の平常試験(40%×2回)および授業内の小試験(20%)で評価する。 試験日程は変更する場合があるので、授業内およびCSTポータルの告知に注意すること。 |
質問への対応 | 授業時間中、疑問はその場で質問してください。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館 446A fujii.shiomi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 09:00 ~ 10:30
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学生への メッセージ |
天体の性質や構造のほとんどは、私たちが普段使っている物理学を用いて説明できます。 授業内容は他の授業との兼ね合いで変更する場合があるので、授業中の指示に従うこと。 |