2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 土木工学のための統計分析 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 金子・中村 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A23O A24P |
クラス | 1組 、 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 統計学はデータを扱う理論や方法に関する学問であり,実験や調査から得られたデータの特性を的確に把握し,結果の評価や対策の検討に資する情報を提供するという重要な役割を担っています.本授業は,1年次の「データの解析」の続編として,推定,検定,分散分析,多変量解析など土木工学の各分野で使用することの多い分析手法を修得することで,実践力の向上を図ります. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを利用して授業を進めるが,受講生の便宜のため,スライドの内容を抜き刷りした冊子(テキスト)を配付します.なお,推定及び仮説検定については,1年次の「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」を用いて授業を行います. 授業は,オンライン会議システム「Zoom」を利用して【同時双方向型】で行うことを基本とします(詳しくは第1回のガイダンス時に説明します). |
履修条件 | 1年次の「データの解析」を履修していること. |
授業計画
第1回 | 基本統計量・確率分布 講義の内容,方法,日程など 【事前学習】1年次「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」の2章,3章を読んでおくこと(120分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(120分) |
---|---|
第2回 | 標本分布 中心極限定理,大数の法則など 【事前学習】1年次「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」の4章を読んでおくこと(120分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(120分) |
第3回 | 推定 母平均の推定,母平均の差の推定,母比率の推定,サンプルサイズの決定など 【事前学習】1年次「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」の4章を読んでおくこと(120分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(120分) |
第4回 | 検定(1) 母平均の検定,母比率の検定 【事前学習】1年次「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」の5章を読んでおくこと(120分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(120分) |
第5回 | 検定(2) 母平均の差の検定,χ2検定など 【事前学習】1年次「データの解析」で用いた教科書「土木・交通工学のための統計学-基礎と演習-」の5章を読んでおくこと(120分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(120分) |
第6回 | 実験計画法と分散分析(1) 一元配置 【事前学習】テキストの分散分析の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第7回 | 実験計画法と分散分析(2) 二元配置,直交配列表 【事前学習】テキストの分散分析の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第8回 | 多変量解析(1) 重回帰分析 【事前学習】テキストの重回帰分析の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第9回 | 多変量解析(2) 主成分分析 【事前学習】テキストの主成分分析の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第10回 | 多変量解析(3) 主成分分析(演習) 【事前学習】第9回の内容を復習しておくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第11回 | 多変量解析(4) 判別分析 【事前学習】テキストの判別分析の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第12回 | 多変量解析(5) 判別分析(演習) 【事前学習】第11回の内容を復習しておくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第13回 | 多変量解析(6) クラスター分析 【事前学習】テキストのクラスター分析の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第14回 | 多変量解析(7) クラスター分析(演習) 【事前学習】第13回の内容を復習しておくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第15回 | 理解度確認課題と解説 【事後学習】当日の内容を含め,授業の内容を復習すること(240分) |
その他
教科書 |
後半の多変量解析の回では以下を教科書として使用します.
土木・交通計画のための多変量解析
川﨑智也・稲垣具志・寺内義典・石坂哲宏共著
コロナ社・2017年
|
---|---|
参考書 |
必要に応じて授業中に紹介します.
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常時の取り組み状況及び理解度確認期間に実施する課題等で総合評価する. |
質問への対応 | オフィスアワーもしくはメールにて対応します. |
研究室又は 連絡先 |
金子:駿河台キャンパス,E-mail:kaneko.yuuichirou@nihon-u.ac.jp 中村:駿河台キャンパス,E-mail:nakamura.hideo74@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:40 ~ 13:10 金子
|
学生への メッセージ |
本授業で学ぶ内容は,今後卒業研究などで実験や調査を行い,得られたデータを整理・分析する際に非常に役立ちます.多少難解な手法もありますが,あきらめずにしっかり身につけてもらいたいと思います. |