2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 橋の力学とデザイン | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 関 文夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A33T |
クラス | 全クラス | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | この講義では、橋梁という構造物の設計的な意義を理解しながら、その礎となる力学と造形の理解を深めたいと考えている。世界の橋梁エンジニアと構造エンジニアの最新の情報を基に、構造と造形に係るを知見を深めることを目標としている |
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授業形態及び 授業方法 |
国内外で橋梁の設計・施工に従事した教員により講義を中心に行うが、各構造形式毎のレポート、橋やデザインを職業として考えている構造エンジニア,土木設計家,公務員を対象として,実社会に即した講義内容としている。なお、オンライン形式(オンデマンド型)で行うが,詳細は初回のオンライン形式(同時双方向型)で実施する。 |
履修条件 | 構造系の座学、演習などを履修していること |
授業計画
第1回 | [事前学習]シラバスをよく読むこと(120分) [講義内容]ガイダンス 授業計画、成績評価基準 橋の設計史 橋の名称,橋の歴史、コンセプチュアルデザイン [事後学習]講義内容の復習(120分) |
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第2回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]橋の材料と構造 橋の材料(石、RC,PC,鋼材、木材、FRP他)、材料と力学と構造特性、圧縮と引張 [事後学習]講義内容の復習(120分) |
第3回 | [事前学習]ネットで各設計家の作品を眺めること(120分) [講義内容]橋の設計家と設計理念① プリチャード、ローブリング家,トーマステルフォード,ブルネル,エッフェル,ボッホ,ロペス,ジョンファウラー,ベンジャミン,渡辺嘉一,ロベールマイヤール,フレシネ,ネルビィ,トロハ,サーリネン他 [事後学習]講義内容の復習(120分) |
第4回 | [事前学習]ネットで各設計家の作品を眺めること(120分) [講義内容]橋の設計家と設計理念② モランディ,レオンハルト,クリスチャンメン,Jミューラー,R.J.デートリッヒ,ヨルグシュライッヒ、レンゾピアノ,ジリストラスキィ [事後学習]講義内容の復習(120分) |
第5回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]橋の設計家と設計理念③ サンチャゴカラトラバ、ノーマンフォスター、ミッシェル・ビルロージュ、マイクシュライッヒ,ローラン・ネイ,マルク・ミムラム他 [事後学習]講義内容の復習(120分) |
第6回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(30分) [講義内容]梁構造 梁構造と断面力、梁構造の特性、梁構造の種類、梁構造のデザイン [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(60分) |
第7回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]アーチ構造 アーチ構造と断面力、アーチ構造の特性、アーチ構造の種類、アーチ構造のデザイン [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(120分) |
第8回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]トラス構造 トラス構造と断面力、トラス構造の特性、トラス構造の種類、トラス構造のデザイン [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(120分) |
第9回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]ラーメン構造 ラーメン構造と断面力、ラーメン構造の特性、ラーメン構造の種類、デザイン [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(120分) |
第10回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]吊構造 吊構造と断面力、吊構造の特性、吊構造の種類、吊構造のデザイン [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(120分) |
第11回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]斜吊構造 斜吊構造と断面力、斜吊構造の特性、斜吊構造の種類、斜吊構造のデザイン [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(120分) |
第12回 | [事前学習]CSTポータルで配信される書類を見る(120分) [講義内容]複合構造(ハイブリッド構造) 複合構造,合成構造,混合構造,材料のハイブリッド,構造のハイブリッド [事後学習]日常生活に利用されている構造と橋梁のレポート作成(120分) |
第13回 | [事前学習]特になし [講義内容]デザインの実践①雷電廿六木橋 デザインの流れ、デザインの考え方、条件の克服、プロセス [事後学習]講義の復習,レポート作成(120分) |
第14回 | [事前学習]特になし [講義内容]デザインの実践②ばんどうドイツ橋 デザインの流れ、デザインの考え方、条件の克服、プロセス [事後学習]講義の復習,レポート作成(120分) |
第15回 | [事前学習]特になし [講義内容]デザインの実践③滝見橋 デザインの流れ、デザインの考え方、条件の克服、プロセス [事後学習]講義の復習,レポート作成(120分) |
その他
教科書 |
なし
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参考書 |
講義中に紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の課題(レポート)で評価する。この科目は,試験を行わない. |
質問への対応 | オフィスアワーかメイルによる。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワー・スコラ1108室 TEL 03-3259-0666 メイルアドレス seki.fumio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 12:10 ~ 12:40
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学生への メッセージ |
この講義は、橋やデザインを職業として考えている構造エンジニア、土木設計家、公務員を対象として、実社会に即した講義内容としています。単に力学計算を行うのではなく、力学と構造の関係を楽しく学び、その仕組みを理解することから、構造に関する専門的な知識を身につけることを目標としています。 |