2021年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 日本を考える | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 阿部・柳 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E11B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 1) 異文化を尊重しつつ,日本の特質を理解して伝えたり,我が国が直面する社会問題の解決法を見出したりするために,グループ学修の場で,自らの考えを他者と述べ合い,課題を議論し合うことを通じて,コミュニケーション力や問題発見 ・ 解決力を修得する。 2) 自己を省察して自らの今後の学び方や生き方を自覚するために,多様な観点から日本を見つめ, 国際社会など世界とのつながりを認識し,自己の立ち位置を理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本科目は,原則として2回の授業を1ユニットとし,授業回ごとのテーマによりグループ内討論とグループ間討論を中心に展開する。 授業方法は,反転授業の要素を組み込んだグループワーク・討論が中心となり,授業外での自己学修が重要なウェイトを占める。 本科目は、まちづくりに係るコンサルタントとしての実務経験のある教員が担当し、講義で学ぶ内容と実際のまちづくりの現場との関係を加味しながら授業を行う。 |
履修条件 | 必修 |
授業計画
第1回 | 第1回 日本を考えよう <準備学習>(60分) シラバスを熟読し,この科目の趣旨や目的,授業方法などを事前に理解する。また,『ミライヲツクル- LearningGuide』と日本大学の公式ホームページから「教育の目的」「日本大学教育憲章」を見ることで「日本大学マインド」を理解する。事前に学祖に関するリーフレット及び冊子を熟読し,自校史について理解を深める。 <事後学習>(120分) 授業で見た動画を再度視聴し,次回からの授業の流れを理解しておく。 |
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第2回 | 第2回 近代に向かう日本① <準備学習>(120分) 動画を視聴し,その動画に現れた事象以外に明治時代になって変わったことを調べ,それらの事象に対して,自分は何を思い,どう評価するのかをまとめておく。 <事後学習>(120分) 授業で発表した内容を改めて振り返る。そのため,出された意見のなかに 登場する事象をインターネット・辞典・紹介された参考文献などを通して調 べ,「なぜ取り入れたのか」「なぜ消えたのか」などの事実を確実に理解でき るようにする。 |
第3回 | 第3回 近代に向かう日本② <準備学習>(120分) 改めて視聴動画を見直し,事前資料を読み,「近代化」の代償に失った「ア ジア諸国との友好関係」について考える。200 年にわたる,制限されたアジ ア諸国との関係を再編し,清国や李氏朝鮮と対列強同盟を締結することは可 能だったかを,衰退していた清国を意識して学ぶ。 <事後学習>(120分) 授業で扱った事例について,さまざまな参考文献,インターネットなどを通して理解を深めていく。 |
第4回 | 第4回 日本文化の特徴を考える① <準備学習>(120分) 動画を視聴し,「自己学修シート3」を用いて,自分なりの意見をまとめておく。 <事後学習>(120分) 授業で扱ったテーマについて,本,雑誌,インターネット等で各自確認してみたり,実際に体験してみたりする。 |
第5回 | 第5回 日本文化の特徴を考える② <準備学習>(120分) 改めて視聴動画を見直し,「自己学修シート4」を作成する。さらに,グルー プで考えた最重要課題について,自分なりの新しい考えをまとめておく。 <事後学習>(120分) 授業でとりまとめた提案について,本,雑誌,インターネット等で各自確認したり,実際に体験したりする。 |
第6回 | 第6回 日本の労働と格差のあり方① <準備学習>(120分) 日本の労働と現代社会の格差の現状について「自己学修シート5」を用い てまとめる。 <事後学習>(120分) 授業を振り返り,様々な意見や考え方があることを理解する。 |
第7回 | 第7回 日本の労働と格差のあり方② <準備学習>(120分) 改めて視聴動画を見直し,「自己学修シート6」を作成する。さらに,前 回の授業の際に,自グループで挙げられた最重要課題(日本の労働と格差を めぐる社会的課題)を,どのように解決するか考える。 <事後学習>(120分) 授業を振り返り,様々な意見や考え方があることを理解する。 |
第8回 | 第8回 日本の家族のあり方① <準備学習>(120分) 動画を視聴し,「自己学修シート9」を用いて,これまでの日本の家族の あり方が,現在,どのように変化しているかをまとめる。 <事後学習>(60分) 授業を振り返り,様々な意見や考え方があることを理解する。 |
第9回 | 第9回 日本の家族のあり方② <準備学習>(120分) 改めて視聴影像を見直し,「自己学修シート 10」を作成する。さらに,前回の授業の際に,グループで考えた最重要課題を,どのように解決するか考 える。 <事後学習>(60分) 授業を振り返り,様々な意見や考え方があることを理解する。 |
