2021年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 社会資本マネジメント | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 金子 雄一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A52Q |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人口減少や高齢化の進展,厳しい財政事情などわが国の社会経済情勢は大きく変化しており,社会資本に携わる行政機関や企業等においては,これまで以上に適切なマネジメントが求められています. 本科目は,社会資本の計画,整備,維持管理等において必要となるマネジメントのための手法や具体事例の学習を通じて,適切なマネジメントを行える土木技術者を育成することを目標とします. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを利用して授業を進めるが,受講生の便宜のため,スライドの内容を掲載した資料を配信します.また,授業内容の理解を深めるため,適宜演習を行う予定です. 授業は,オンライン会議システム「Zoom」を利用して【同時双方向型】で行います. |
履修条件 | 前年度までに「マネジメント概論」及び「土木計画の基礎」を履修していること. |
授業計画
第1回 | 社会資本マネジメントの対象領域 【事後学習】授業の内容を復習すること(240分) |
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第2回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(1) 費用便益分析手法(消費者余剰法,時間短縮・費用削減便益の算定) 【事前学習】配付資料の費用便益分析手法の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第3回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(2) 費用便益分析手法(交通事故減少便益,環境改善便益の算定) 【事前学習】配付資料の費用便益分析手法の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第4回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(3) 仮想市場評価法(CVM)による非市場価値の計測(環境,景観,人命等) 【事前学習】配付資料の仮想市場評価法(CVM)の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第5回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(4) 階層化意思決定法(AHP法)による総合的評価 【事前学習】配付資料の階層化意思決定法(AHP法)の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第6回 | 社会資本整備プロジェクトの意思決定(5) 国・地方自治体における事業評価制度・合意形成手法 【事前学習】配付資料の事業評価制度・合意形成手法の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第7回 | 社会資本のアセットマネジメント(1) アセットマネジメントの概要(定義,必要性,法制度,組織・体制,調達) 【事前学習】配付資料のアセットマネジメントの概要の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第8回 | 社会資本のアセットマネジメント(2) アセットマネジメントの方法(点検,調査,評価,劣化予測,対策) 【事前学習】配付資料のアセットマネジメントの方法の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第9回 | 社会資本のアセットマネジメント(3) アセットマネジメントの経済・財政(資金調達,公会計,インフラ資産,減価償却) 【事前学習】配付資料のアセットマネジメントの経済・財政の箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第10回 | 社会資本のアセットマネジメント(4) 構造物別の取り組み(舗装,軌道,鋼構造物) 【事前学習】配付資料の構造物別の取り組みの箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第11回 | 社会資本のアセットマネジメント(5) 構造物別の取り組み(コンクリート構造物,土構造物) 【事前学習】配付資料の構造物別の取り組みの箇所を読んでおくこと(60分) 【事後学習】授業の内容を復習すること(180分) |
第12回 | 社会資本のアセットマネジメント(6) 事例紹介(道路におけるメンテナンスの実際) 【事後学習】授業の内容を復習すること(240分) |
第13回 | 社会資本のアセットマネジメント(7) 事例紹介(鉄道におけるメンテナンスの実際) 【事後学習】授業の内容を復習すること(240分) |
第14回 | 理解度確認課題 【事前学習】第1回~第13回の内容を復習しておくこと(180分) 【事後学習】課題で理解不足であった箇所を復習しておくこと(60分) ※理解度確認の実施方法については,第13回までの授業内で説明します. |
第15回 | 課題の解説 【事後学習】解説を参考に授業内容全体を復習しておくこと(240分) |
その他
教科書 |
特に指定しない.
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参考書 |
『社会インフラ メンテナンス学Ⅰ総論編 Ⅱ工学編』 土木学会 2015年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常時の取り組み状況及び理解度確認期間に実施する課題等で総合評価する. |
質問への対応 | オフィスアワーもしくはメールにて対応する. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台キャンパス E-mail:kaneko.yuuichirou@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:40 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
「マネジメント概論」および「土木計画の基礎」で習得した知識を基本に,実社会での活用を念頭において授業を行います. |