2021年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | プロジェクトマネジメント | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 佐田・岩坂・藤原 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B32E |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通施設整備における建設事業の進め方について基礎的な知識を習得し説明することができることを目標としています。建設事業を遂行する際の仕事の進め方について、計画・調査段階、設計段階、入札・契約段階および施工段階など、一連のプロセスを勉強し、実務概要を理解することを目指します。本科目は学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またH「歴史・文化・環境を生かす実践能力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
講義はパワーポイントを用いて行います。ハイブリッド型授業(対面授業を行うとともに,その授業をWEBカメラを通じて同時に配信します)。なお、1回目、2回目、7回目の講義は建設会社で実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置きながら講義を行います。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、選択。 |
授業計画
第1回 | プロジェクトマネジメントとは プロジェクトマネジメントの重要性/マネジメントの基礎知識 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
---|---|
第2回 | プロジェクトとマネジメントの概要 建設プロジェクトのサイクルと参画者/建設生産の発注システム 第1回レポート課題出題(第7回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第3回 | 設計段階でのプロジェクトマネジメント コンサルタント業の概要/企画・調査・設計業務/社会変化と業務拡大 【事後学習】建設コンサルタンツ協会等Webより今後必要な知識や技能を整理すること。(240分) |
第4回 | 入札・契約段階でのプロジェクトマネジメント 建設業の概要/業者の選定(入札方式)/合意と約束(契約)/契約図書 【事後学習】入札や契約が多様な理由と各々の長短所を整理すること。(240分) |
第5回 | 施工段階でのプロジェクトマネジメント 管理項目(QCDSME)と相反律/Q:品質(統計と規格)/修正と改善(PDCA) 第2回レポート課題出題(第6回授業で解説) 【事後学習】QCDSMEを重要な順に並べその理由を整理すること。(240分) |
第6回 | 施工管理の方法 C:原価(見積と予算)/D:工程(具体手法)/SME:要点/ICTとの融合 【事後学習】管理手法のICTによる進化事例を調査し整理すること。(240分) |
第7回 | 計画・調査段階でのプロジェクトマネジメント 社会ニーズと建設プロジェクトの企画/事業化分析と事業評価/環境アセスメント 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第8回 | 公共事業におけるプロジェクトマネジメントの実例 請負契約に基づく公共工事の実例 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第9回 | メンテナンスマネジメントとは メンテナンスにおけるマネジメント/アセットマネジメント概説 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第10回 | メンテナンスマネジメントに必要な工学的知識① 点検と健全度診断技術 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第11回 | メンテナンスマネジメントに必要な工学的知識② インフラの寿命/劣化予測技術/補修・補強技術 第3回レポート課題出題(第12回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第12回 | メンテナンスマネジメントに必要な経済学的知識① 予防保全と事後保全/ライフサイクルコスト 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第13回 | メンテナンスマネジメントに必要な経済学的知識② 維持管理シナリオと予算の平準化/インフラ会計/インフラ資産の評価 第4回レポート課題出題(第14回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第14回 | 民間事業・PFI事業におけるプロジェクトマネジメント PFI事業のスキームと実例/コンセッション方式 総合レポート課題出題(第15回授業で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第15回 | 総合レポート課題の解説 総合レポート課題の解説を実施する。本科目に関連する学習・教育到達目標及び具体的な能力が身についていることを確認する。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
『プリント使用』
|
---|---|
参考書 |
小林康昭 『建設マネジメント』 山海堂 2005年
中川良隆 『建設マネジメント実務』 山海堂 2002年
|
成績評価の方法 及び基準 |
数回の講義ごとに4回のレポート課題により理解度を評価します。また、全体的な知識の理解度を総合レポート課題で評価します。総合評価は総合レポート課題(60%)、4回のレポート課題(40%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。ただし、出席が70%に満たない場合は、原則として平常試験の採点対象としません(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | 佐田:授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、オフィスアワーに研究室で受け付ける。または、メールで受け付ける。sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp オフィスアワー:火曜日・12時30分~13時00分・水曜日・12時30分~13時00分・船橋校舎7号館7212室 岩坂:授業終了後に教室で質問を受け付ける。 または、メールで受け付ける。iwasakat@jcity.maeda.co.jp 藤原:授業終了後に教室で質問を受け付ける。 または、メールで受け付ける。 h-fujiwara@kawakink.co.jp |
研究室又は 連絡先 |
7号館7212室(空間情報研究室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
|
学生への メッセージ |
建設事業の内容や進め方について、自分で資料を調べて考えて欲しい。 |