2021年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 建築設備 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 岡本 強一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D43E |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 建築の主要な目的の一つは人間にとって健康で快適な環境を実現することであり,その為の 建築設備の技術を正しく理解するためには,それを構成する物理的,機械工学的な技術要素の単なる集まりとしてだけでなく,人の生活と直接かかわるものとして位置づけていくことが必要である。ここでは,空気調和設備を中心に講義を進め,建築における設備の役割とその重要性への理解を図るとともに,建築設備の基本的共通技術の学習を目的とする。 学生は設備用語はもとより,配管系計算,熱負荷計算,空調空気線図の読解など設備設計の概略が出来るようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する。また,プレゼンテーションソフトを利用して行う。また数回の演習を行い,理解を図る。 |
履修条件 | 伝熱学の基礎 |
授業計画
第1回 | ガイダンス,トータルシステムとしての建築・システムとしての建築設備(建築設備に要求される快適性,利便性,経済性,省エネルギーを満足させるには,建築設備をトータルシステムとして捉えなくてはならない.また,建築の耐久性と設備の耐久性,その他ゾーニングについて勉学する) (授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)ベルヌイの定理を確認して,質問できるようにしておくこと。(120分) (事後学習)建築設備をトータルシステムとして捉えた場合,建築設備の快適性,利便性,経済性,省エネルギーについて,また,建築の耐久性と設備の耐久性,その他ゾーニングについもまとめておくこと。(120分) |
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第2回 | 配管系の基礎理論(連続の式,ベルヌイの定理を理解し,実際に使ってみる.また,摩擦抵抗と局部抵抗について勉学する.)(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)ベルヌイの定理を再度理解しておく。(120分) (事後学習)ベルヌイの定理を実際に使ってみた場合の理解をさらに深める。さらに,摩擦抵抗,局部抵抗についてまとめておく。(120分) |
第3回 | 配管系の基礎理論について,ベルヌイの定理のさらなる理解を深めるために,配管の管径についての計算方法を勉学する。(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)配管の管径に関する摩擦線図を予習する。(120分) (事後学習)配管の管径の計算する為の方法を復習する。(120分) |
第4回 | 管径を計算する為に,等圧法用いた練習を行う。(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)配管の管径に関する摩擦線図を再度理解しておく。(120分) (事後学習)等圧法の理解と摩擦線図の使い方を復習する。(120分) |
第5回 | 等圧法用いた管径計算方法の解説(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) 給水設備(給水方式,給水量について勉学し,予想給水量についても勉学する) (事前学習)受水タンクについて読んでおく,予想給水量につてまとめておく(120分) (事後学習)予想給水量の計算方法の理解(120分) |
第6回 | 給水設備(受水タンク・高置タンクの容量と設置高さについて勉学する)(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)受水タンクの容量について計算方法を理解する(120分) (事後学習)受水タンク,高置タンクについて計算方法を再度理解する(120分) |
第7回 | 受水タンク・高置タンクの容量決定と設置高さについて計算練習を行う(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)受水タンク,高置タンクの容量について計算方法を再度理解する(120分) (事後学習)受水タンク,高置タンクについて計算を間違えたところを再度理解する(120分) |
第8回 | 受水タンク・高置タンクの容量決定に関する計算練習の解説(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) 伝熱学の基礎理論,快適な室温に設定する為の余分な熱量を除去する,この熱量を負荷と呼び,この熱負荷について勉学する (事前学習)受水タンク,高置タンクについて計算を間違えたところを再度理解する(120分) (事後学習)熱負荷計算に関する伝熱学の基礎理論を内容をまとめておく(120分) |
第9回 | 熱負荷計算(熱負荷について,壁だけでなく,屋根などにも拡張する,その時の熱伝達率や中空層の係数決定の方法も勉学する)の練習を行う(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)空調負荷計算について調べて,質問できるようにする(120分) (事後学習)熱負荷計算に関して計算間違いしたところを再度理解する(120分) |
第10回 | 空調負荷計算を行い,かつ,時刻ごとの熱量の変化もみる練習を行う(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)空調負荷計算について調べて,質問できるようにする(120分) (事後学習)熱負荷計算に関して計算間違いしたところを再度理解する(120分) |
第11回 | 湿り空気線図(乾き空気と湿り空気,水蒸気を特別に考える理由,水蒸気の熱的関係,などについて勉学し,湿り空気線図を読む)(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)湿り空気線図の単位操作についてまとめておく(120分) (事後学習)湿り空気線図の単位操作について,よく理解をし,再度まとめておく(120分) |
第12回 | 湿り空気線図(空気調和構成,単位操作(加熱・冷却・混合・加湿・除湿)について勉学し,顕熱変化・潜熱変化・顕熱比について理解する)(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)空気線図上での状態変化についてまとめておく(120分) (事後学習)湿り空気線図の単位操作について再度理解する(120分) |
第13回 | 湿り空気線図(空調プロセスにおいては,空気線図上でどのように表現されるのかを勉学する.ここでは,計算ではなく,空気線図上での状態変化を自由に表現できるようにする)(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)空気線図上での状態変化について再度まとめておく(120分) (事後学習)湿り空気線図上での状態変化を再度理解する(120分) |
第14回 | 空調プロセスの例題として,そのプロセスの状態変化を湿り空気線図上で表現する練習をする (授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)空気線図上での状態変化について再度まとめておく(120分) (事後学習)湿り空気線図上での状態変化を再度理解する(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説(授業はメディアを利用したハイブリッド型で実施する) (事前学習)これまで学習した範囲を再度まとめておく(120分) (事後学習)試験で間違えた所を,正しく理解できるまで理解を深める(120分) |
その他
教科書 |
建築設備学教科書研究会 『建築設備学 教科書』 彰国社 2009年 第新訂第二版
教科書は必ず用意してください.
ノート及び小課題作成にも必要です.
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参考書 |
日本建築学会編 『建築環境工学用教材<設備編>』 丸善
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成績評価の方法 及び基準 |
演習(30%(ノート提出含む))+授業内試験(70%) |
質問への対応 | 授業終了後,またはメールにてお願いします |
研究室又は 連絡先 |
okamoto.kyoichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
復習に特に重点をかけるようにお願いします |