2021年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 測量学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 佐田・三島 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B52A |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通計画および施設建設に関する測定技術について基礎的な知識を習得し説明できるようにすることを目標とします。測量に関する基本事項、角や距離などの測定原理と手法、最小二乗法によるデータ処理方法、基準点測量の方法、GNSS測量、地形測量、路線測量の習得を目指します。 これらの講義を通じて新しい情報技術についても理解を深めます。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、C「専門基礎学力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義はパワーポイントを用いて行います。 ハイブリッド型授業(対面授業を行うとともに,その授業をWEBカメラを通じて同時に配信します。) |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、必修。 |
授業計画
第1回 | 角測定・水準測量 角の定義/セオドライトの仕組み・測定法/高さの基準/水準測量の方法/データの処理 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
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第2回 | 距離測定 距離の定義/鋼巻尺/光波測距儀の測定原理 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第3回 | GNSS測量(1) GNSSとは/衛星測位システムGPSの仕組み/単独測位の原理 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第4回 | 測量学の基本事項 地球の形/地球上の位置の表示/座標系/高さの基準/国家基準点/平面直角座標系 第1回レポート課題出題(第15回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第5回 | 基準点測量(1) 基準点測量の方式/観測方法/多角測量計算 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第6回 | 基準点測量(2) 多角測量と調整法/平面直角座標系/成果表 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第7回 | GNSS測量(2) 搬送波位相測位の原理/スタティック法を用いた基準点測量 第2回レポート課題出題(第15回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第8回 | 地形測量(1) 平板測量の概要/地形図の種類 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第9回 | 地形測量(2) 数値地形測量 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第10回 | 路線測量(1) 路線の幾何構成/路線測量の基本的事項 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第11回 | 路線測量(2) 緩和曲線・クロソイド曲線/路線測量の実際 第3回 レポート課題出題(第15回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第12回 | 測定値の処理 誤差の分類/誤差の法則/精度指標/誤差の伝播 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第13回 | 最小二乗法(1) 最小二乗法/観測方程式 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第14回 | 最小二乗法(2) 水準測量での適用法 第4回 レポート課題出題(第15回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第15回 | レポート課題の解説 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
近津博文、鹿田正昭、佐田達典、熊谷樹一郎、國井洋一、大伴真吾 『改訂版 空間情報工学概論 -実習ソフト・データ付き-』 日本測量協会 2020年 第1版
測量学の基本事項、測定値の処理、最小二乗法、距離測量、水準測量、測角法、基準点測量、GNSS測量などが記述されている。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
4回のレポート課題を行い理解度を評価します。総合評価は第1回レポート(20%)、第2回レポート(20%)、第3回レポート(20%)、第4回レポート(40%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。 ただし、出席率が70%に満たない場合は、原則として採点対象としません(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | 佐田:授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、オフィスアワーに研究室で受け付ける。または、メールで受け付ける。sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp 三島:授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、メールで受け付ける。mishima.kenji @nihon-u.ac.jp |
研究室又は 連絡先 |
7号館7212室(空間情報研究室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
測量学は社会の活動を支える最も基礎的な技術体系であるが、近年最も顕著な技術革新が進んだ分野でもある。授業は基礎的な理論・手法を中心に進めるが、衛星測位システムGNSSなどの先端技術も適宜取り上げて現代の測量技術の概要を紹介する。 |