2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 地盤力学Ⅱ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 重村 智 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A34Q |
クラス | 1組 、 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土木技術者に不可欠な基礎概念としての応力とひずみ,地盤や土の破壊現象と強さについて先ずしっかりと学び、次にその応用である斜面の破壊と設計方法等など実際の地盤の破壊を中心とした内容について理解を深める. |
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授業形態及び 授業方法 |
この授業は「オンデマンド型授業」で実施します. 配付資料を基に要点を講義する.講義内容の一部は地盤力学II演習の内容を受けて説明するので同時に履修すること. |
履修条件 | 地盤力学II演習を同時に履修すること. |
授業計画
第1回 | 地盤力学概論:先ず、地盤の破壊や土の強さについてイメージが湧くように具体例を挙げて説明し、次にその応用である実際の土木工事の例についても説明する。 応力とひずみの種類と定義:応力の種類と定義について、具体例に基づいて、概念を学ぶ。また,物体の変形状況を把握、表現する上で不可欠なひずみについて、その種類と定義、力学的意味など基礎概念を中心に学ぶ。 【事前学習】特になし 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
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第2回 | 2次元応力:応力が2次元的に分布している一般的状況で、任意の面に作用する応力がどうやって求まるか、どういう式で表されるか等について学ぶ。 また,応力の式を基に、主応力の存在と力学的意味、さらに応力の把握に不可欠、かつ、便利なモール円について学ぶ。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第3回 | 土の強さ(破壊規準)とは:土の強さの中心はせん断強さである理由など,土の破壊と強さについての基本事項を整理し,土のせん断強さが示す一般的規則性とその求め方,その有用性などについて学ぶ。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第4回 | 第1回理解度確認総合課題(第1回~第3回までの範囲) 【事前学習】課題範囲を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】課題で解答できなかった点を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | せん断試験(一面せん断,一軸圧縮,三軸圧縮):せん断強さを具体的に求める代表的な試験方法とそれらの特徴などについて学ぶ。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第6回 | 試験条件(せん断試験の種類とその適用):土のせん断強さに大きく影響する試験条件の種類と理由、試験条件で分けられる試験の種類と選択方法など、土の強さの特殊性を理解する。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第7回 | 砂のせん断特性(ダイレイタンシー,φd,φ',φcu):砂の一般的変形・せん断強度特性の基本事項を理解する。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第8回 | 粘土のせん断特性1(非排水強さcu,c'φ'):粘土の一般的変形・せん断強度特性、砂との対応関係などの基本事項を理解する。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第9回 | 粘土のせん断特性2(非排水強さcu,c'φ'):正規圧密粘土と過圧密粘土のせん断特性を比較し,応力履歴により変化する粘土のせん断特性の理解を深める。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第10回 | 第2回理解度確認総合課題(第5回~第9回の講義の範囲)と解説 【事前学習】課題範囲を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】課題で解答できなかった点を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | 地盤の破壊問題1(土の破壊規準と地盤の諸問題):土圧の種類を整理した上で,モール・クーロンの破壊規準に基づくランキンの土圧理論により土圧算定式を誘導し,土圧に及ぼす影響因子について理解する。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第12回 | 地盤の破壊問題2(土圧・支持力):地盤の種々の破壊問題として扱われる,クーロンの土圧式・テルツァーギの支持力式の考え方について学ぶ。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第13回 | 地盤の破壊問題3(斜面安定):安定な斜面勾配を決める計算方法とその考え方,斜面の分類,斜面の破壊形態について学ぶ。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第14回 | 地盤の破壊問題4(斜面安定):斜面安定に関与する影響因子の種類と影響の仕方、特に典型的な土のすべり面への影響など、斜面安定問題の多様性を理解する。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
第15回 | 第3回理解度確認総合課題(全体の範囲)地盤力学Ⅱ全体の範囲を通して,各回の講義の関連性を整理し,全体の理解を深める。 【事前学習】講義資料の関連頁のわかりにくい点をまとめておくこと。(120分) 【事後学習】講義内容の要点をまとめ復習すること。(120分) |
その他
教科書 |
必要に応じて資料を配布する.
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参考書 |
特に指定しない.
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の課題の評価点と3回の総合課題により総合的に評価する. いずれの課題も,説明を求めるものであり,理解度と説明能力を試す問題である.丸暗記だけでは対応できないのでこまめに担当教員に質問をして,普段から自ら考え理解することにこだわることが単位修得への近道である. |
質問への対応 | 基本的にはメールで受け付けるが,メールで質問しにくような相談はZoom等で対応する。疑問が発生したら、先ず、自ら可能な限り考える習慣が、本人の能力向上の面から大切である。 |
研究室又は 連絡先 |
重村:タワースコラS1109室 E-mail:shigemura.satoshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:10 重村:shigemura.satoshi@nihon-u.ac.jp
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学生への メッセージ |
論理的に考え,納得して理解することの面白さ有用さとを是非理解して欲しい。 |