2018年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 生物概論 | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 小松崎 良将 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M51M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本講義では、現代生物学が解き明かしてきた様々な生命現象について広く紹介する。生物科学を学習することで、新しく発見されつつある生命現象について自ら考察できる広い知識を身につけることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は主に講義形式で、毎回授業開始時に配布する資料の内容に沿って行う。 |
履修条件 | 様々な生命現象に強い関心を持ち、熱意と意欲をもって学習に臨む者。 |
授業計画
第1回 | 生物学概論:現在生物学の骨格について |
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第2回 | 生命とは何か:その起源と進化、基本特性について |
第3回 | 細胞:生体の基本単位である細胞とその構造・機能について |
第4回 | 生体化学分子:細胞を構成する化学物質 |
第5回 | タンパク質:生体機能を担うナノマシーン |
第6回 | 生物の中の物理学:生物学的なエネルギー変換の基礎となる物理法則 |
第7回 | DNAと遺伝におけるその役割:生物の構造や働きを決める設計図である遺伝子分子の構造や働き |
第8回 | 生体膜:生体膜(脂質二重膜)の構造やそこに含まれる分子、生体膜の機能を紹介する。(リン脂質、コレステロール、膜タンパク質) |
第9回 | 細胞のエネルギーと代謝:食物からエネルギーを得る仕組み(ミトコンドリア、リソソーム) |
第10回 | 細胞の時間スケール:細胞周期とその仕組み。 |
第11回 | 細胞の情報伝達:環境や他の細胞からシグナルを受け取った細胞がどのように応答するのか?その仕組みについて(細胞内・細胞外シグナル伝達、Gタンパク質) |
第12回 | 細胞を観察する:細胞の形態やその活動、また細胞内で起こる現象を捉えるための様々な顕微鏡観察法について紹介する。 |
第13回 | 脳・神経系1:脳神経系は、外界からの情報を感知・処理して生体の行動を制御し、また様々な精神機能を司る生体器官である。その基本的な構造と仕組みについて紹介する。 |
第14回 | 脳・神経系2:神経興奮、シナプス可塑性、細胞レベルでの記憶・学習メカニズム。脳の高次機能。 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
特に指定しない。各回で授業資料を配布する。
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参考書 |
監訳:中村桂子/松原謙一「Essential 細胞生物学 原書第3版」南江堂 2011年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験:50%、レポート:50% |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |