2021年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 道路工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 下川・峯岸・吉岡 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B14D |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラムの位置づけは、道路計画・道路設計・道路管理に関する専門的な知識・技術を道路構造令に準拠し演習を交えて習得することです。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」,H「計画的遂行能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は演習を交えて行います。 授業方法は、オンライン型授業又はハイブリッド型授業(対面授業を行うとともに、その授業をWEBカメラを通じて同時に配信する)とします。 なお、本科目は技術士を有する実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置きながら講義を行います。 |
履修条件 | 専門教育科目、エンジニアリングコース必修科目、マネジメントコース選択科目 |
授業計画
第1回 | 道路構造令の概要:道路工学とは、道路の技術基準とその位置付け、道路構造令の歴史(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
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第2回 | 道路の機能と道路構造:道路の機能、道路の機能と道路構造(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第3回 | 道路の区分と設計車両、設計速度:道路の計画設計のための要素、道路の区分と決定、設計車両、設計速度(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第4回 | 道路の横断面構成(1):横断面の構成要素、車道および車線数の決定、交通容量と設計基準交通量(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第5回 | 道路の横断面構成(2):車道に関する規定、歩道等に関する規定、建築限界(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第6回 | 道路の横断面構成に関する演習:道路の横断面構成の決定と解説(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第7回 | 道路の横断面構成(3):付加追越車線・登坂車線,停車帯、副道、道路環境(下川) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第8回 | 幾何構造(1):概説、車道の屈曲部、曲線半径、曲線長、片勾配、片勾配や拡幅等のすりつけ(吉岡) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第9回 | 幾何構造(2):緩和区間、クロソイド曲線、制動停止視距と追越視距、縦断勾配、登坂車線、縦断曲線、横断勾配、合成勾配、平面曲線と縦断曲線の組合わせ(吉岡) 概説、計画設計の原則、交差点付近の幾何構造、横断構成 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第10回 | 平面交差(1):概説、計画設計の原則、交差点付近の幾何構造、横断構成(吉岡) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第11回 | 平面交差(2):右折車線と左折車線、左折導流路の設計、導流島と導流路、横断歩道、停止線(吉岡) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第12回 | 平面交差(3):ラウンドアバウト(吉岡) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第13回 | 道路構造:舗装および維持管理、付属施設等(峯岸) 【事前学習】「道路構造令」および参考資料をよく読み記載内容を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートと教科書を再読し、内容を十分に理解しておくこと。(120分) |
第14回 | 道路標識:概説、種類、設置基準、設置場所等(峯岸) 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと。(240分) |
第15回 | 理解度確認のための演習 【事後学習】授業時の解説を十分復習しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
教科書は用いません。
道路構造令をポータルⅡにアップしますのでプリントアウトして授業に臨んでください。
参考資料の「道路構造令の解説と運用」を購入されることをお勧めします。
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参考書 |
社団法人 日本道路協会 『道路構造令の解説と運用』 丸善 2021年
(一社)交通工学研究会 『道路交通技術必携2018』 建設物価調査会刊 2018年
(一社)交通工学研究会 『平面交差の計画と設計 基礎編』 丸善出版 2018年
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成績評価の方法 及び基準 |
・全体的な知識の理解度を理解度確認試験に替わる方法として実施する。その際にはGPA制度の基準にしたがって合否および優劣を評価する。 ・出席が80%未満の場合は、原則として平常試験の採点対象としない。なお、正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可する。 |
質問への対応 | E-mailにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
下川:道路マネジメント研究室 7111室 shimokawa.sumio@nihon-u.ac.jp 峯岸:地盤工学研究室 717室 minegishi.kunio@nihon-u.ac.jp 吉岡:道路マネジメント研究室 7111室 yoshioka.keisuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 下川
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00 吉岡
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 峯岸
木曜 船橋 12:20 ~ 13:00 峯岸
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学生への メッセージ |
人が歩き、車が走る道。道には、出会いの場や憩いの場、まちのたたずまいや風景ともなる道。物理的な道以外にも心豊かにする道づくりがあります。わが国の道路(道)整備について、制度や基準等の工学的な視点を交えて理解を深めていきましょう。 |