第10回 | 第10回 中間振り返り <準備学習>(120分) 中間レポ―ト課題作成に向けた考察をするために,「中間レポート準備シー ト」を用いて,ここまで学んできた4つのテーマ(ユニット)の中で,最も 興味があったもの,さらに探求したいものを明確にし,まとめてくる。 <事後学習>(60分) 今まで,学修してきた近代(第2- 3回),日本文化(第4- 5回),労働と 格差(第6- 7回),地球環境問題(第8- 9回)の中で,特に興味のある分 野について,より深く理解をするために,ニュース,新聞,インターネット 等で関連する内容を確認し,改めて考える。 |
第11回 | 第11回 日本が直面している地球環境問題の現状① <準備学習>(120分) 動画を視聴し,地球環境問題の現状について,「自己学修シート7」を用いて,自分の意見や考えをまとめておく。 <事後学習>(120分) 授業で取りまとめた現状と課題について,ニュース,新聞,インターネット等で確認してみる。 |
第12回 | 第12回 日本が直面している地球環境問題の現状② <準備学習>(120分) 改めて視聴動画を見直し,「自己学修シート8」を作成する。さらに,授 業で取りまとめた現状と課題に基づき,自分達に実行可能な対策案ついて, 自分の意見や考えをまとめておく。 <事後学習>(120分) 授業で取りまとめた現状と課題および自分達に実行可能な対策案につい て,ニュース,新聞,インターネット等で確認してみる。 |
第13回 | 第13回 日本の最先端から考える未来① <準備学習>(120分) 動画を視聴し,「自己学修シート 11」を用いて,そこで取り上げられてい るいくつかの分野の最新状況が,過去の事象とつながりがあることをしっか りと把握する。その中で自分がもっとも興味のある分野を選び,その事柄に ついて,自分の身の回りで実際に感じる状況などとつき合わせて,そのこと が現在の自分の生活,社会とどう関わっているかを考察する。 <事後学習>(150分) 身近なもので便利だったり,新しい流行だったり,それらの特色を考え, 今回の授業を参考に,自分でなぜそれに興味があるかを考えてみる。さらに それらを深めるために,書籍や WEB などから自分で調査する。 |
第14回 | 第14回 日本の最先端から考える未来② <準備学習>(120分) 改めて視聴動画を見直し,「自己学修シート 12」を作成する。さらに,1 回目の選んだ事柄(分野)についての最重要課題について,動画ではみえて こなかったことや問題点を,書籍や web などを駆使し,その事柄が未来へ 展開した時の姿をイメージするために,自分で調査・分析をする。 <事後学習>(150分) 授業で取り組んだことを参考・きっかけにし,自分で興味があることの現 状から,その未来の姿を考え,日本や世界にどう貢献するか,またはその中 の自分の姿をシミュレーションしてみる。 |
第15回 | 第15回 自ら道をひらく(自己省察と総括) <準備学習>(180分) 期末レポート課題作成に向けた考察をするために,「期末レポート準備シー ト」を作成し,これまですべての授業を振り返り,これらの中から浮かび上 がる日本の特質,日本人気質を考えてくる。 <事後学習>(120分) 期末レポ―ト課題の作成にあたって参考にした他者の意見や考えを整理 し,この授業における学修成果を,今後の学びや自身の生き方にどう生かすのかをシミュレーションしてみる。 |
その他
教科書 |
『ミライヲツクル Learning Guide』
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は「自己学習シート3点×12回」,「チェックシート4点×6回」,「中間レポート課題10点」および「期末レポート課題30点」として行う。ただし,「自己学習シート」および「チェックシート」の合計点が30点以上,「中間レポート課題」および「期末レポート課題」の合計点が24点以上を合格とする。なお,評価対象は3分の2以上の出席者とする(10分を超える遅刻は3回を以て1回の欠席とする)。 |
質問への対応 | 授業時間内に対応 |
研究室又は 連絡先 |
阿部:abe.takahiro★nihon-u.ac.jp(メール送信時は★を@に変える(迷惑メール対策)) 柳:yanagi.takeshi★nihon-u.ac.jp(メール送信時は★を@に変える(迷惑メール対策)) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 09:00 ~ 10:40 授業時間内に対応(オンライン)
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学生への メッセージ |
本科目は,いわゆる“日本学”ではなく,「日本」をキーワードにあらゆる学問への入口に興 味を繋いでいく科目です。学生の皆さんにあらゆる発想を促し,それを共有し,多様な視点から考える力を身に付け,新たな知識や考え方を“学びたい”という能動的な気持ちを芽生えさせることが本科目の最大の目的です。 |