2021年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通総論 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小早川・福田 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B32A |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、モータリゼーションが果たした社会的な役割や身近な 交通問題に関する工学的な対応について、交通システム工学科カリキュラム構成の基礎的な知 識を習得することです。したがって、交通工学の概念を教科することを主目的とする。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、C「専門基礎学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です 。また、D「専門応用力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業方法は、同時双方向型授業(オンライン会議システム「Zoom」を利用した同時双方向形式)とする。 交通工学の概念を修得させるために、ものの考え方、見方、調べ方の課題を課しながら、トピ ックスの交通問題をとり上げて講義する。 |
履修条件 | 必修、専門教育科目、両コース共通 |
授業計画
第1回 | 交通工学とは(レポートの内容・書き方、等を含む) 【事前学習】「交通システム工学科への入学を希望した志望動機」を整理しまとめておくこと(120分) 【事後学習】事前学習でまとめた志望動機に、講義を聞いた上で感じた(理解した)この学科で学ぶ内容や将来への期待を加筆し、入学時点での自己目標を明確にノートにまとめておくこと(120分) |
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第2回 | 交通工学の社会的責務と将来、社会システムの高度化と交通工学 【事前学習】テキストpp.212~224を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】交通工学の学問体系を理解し、個別にノートにまとめておくこと(120分) 課題1:例えば「交通事故」・「交通規制」・「交通安全教育」等のキーワードを特定し、新聞紙面から交通に関連する記事を選び、その記事を添付して、その概要を説明しなさい。また、その中から交通工学に関連する用語を3語選び出し、その意味を調べて説明しなさい。(提出日・提出方法は第1回目の講義で周知、評価結果は講義時に指示) 【事前学習】(60分) 【事後学習】(60分) 【課題1レポート作成時間】(120分) |
第3回 | モータリゼーション 【事前学習】テキストpp.25~35を読んで理解しておくこと(60分) 【事後学習】モータリゼーションの進展とあり方を理解し、個別にノートにまとめておくこと(60分) 【課題1レポート作成時間】(120分) |
第4回 | 交通の特性 (1)交通機関の変遷 (2)交通機関の特徴 (3)交通機関の要素 (4)交通需要特性 (5)距離の概念 (6)交通要素の性質 (7)輸送構造<旅客輸送・貨物輸送> 課題2:現在、あなたが住んでいる、あるいは生活していた町の公共交通を例に挙げ、問題点と課題を整理し、あなたが考える改善策を自由に提案しなさい。(提出日・提出方法は第1回目の講義で周知、評価結果は講義時に指示) 【事前学習】教科書の第1章を読んで理解しておくこと(60分) 【事後学習】交通需要の特性や距離の概念について、講義内容を復習しておくこと(60分) 【課題2レポート作成時間】(120分) |
第5回 | 自動車と道路 (1)道路整備の現況と計画 (2)道路の役割 (3)道路の種類とその機能 (4)道路整備とその意義 【事前学習】テキストpp.36~51、139~143を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】特に道路の機能と役割を中心に講義内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第6回 | 航空機と空港 (1)航空機の進歩-その効果と問題点 (2)空港の整備 (3)空港内での時間短縮システム (4)空港へのアクセス 【事前学習】テキストpp.16~20およびCSTポータルに掲載する事前学習資料を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】航空業界のグローバル化と求められるインフラを中心に講義内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第7回 | 船舶と港湾 (1)船舶の改良 (2)協同輸送化 (3)輸送時間の短縮 (4)ウォータフロント開発 (5)将来性と問題点 【事前学習】テキストpp.20~22およびCSTポータルに掲載する事前学習資料を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】港湾に求められる機能と役割を中心に講義内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第8回 | 交通と環境 (1)沿道環境 (2)地球温暖化対策と交通政策 【事前学習】テキストpp.69~88およびCSTポータルに掲載する事前学習資料を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】交通と環境のかかわり方を中心に講義内容を個別にノートにまとめておくこと(120分) |
第9回 | 流通工学:物流の機能と物流システム(1) 【事前学習】教科書の5章を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】流通や物流に関する用語を整理して理解しておくこと(120分) |
第10回 | 都市交通管理:都市と交通の管理 【事前学習】教科書の7章と9章を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】講義で配布した資料や内容を整理して理解しておくこと(120分) |
第11回 | 交通と情報 CASE:(C)コネクティビティ(接続性) (A)オートノマス(自動運転) (S)シェアード(共有)(E)エレクトリック(電動化) 課題3:CASEにより自動車の交通問題が如何に変化するかを、具体的な例を交えて説明せよ。(提出日・提出方法は第1回目の講義で周知、評価結果は講義時に指示) 【事前学習】CASEについて調べておくこと(60分) 【事後学習】講義ノートを復習し、わからなおところがあれば次回に質問すること(60分) 【課題3レポート作成時間】(120分) |
第12回 | 鉄道 (1)国鉄民営化への軌跡 (2)これまでの鉄道対策と今後の改善策 (3)鉄道の公共性 (4)私鉄方式による地域開発 【事前学習】テキストpp.12~16を読んで理解しておくこと(120分) 【事後学習】配布した講義資料を復習し不明な点を次週の講義で質問できるようにまとめておくこと(120分) |
第13回 | 新交通システム (1)定義と分類 (2)都市交通の中での位置付け 課題4:新交通システムが導入されている都市を調べ、導入された新交通システムの①概要、②導入に至った経緯、③導入効果を具体的数字、図表を示して説明せよ。また、最後に④自身で考える今後の改善策を説明せよ提出日・提出方法は第1回目の講義で周知、評価結果は講義時に指示) 【事前学習】Webなどから新交通システム事例を1件探し、その概要についてまとめてくること(60分) 【事後学習】配布した講義資料を復習し不明な点をまとめ、CSTポータルに提出すること(60分) 【課題4レポート作成時間】(120分) |
第14回 | 都市交通:持続可能な都市交通とまちづくり 【事前学習】持続可能性について予習しておくこと(120分) 【事後学習】講義資料復習し不明な点をまとめて理解しておくこと(120分) |
第15回 | 理解度確認期間内試験、試験の解説 【事前学習】レポート課題およびこれまでの講義で個別に作成した事後学習ノートを中心に復習すること(120分) 【事後学習】試験の解説に基づき、不足していた解答内容を中心に理解を深めること(120分) |
その他
教科書 |
高田邦道 『交通工学総論』 2015.4 出版 2015年 第2版
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参考書 |
高田邦道 『CO2と交通』 交通新聞社 2000年
社団法人交通工学研究会 『道路交通技術必携 演習問題集Ⅱ』 財団法人建設物価調査会 2014年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
・定期試験80%、レポート20%の配点で、全体的な知識の理解度をGPA制度の基準にしたがって 合否および優劣を総合評価する。 ・出席が80%以下の場合は、原則として定期試験の採点対象としない。なお、正当な理由があ る場合に限り、追加課題の提出により許可する。 |
質問への対応 | 講義中およびオフィスアワー時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
講義毎に担当者が異なるので注意すること。(講義順の連絡先) 藤 井 7号館3階 738室 fujii.takahiro@nihon-u.ac.jp 小早川 7号館2階 7211室 kobayakawa.satoru@nihon-u.ac.jp 福 田(石田先生)7号館3階 739室 fukuda.atsushi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 交通環境研究室
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学生への メッセージ |
交通工学の社会的なニーズとシーズを理解しよう。 |