2018年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 核融合科学 | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 浅井・高橋 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M51N |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 核融合反応について解説し、その後構成などで起こる核融合反応について概観する。ついでエネルギー聖戦を目的とした核融合発電の原理や実現への要件について説明し、核分裂をはじめとする他のエネルギー生産方法の比較や理工学的課題について解説する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プロジェクタおよび板書を併用とした講義形式で実施する。適宜、理解度を確認するための課題を実施し、評価の対象とする。 |
履修条件 | 力学および電磁気学の基礎知識 |
授業計画
第1回 | 核融合概論 |
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第2回 | 熱核融合反応:プラズマとその閉じ込め,安定性 |
第3回 | 核融合反応とは? |
第4回 | 外部導体系トーラス:トカマクとステラレータ |
第5回 | 超高ベータ方式:磁場反転配位,直接エネルギー変換,先進燃料核融合 |
第6回 | 自己組織化プラズマ:スフェロマックと逆磁場ピンチ |
第7回 | その他の核融合方式:慣性核融合,MTF,ミュオン触媒核融合 |
第8回 | 加熱とエネルギー損失 |
第9回 | 核融合炉設計と炉材料開発 |
第10回 | 超伝導コイル開発,トリチウム生産 |
第11回 | 核融合研究の現状と展望 |
第12回 | 宇宙の核融合と天体現象 |
第13回 | 核融合反応とその応用 |
第14回 | 平常試験 |
第15回 | 平常試験の解説と授業内課題 |
その他
教科書 |
特に教科書は指定しないが、自分にあった参考書を用いて予習・復習を行うことを推奨する。
必要な資料は適宜配布する。
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参考書 |
高村秀一 『プラズマ理工学入門』 森北出版株式会社 1997年 第第1版版
狐森昌雄、吉川庄一 『核融合への挑戦』 ブルーバックシリーズ 講談社 2004年 第第1版版
宮本健郎 『プラズマ物理・核融合』 東京大学出版会 2004年 第第1版版
Francis F. Chen, Introduction to Plasma Physics and Controlled Fusion , Springer, 2016, 3rd edition edition
Francis F. Chen, An Indispensable Truth How Fusion Power Can Save the Planet, Springer , 2011, 1st edition edition
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内で行う課題(40%)と授業内試験(60%)の結果で評価を行う・ |
質問への対応 | 授業内およびメールなどで随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
7号館 721A (高橋) 721C(浅井) メールアドレスは授業中に指示する |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:10 高橋、浅井
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学生への メッセージ |