2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | コンクリート工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 深田 和志 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A45O |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この授業は,土木構造物建造に使用される主な材料であるコンクリートと最近の新素材,新 材料についての設計,施工の要求品質をもとにそれぞれの物理的性質,工学的性質の理解を深めることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
オンデマンド型授業 CTSポータルⅡを利用して、オンデマンド形式で行う。 教科書を中心に,動画パワーポイントを利用して説明を行う。 理解を深めるため毎回小試験を行い、14回目と15回目で期末試験及びその解説を実施する。 |
履修条件 | 毎回テキストの授業範囲を読んで受講すること。 毎回実施する小試験の間違ったところは、もう一度自分で解き理解しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 【事前学習】テキストの1-3ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】学習目的,授業方法,授業計画,成績評価基準等の説明 ・日本の建設分野のあらまし 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
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第2回 | 【事前学習】テキストの5-8ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】セメント・コンクリートの概要 ・セメント・コンクリートの歴史 ・コンクリート構造物の種類 鉄筋コンクリート,鉄骨・鉄筋コンクリート,プレストレストコンクリート,無筋コンクリート 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第3回 | 【事前学習】テキストの8-14ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】コンクリートを構成する主要な材料 ・セメントの製造方法 ・セメントの種類 ・各種セメントの用途と留意点 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第4回 | 【事前学習】テキストの14-24ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】コンクリートを構成する主要な材料 ・骨材・混和剤 ・コンクリート構造物の補強材 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第5回 | 【事前学習】テキストの24-31ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】フレッシュコンクリートの性質 ・ワーカビリティー ・コンシステンシー ・プラスティシティーおよびフィニッシャビリティー 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第6回 | 【事前学習】テキストの32-38ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】硬化コンクリートの性質 ・コンクリートの強度,弾性係数,乾燥収縮,クリープ,水密性 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第7回 | 【事前学習】テキストの39-52ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】コンクリート構造物の施工 ・鉄筋加工・配筋,型枠・支保工の特徴 ・フレッシュコンクリートの製造,運搬,打込み,締固め,仕上げ,養生,脱型 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第8回 | 【事前学習】テキストの53-58ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】コンクリートの配合設計 ・配合設計の基本的考え方 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第9回 | 【事前学習】第8回の内容を理解し、配合設計ができるようにすること。(120分) 【講義内容】コンクリート配合設計計算演習 ・第8回の内容を踏まえ、試験形式で実習を実施 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第10回 | 【事前学習】テキストの58-63ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】コンクリートの品質管理と検査 品質管理と検査の基本的考え方/品質管理と検査 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第11回 | 【事前学習】テキストの63-70ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】コンクリートの耐久性 ・コンクリート構造物の環境条件と劣化について ・コンクリートの劣化反応と診断、補修(中性化、塩害) 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第12回 | 【事前学習】テキストの70-80ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】特殊コンクリート ・マスコンクリート,流動化コンクリート,高流動コンクリート,高強度コンクリート,水中コンクリート,プレパックドコンクリート,水中不分離性コンクリート,水密コンクリート,転圧コンクリート,繊維補強コンクリート 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第13回 | 【事前学習】テキストの80-85ページ、145-159ページと添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】プレキャストコンクリート、環境に配慮したコンクリート ・プレキャストコンクリートの製品、構造物 ・環境負荷低減型コンクリート,生物対応型コンクリート 【事後学習】講義内容を復習し、小試験を行い提出すること。(120分) |
第14回 | 【事前学習】テキスト第1章、第5章の復習と添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】重要専門用語の復習 ・期末試験に向けての復習講義 【事後学習】期末試験に向けて、講義内容を復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 【事前学習】テキスト第1章、第5章と添付資料を読んで予習すること。(120分) 【講義内容】期末試験とその解説 【事後学習】期末試験の内容を復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
・「コンストラクションマテリアル」と「鉄筋コンクリートの材料と施工」の2冊を使って授業を行う。
※シラバスは、「コンストラクションマテリアル」のページで表しているので、「鉄筋コンクリートの材料と施工」の該当項目も事前学習、事後学習で使用すること。
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参考書 |
加藤佳孝・伊与田岳史・渡部正・梅村靖弘 『鉄筋コンクリートの材料と施工』 鹿島出版会 2012年 第1版
ビジュアルスタディコンクリートで指定した教科書を参考書として使用する。
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成績評価の方法 及び基準 |
期末試験(70%),配合設計演習を含む毎回実施する小試験(30%)の結果を総合評価して行う。 |
質問への対応 | 電子メールで対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
深田和志 E-mail:k175099fukata@dream.jp TEL 090-3225-9527 梅村研究室:駿河台校舎タワースコラS1032 E-mail:umemura.yasuhiro@nihon-u.ac.jp TEL/FAX:03-3259-0682 佐藤研究室:駿河台校舎タワースコラS1025 TEL/FAX:03-3259-0654 E-mail:satou.masaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |
コンクリート構造物の維持管理は益々重要になってきています。コンクリートの耐久性は施工の良否が大きく関係することから,授業ではコンクリートの特性と施工管理で重要な点を関連付けて解説します。施工現場をイメージし易くするためビジュアルスタディコンクリートを同時に履修することを推奨します。 |