2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 |
建設材料
アスファルト・鋼材・新素材の性質
|
||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 梅村・佐藤 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A51N |
クラス | 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | この授業は,土木構造物建造の社会的意義と使用される主な材料であるアスファルト舗装用 材,鋼構造物の鋼材,仮設構造物の鋼材等,新素材について設計,施工上の要求品質をもとに,それぞれの物理的,工学的性質の理解を深めることを目的とする。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
授業方法は,教科書を中心に,ビデオ・パワーポイントスライドを利用して補足説明を行い,適宜,理解を深めるため授業後の課題を実施する。 課題は解答をもとに自己採点し,再度復習をすることにより理解を深める。 授業は,ハイブリッド型授業とし,対面とメディアを併用した授業を行う。 建設コンサルタントおよびセメントメーカーにて、現場での実務経験、セメント・コンクリートの開発に携わった教員が講義を行う |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | ガイダンス,学習目的,授業方法,授業計画,成績評価基準等の説明 【講義内容】日本の建設産業のしくみ(その1) 【事前学習】日本建設連合会HPより建設業ハンドブック2020で講義内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
---|---|
第2回 | 日本の建設産業の現状 【講義内容】日本の建設産業のしくみ/土木構造物を支える主な土木材料 【事前学習】国土交通省のHPより建設白書2019により講義内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第3回 | アスファルト舗装道路のアスファルト混合物 【講義内容】社会条件・環境条件・設計条件・施工条件/道路の構造規格・耐久性・維持管理 【事前学習】配布テキストpp.125-128の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第4回 | アスファルト舗装の施工 【講義内容】舗装用石油アスファルトの品質規格/アスファルト混合物の材料/瀝青材料 アスファルトの分類 【事前学習】配布テキストpp.125-128,pp.132-134の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第5回 | アスファルト混合物の材料 【講義内容】改質アスファルト・アスファルト乳剤・骨材・フィラー/アスファルトの製造・ 運搬・舗装 【事前学習】配布テキストpp.129-132,pp.134-136の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第6回 | アスファルト混合物の配合設計 【講義内容】アスファルト混合物の性質と種類/配合設計/舗装の品質管理と検査/ 特殊な機能 や構造をもつ舗装 【事前学習】配布テキストpp.136-142の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第7回 | 鋼構造物の種類とその考え方 【講義内容】建設用構造材料の要求性能/鋼橋の歴史/橋の形式 【事前学習】配布テキストpp.136-142の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第8回 | 鋼材の力学的性質(その1) 【講義内容】応力とひずみの定義/鋼材の応力・ひずみ関係(演習) 講義・演習資料を配布 【事前学習】特に準備なし 【事後学習】課題に向けて、講義・演習内容を復習(240分) |
第9回 | 鋼材の力学的性質(その2) 【講義内容】弾性係数・降伏点・引張強さ・伸び・衝撃/ 衝撃強さ /応力集中/疲労 【事前学習】配布テキストpp.21-22,pp.99-101の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第10回 | 鋼構造物とその材料 【講義内容】鋼橋とコンクリート橋の比較/鋼材の種類と性質 【事前学習】配布テキストpp.21-22,pp.99-101の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第11回 | 鋼構造物の材料の品質と施工管理 【講義内容】材料・寸法・部材組立・溶接部・接合ボルト等の管理 【事前学習】配布テキストpp.21-22,pp.99-101の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第12回 | 仮設構造物とその材料(鋼材の使用事例) 【講義内容】仮設構造物における使用例 地下鉄工事の計画の考え方 / 地下鉄工事の仮設材料と設計・施工の考え方 【事前学習】配布テキストpp.21-22,pp.99-101の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第13回 | 仮設構造物と仮設工 【講義内容】土留め壁および中間杭立てこみ / 路面覆工 / 埋設防護/ 掘削/ 構築/ 埋設物 復旧/ 埋戻し/ 道路復旧 【事前学習】配布テキストpp.114-123の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第14回 | 新素材・新材料の概念と利用の実例 【講義内容】新素材・新材料の分類/炭素繊維・アラミド繊維・ガラス繊維の性質/ ジオシンセティックスの利用例/発泡スチロール工法の利用例/ 繊維補強プラスチックの利用例 【事前学習】配布テキストpp.145-160の内容を予習(120分) 【事後学習】課題に向けて、講義内容を復習(120分) |
第15回 | 重要専門用語の復習 【事後学習】理解度確認課題に向けて、講義内容を復習(240分) |
その他
教科書 |
テキストは,単元ごとにpdfファイルで配布する。
|
---|---|
参考書 |
特に指定しない.
|
成績評価の方法 及び基準 |
最終課題,授業の後提出する課題の結果を総合して評価する |
質問への対応 | ClassRoomにて対応する |
研究室又は 連絡先 |
梅村研究室:タワースコラ10階S1032室 E-mail:umemura.yasuhiro@nihon-u.ac.jp 佐藤研究室:タワースコラ10階S1025室 E-mail:satou.masaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:40 ~ 13:20 ClassRoomもしくはメール
|
学生への メッセージ |
この授業は建設工事の施工事例を挙げながら,そこで使用される建設材料について解説をします。施工の解説を通して,専門教育科目の必要性を理解してください。 |