2021年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 建築法規 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 桜井 慎一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D23A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人々が集まって居住し,相互に安全で快適な生活を営める社会を形成するには,さまざまな法律が必要である。そこで建築基準法を中心として,建築士法,都市計画法なども含めた建築関連法規の理念と実際を理解することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
ハイブリッド型授業 |
履修条件 | 市街地に建っている各種の建築物の用途,高さ,規模,形状,街路の現状を観察しておくこと |
授業計画
第1回 | 建築法規を学ぶことの意義: 建築法規の必要性・使命,建築基準法制定の経緯,法の体系 【事前学習】建築物の安全性や,国内における建築紛争に関してインターネットで記事を検索してその問題点などを調べておくこと。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理し,建築法規の体系について復習する。(120 分) |
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第2回 | 建築関連法規の概説: 法令の形式,法律用語の解釈,建築基準法の構成,適用範囲と適用除外 【事前学習】一般的な法令の形式に関してインターネット検索等で調べておく。また,今回の授業で学ぶ条文等の箇所を教科書の法令集で調べ理解しておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理し,建築法規の構成を理解すること。(120分) |
第3回 | 法令集の使い方: 教科書である建築基準法令集の使い方に慣れる 【事前学習】教科書として採用した総合資格学院発行の「令和3年版(2021)建築関係法令集<法令編>」に収録されている建築関連法規の内容を自己学習する。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理し,建築法規の構成を理解すること。(120分) |
第4回 | 用語の定義①: 建築物,工作物,特殊建築物,建築設備,建築・修繕・模様替,居室,敷地,敷地の地盤高,敷地面積,建築面積,床面積,延べ面積 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。(120分) |
第5回 | 用語の定義②: 地盤面,建築物の絶対高さ,軒の高さ,地階,階数,延焼のおそれのある部分 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。(120分) |
第6回 | 建築士法と確認申請手続き: 建築士の種類と設計・施工管理,受験資格,建築主,建築主事,確認申請,特定行政庁,違反建築物 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。(120分) |
第7回 | 都市計画法: 都市計画,都市計画区域,道路規定(道路の定義,2項道路,敷地と道路の関係,道路内の建築制限) 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。(120分) |
第8回 | 用途地域性の意味と建築できる建物: 低層住専,中高層住専,住居,準住居,近隣商業,商業,準工業,工業,工業専用,用途指定なし 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。(120分) |
第9回 | 用途地域内における形態制限: 建ぺい率,容積率,敷地が2以上の地域地区にまたがる場合 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,容積率の算定に関する演習問題を復習すること。(120分) |
第10回 | 容積率の緩和: 特定道路がある場合,住宅用途の地下室が設置される場合,車庫がある場合 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,容積率の緩和に関する演習問題を復習すること。(120分) |
第11回 | 建築物の高さ規制①: 高さ規制の種類と内容,道路斜線 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,道路斜線に関する演習問題を復習すること。(120分) |
第12回 | 建築物の高さ規制②: 隣地斜線,北側斜線,低層住専地域の絶対高さ 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,隣地斜線や北側斜線に関する演習問題を復習すること。(120分) |
第13回 | 高さ規制の緩和 敷地・道路が河川等に接する場合,敷地と道路・隣地に高低差がある場合 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,斜線制限の緩和に関する演習問題を復習すること。(120分) |
第14回 | 高さ規制に関する総合問題① 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,斜線制限の緩和に関する演習問題を復習すること。(120分) |
第15回 | 高さ規制に関する総合問題② 【事前学習】今回の授業で学ぶ用語や条文について,教科書の法令集を用いて該当箇所を調べておく。(120分) 【事後学習】授業ノートを整理して建築法規に関する主要な用語の意味を理解し,法令集の該当箇所にアンダーラインや書き込みを行っておくこと。また,斜線制限の緩和に関する演習問題を復習すること。(120分) |
その他
教科書 |
総合資格学院 『令和3年版(2021)建築関係法令集<法令編>』 総合資格学院 2020年
法律は毎年のように改正され、内容が変わるので、受講年度に出版された最新版の法令集を新たに購入し、教科書として用いること。古い年度の法令集は、定期試験の際も持ち込み・参照を許可しないので注意すること。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験70%、授業への参加意欲度(メディア講義視聴、事後課題への取り組み)30%。試験の際、教科書(法令集)の参照を許可する。 ※新型コロナウイルスの影響に伴い変更の可能性がある。変更の場合は授業時等で伝達する。 |
質問への対応 | 事後課題にて受け付け、重要な質問に対しては、次回のメディア講義にて回答。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 13号館5階(1357室) 海洋建築工学科 桜井・寺口研究室 TEL & FAX. 047-469-5526 sakurai.shinichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:20 電話での問い合わせ時間帯
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学生への メッセージ |
法規を独学で勉強するのは大変、難しいです。なぜなら,図の無い文章だけの条文で,建築物の規模や形態規制の内容を理解しなければならないからです。したがって,授業には必ず毎回、出席して、しっかりノートをとってください。4色ボールペン等を使って,カラフルで後日見てもわかりやすい自分だけのノートを作ることが重要です。 |