2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 景観・デザイン | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 大沢・三友・岸井 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A44T |
クラス | 3,4年全クラス | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人々の生活をとりまく施設の大半は土木事業や技術による施設である。それら土木施設に対して人々が美しさを求めるのは自明の理(分かりきっていること)でもある。しかし、施設をつくる側の土木分野ではデザインは何か特別な行為であるという認識が未だ一般的となっており、つくる側とつくられる側に大きな乖離が生じている。高度成長期はすでに去り新しいパラダイムが要求されている今日、特別な行為としてではなく測量・力学・材料等と同様の教養として土木分野でのデザインを修得することが求められる。この科目では、土木施設の計画・設計のための、景観・デザインの基礎知識を学び、土木施設のデザインの考え方、デザインスキルの修得を目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
テキストを利用して景観・デザインの基礎知識を修得する講義、実際のプロジェクトをビジュアルに紹介しながらデザインの考え方を修得する講義の2つの授業方法とする。なお、メディアを利用してオンデマンド方式にて実施する。なお、Zoomを利用したオンライン方式で実施することもあるので、その時は予め連絡する。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | 景観・デザインを学ぶ意義 講義の進め方/景観とは何か 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
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第2回 | 景観・デザインの法制度 景観法/景観条例/デザインガイドライン/行政及び住民合意形成 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第3回 | 景観の概念・認識 景観の定義/景観と風景/景観の類型/景観把握モデル/視点と視点場/景観の変化 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第4回 | 視覚と景観(視野/視距離/仰角・俯角) 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第5回 | 形とスケール(図と地/プロポーション/肌理/様々なスケール) 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第6回 | 景観の計画設計手法(景観デザインの原則/計画設計のプロセス) 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第7回 | 橋梁・河川・港湾のデザイン 概説/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第8回 | 都市空間のデザイン 概説/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第9回 | 公園のデザイン 概説/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第10回 | 市街地空間のデザイン ニュータウン/都市再開発/地区計画/建築協定/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第11回 | 交通空間のデザイン 道路/街路/駐車場/街路樹/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第12回 | 駅前広場のデザイン 概説/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第13回 | 水辺空間のデザイン 概説/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第14回 | 歴史的施設を活かしたデザイン 土木遺産/歴みち/歴まち/城/伝統的建造物群保存地区/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布資料を踏まえ授業内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 広場のデザイン 概説/事例紹介と解説 【事前学習】教科書を読んで予習しておくこと。(120分) 【事後学習】本講義で得られた知見をまとめ講義全体を復習しておくこと。(180分) |
その他
教科書 |
篠原修編 『景観用語事典 増補改訂第二版』 彰国社 2021年
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参考書 |
事例については下記を参考とすること。その他、適宜授業中に紹介する。
1)土木学会 景観・デザイン委員会 ホームページ「土木学会デザイン賞」
http://design-prize.sakura.ne.jp/
2)国土交通省 国土技術政策総合研究所 ホームページ「景観デザイン規範事例集」
http://www.nilim.go.jp/lab/ddg/naiyo/keikan.html
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認レポート50%、身近な景観に関するレポート20%、授業時の小テスト30% |
質問への対応 | 基本的には授業後に教室で対応する。あるいは下記メールアドレスによる質問も受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
大沢:タワー・スコラ10階S1004室 e-mail oosawa.masaharu@nihon-u.ac.jp 三友:タワー・スコラ10階S1035室 e-mail mitomo.nana@nihon-u.ac.jp 岸井:タワー・スコラ10階S1003室 大沢を通じて連絡すること |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 担当:大沢(研究室)
土曜 駿河台 16:40 ~ 17:40 担当:大沢(研究室)
土曜 駿河台 16:40 ~ 17:40 担当:三友(研究室)
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学生への メッセージ |
学ぶべきものは身近に多く存在する。構造物というモノをつくるからには、常に周りに眼を向け考えること(意識)、手を動かして描いてみること(行動)が重要である。 |