2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 構造実験 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 関・小田・山田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A23Q |
クラス | 1組,2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 鉄筋コンクリート構造物を製作するための一連の作業を体験するとともに,作成したはりの終局耐力の算定することで,鉄筋コンクリート構造の設計関する基礎知識を養う.実験結果と理論との差異を考察することで,鉄筋コンクリート構造に対する理解を深める. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
対面授業で講義と実習を行う. グループごとに鉄筋コンクリートのはりを作成し,静的載荷実験を行う.型枠の切出し,鉄筋の折り曲げや組立,コンクリートの配合設計と打設など鉄筋コンクリート構造物を製作するための一連の作業を体験するとともに,作成したはりの曲げ耐力およびせん断耐力の算定する. 実験計画書と実験報告書を提出を求める. |
履修条件 | 力学系の講義及び材料系の講義で単位を修得していること. |
授業計画
第1回 | [事前学習]シラバスの内容を確認 [実験内容]Aグループ+Bグループ:共通 ●実験ガイダンス グループ分け,鉄筋コンクリートの用語、実験の目的、実験の流れ、配筋 [事後学習]用語の記号と呼び名を復習すること |
---|---|
第2回 | [事前学習]配布したテキストを予習 [実験内容]Aグループ+Bグループ:共通 ●曲げ耐力の算定方法 曲げひび割れ発生荷重,鉄筋降伏荷重,曲げ引張破壊耐力,曲げ圧縮破壊耐力 [事後学習]曲げに関する演習問題を解く |
第3回 | [事前学習]配合設計の用語 [実験内容]Aグループ+Bグループ:共通 ●せん断耐力の算定方法 トラス理論,せん断抵抗機構 ●型枠作成(Aグループのみ) <タワー・スコラB202実習室> 工具の使い方、安全管理、KY、合板桟木の切り出し、木ネジ、コーキング [事後学習]せん断に関する演習問題を解く |
第4回 | [事前学習]配合設計の用語 [実験内容]Aグループ+Bグループ:共通 ●配合設計 <タワー・スコラS503実習室> 配合強度、水セメント比、細骨材比、配合修正など ●型枠作成(Bグループのみ) <タワー・スコラB202実習室> 工具の使い方、安全管理、KY、合板桟木の切り出し、木ネジ、コーキング [事後学習]配合設計の考え方を復習,供試体の配合設計を行う |
第5回 | [事前学習]鉄筋の力学的性質について予習 [実験内容]Aグループ: ●鉄筋組立,骨材準備 <タワー・スコラB202実習室> 鉄筋の曲げ加工、切断、結束、ゲージ取付、鉄筋組立 [事後学習]試験体の設計を行う |
第6回 | [事前学習]鉄筋の力学的性質について予習 [実験内容]Bグループ: ●鉄筋組立,骨材準備 <タワー・スコラB202実習室> 鉄筋の曲げ加工、切断、結束、ゲージ取付、鉄筋組立 [事後学習]試験体の設計を行う |
第7回 | [事前学習]空気量とスランプ値について予習 [実験内容]A1: ●コンクリート打設 <タワー・スコラB202実習室> コンクリート配合修正、材料の計量、コンクリート練混ぜ、コンクリート打設 [事後学習]コンクリートの養生温度を体験 |
第8回 | [事前学習]空気量とスランプ値について予習 [実験内容]A2: ●コンクリート打設 <タワー・スコラB202実習室> コンクリート配合修正、材料の計量、コンクリート練混ぜ、コンクリート打設 [事後学習]コンクリートの養生温度を体験 |
第9回 | [事前学習]空気量とスランプ値について予習 [実験内容]B1: ●コンクリート打設 <タワー・スコラB202実習室> コンクリート配合修正、材料の計量、コンクリート練混ぜ、コンクリート打設 [事後学習]コンクリートの養生温度を体験 |
第10回 | [事前学習]空気量とスランプ値について予習 [実験内容]B2: ●コンクリート打設 <タワー・スコラB202実習室> コンクリート配合修正、材料の計量、コンクリート練混ぜ、コンクリート打設 [事後学習]コンクリートの養生温度を体験 |
第11回 | [事前学習]これまでの内容を復習 [実験内容]A1: ●口頭試問,載荷実験 <タワー・スコラB202実験室> 耐力算定値と計測値の差異 [事後学習]実験値の整理,考察 |
第12回 | [事前学習]これまでの内容を復習 [実験内容]A2: ●口頭試問,載荷実験 <タワー・スコラB202実験室> 耐力算定値と計測値の差異 [事後学習]実験値の整理,考察 |
第13回 | [事前学習]これまでの内容を復習 [実験内容]B1: ●口頭試問,載荷実験 <タワー・スコラB202実験室> 耐力算定値と計測値の差異 [事後学習]実験値の整理,考察 |
第14回 | [事前学習]これまでの内容を復習 [実験内容]B2: ●口頭試問,載荷実験 <タワー・スコラB202実験室> 耐力算定値と計測値の差異 [事後学習]実験値の整理,考察 |
第15回 | [事前学習]実験値の考察 [実験内容]Aグループ+Bグループ:共通 ●実験結果報告書の作成 <タワー・スコラS503実習室> [事後学習]実験結果報告書 |
その他
教科書 |
特に指定しない.
|
---|---|
参考書 |
必要に応じて配布する.
|
成績評価の方法 及び基準 |
供試体作成の参加日数、作業状況、実験計画書、実験報告書による |
質問への対応 | メイルかオフィスアワーによる |
研究室又は 連絡先 |
関 文夫 タワー・スコラ S1108 seki.fumio@nihon-u.ac.jp 小田憲一 タワー・スコラ S1123 oda.kenichi@nihon-u.ac.jp 山田雄太 タワー・スコラ S1127 yamada.yuuta@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
|
学生への メッセージ |
ゼネコン、コンサルタント、公務員いずれの職業でも、コンクリート構造物は必須なので、一度体験することをお勧めします。自分ですべてを作る体験ができます。 |