2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 砂防防災工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田中 秀基 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A35Q |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 土石流、地すべり、がけ崩れ等の土砂移動現象とその対策について基本的知識を修得する。土砂災害対策に関する工学的知見が、実際のハード・ソフト対策、関係法令、各種施策等に、どのように活用されているのかについて理解を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は時間割の設定時間にzoomを利用して「同時双方向型授業」を行う。授業はパワーポイントを活用した講義形式で行うことを基本とし、毎回、特定の課題やレポートを課す。 |
履修条件 | 土砂災害とその対策について関心を有し、平素から自然災害に関する報道などに注意を払っていること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:土砂災害の特徴/土砂災害対策の概要 【事前学習】近年発生した災害についてHP等で調べ、土砂災害とその対策を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
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第2回 | 日本の国土条件と土砂災害 【事前学習】HP等から日本の地形・地質等の特徴を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第3回 | 砂防(1):砂防堰堤の機能・構造/土石流対策(調査) 【事前学習】資料等を読んで砂防について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第4回 | 砂防(2):土石流対策(計画・設計) 【事前学習】資料等を読んで砂防について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | 砂防(3):水系砂防計画/山腹工 【事前学習】資料等を読んで砂防について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第6回 | 地すべり・がけ崩れ対策(1):地すべり対策(調査・計画) 【事前学習】資料等を読んで地すべり・がけ崩れ対策について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第7回 | 地すべり・がけ崩れ対策(2):地すべり対策(対策工)/急傾斜地崩壊対策 【事前学習】資料等を読んで地すべり・がけ崩れ対策について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第8回 | 特別講義:砂防の調査・計画・設計の実務(コンサルタント技術者による講話等を予定) 【事前学習】前回までの講義内容を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第9回 | 砂防関係法令と砂防行政 【事前学習】資料等を読んで講義内容を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第10回 | ソフト対策(1):土砂災害防止法/ハザードマップと土砂災害警戒情報 【事前学習】資料等を読んでソフト対策について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | ソフト対策(2):土砂災害警戒避難における課題 予習:HP等から災害時の避難の課題について予習しておくこと。(120分) 復習:配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第12回 | 大規模土砂災害対策(1):深層崩壊/天然ダム 【事前学習】資料等を読んで大規模土砂災害対策について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第13回 | 大規模土砂災害対策(2):火山噴火に伴う土砂災害 【事前学習】資料等を読んで大規模土砂災害対策について予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第14回 | 国土交通省が進めるインフラ政策 【事前学習】資料等を読んで講義内容を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 総括まとめ、ポイントの確認 【事前学習】資料等を読んで講義内容を予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料等をもとに講義内容を復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
授業時に資料配付を行う。
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参考書 |
南哲行・小山内信智 『現代砂防学概論』 古今書院 2014年
丸谷知巳 『砂防学』 朝倉出版 2019年
国土交通省策定各種技術基準
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/index.html#sabo
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成績評価の方法 及び基準 |
授業時に課す特定課題、講義レポート及び出席状況を総合評価。 |
質問への対応 | 授業時間内もしくは授業終了後に質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:tanaka.hideki20@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
令和2年7月豪雨、令和元年東日本台風など、毎年のように各地で甚大な災害が発生しています。砂防防災工学では、土砂災害とその対策を中心に、国土交通省の担当官が幅広い観点から講義を行います。 |