2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 上下水道工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 齋藤・吉田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A35P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目は土木工学の共通基礎科目として設置されるもので、都市の動脈、静脈である上水道、下水道の機能と役割、仕組みを理解し、施設の計画・設計・管理が行なえる技術者に必要な基礎知識を学ぶものである。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイント、板書等に加え適宜配布物を利用した講義形式による。教科書として指定した図書を自ら予習して講義に臨むこと。 オンライン授業(同時双方向)で実施します。 |
履修条件 | 上下水道工学演習を併せて履修することが望ましい 。 |
授業計画
第1回 | 上水道工学:上水道システム(歴史と現状,目的,種類) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:上水道の目的に鑑み,上水道システムを計画する際の留意点をイメージしながら講義内容を復習すること(120分) |
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第2回 | 上水道工学:上水道計画(計画年次,計画人口,計画給水量,施設の適正配置) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:上水道計画において定めるべき項目について,その意義を考えながら復習すること(120分) |
第3回 | 上水道工学:貯水施設と取水施設(基準渇水流量,平壌流量,流量図法,リップル法,取水堰,取水門,取水塔) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:必要貯水量の考え方と求め方を復習し,更に,各取水施設の特徴を対比しながら講義内容を復習すること(120分) |
第4回 | 上水道工学:導水施設・送水施設・配水施設・水道水質基準 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:良好な水質を担保するために導水施設,送水施設及び排水施設が果たすべき機能の違いを考えながら,講義内容を復習すること(120分) |
第5回 | 上水道工学:浄水処理技術(緩速ろ過法,急速ろ過法,凝集沈殿,普通沈殿) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:緩速ろ過法と急速ろ過法を対比しながら,両者の特徴を復習すること(120分) |
第6回 | 上水道工学:消毒・高度処理(残留塩素,消毒副生成物,活性炭,オゾン) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:消毒や高度処理の役割を考えながら,講義内容を復習すること(120分) |
第7回 | まとめ演習(1) 準備学習:第1回から第6回までの講義内容をよく見直し,理解を深めておくこと(120分) 事後学習:まとめ演習の内容を振り返り,理解を確認すること(120分) |
第8回 | 下水道工学 下水道概説(歴史と現状,目的,種類) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:下水道の社会的目的について歴史的な背景から現状までを説明できるように,講義内容を復習すること(120分) |
第9回 | 下水道工学 下水排除方式(合流式,分流式,越流水,遮集式,直角式,平行式) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:各排除方式の特徴について,適用場面をイメージしながら講義内容を復習すること(120分) |
第10回 | 下水道工学 下水道計画(計画年次,計画汚水量,計画雨水量) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:下水道計画において定めるべき項目について,その意義を考えながら復習すること(120分) |
第11回 | 下水道工学 下水の水質(計画流入水質,処理水質基準) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:下水に含まれる物質とその処理法および目標処理水質の関係を考えながら復習すること(120分) |
第12回 | 下水道工学 下水処理技術(沈澱池の機能と役割,標準活性汚泥法) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:沈澱池の機能と役割,標準活性汚泥法の特徴を良く明確することを目標に復習すること(120分) |
第13回 | 下水道工学 汚泥処理技術(計画汚泥発生量,濃縮・消化・脱水・乾燥・焼却,再資源化) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:汚泥処理における各単位工程の役割を考えながら,汚泥処理の仕組みを理解するように復習すること(120分) |
第14回 | 下水道工学 高度処理と将来展望(栄養塩除去,処理水の再利用,下水の資源化,維持管理) 準備学習:上記記載のキーワードについて調べておくこと(120分) 事後学習:高度処理の必要性と下水の資源化について,社会的ニーズとの関係を考えながら復習すること(120分) |
第15回 | まとめ演習(2) 準備学習:第8回から第14回までの講義内容をよく見直し,理解を深めておくこと(120分) 事後学習:まとめ演習の内容を振り返り,理解を確認すること(120分) |
その他
教科書 |
松尾友矩 『大学土木 水環境工学』 オーム社 2016年 第3版
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参考書 |
『上水道工学』 川北和徳 森北出版 2005年 第4版
『下水道施設計画・設計指針と解説(前編、後編)』 (公社)日本下水道協会 2009年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
課題等の平常点等および授業内での理解度確認等により総合的に評価する |
質問への対応 | 原則として常時受け付けるが、電子メールなどにより予約を取ることが望ましい。 |
研究室又は 連絡先 |
齋藤研究室 タワースコラ11階S1101室 saitou.toshiaki@nihon-u.ac.jp(@は小文字) 03-3259-0672 吉田研究室 タワースコラ11階S1121室 yoshida.yukihito@nihon-u.ac.jp (@は小文字) 03-3259-0875 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:15 ~ 12:45 齋藤(S1101)
木曜 駿河台 12:15 ~ 12:45 齋藤(S1101)
火曜 駿河台 16:40 ~ 18:10 吉田(S1121)
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学生への メッセージ |
限られた講義時間内では上下水道工学の基礎的情報を全て講義することはできなので、教科書および参考書の関連する章を自習すること。 暗記科目ではありません。システム論として理解することを心がけてください。 |