2021年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 機械工学実験ⅡA | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 渡辺・冨岡 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1.5 | 曜日時限 | 火曜1・2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F21N |
クラス | 1 、 2 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 工業力学,材料力学,流れの力学,熱力学,機械工作法,機械の材料,電気の基礎の基礎科目で学んだ学問が実際にどのような現象に対応するのかを把握する. ①実験テーマの内容,測定装置の原理,実験手順,実験装置全体の基本的な取り扱いを理解し実験が実施できる. ②測定値を整理しグラフや表にまとめ,測定結果から諸現象に関して物理的な考察を行い,実験報告書にまとめることができる. ③教員からの審査を受けることにより,報告書作成と内容報告の一連の流れを学び修め,実験テーマに関連した質問に対して応答できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
10名程度のグループで,6テーマの実験を行う.実験は原則的に対面で実施する(止むを得ない事情のため事前に届を出し受理された者に限りオンライン実施を認める).実験の翌週にはレポートを提出し、教員と1対1または小グループごとの(オンライン)審査を行い,これらを通して内容の理解を深め技術者としての創造性を養う.また,6テーマのうち3テーマの講師は現場業務があり,講師の講義や指導を通して,学生は設計業務,製造業務,製品調査などに必要な視点を養う. |
履修条件 | 工業力学I・II,材料力学I・II,流れの力学I・II,熱力学I・II,機械工作法I・II,電気の基礎Ⅰを履修済みであることが望ましい. |
授業計画
第1回 | ガイダンス及び各実験テーマに関する講義(1) 【事前学習】シラバス「機械工学実験ⅡA」を熟読し、実験のテーマ、全体目的、概要、学修到達目標を理解する。(30分) 【事後学習】機械工学実験ⅡAテキスト及び実験スケジュールをもとに、実験に必要な基礎知識の確認を行う。 |
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第2回 | 結果の整理と考察の講義,各実験テーマに関する講義(2) 【事前学習】シラバス「機械工学実験ⅡA」を熟読し、実験のテーマ、全体目的、概要、学修到達目標を理解する。(30分) 【事後学習】機械工学実験ⅡAテキスト及び実験スケジュールをもとに、実験に必要な基礎知識の確認を行う。 |
第3回 | 1.制御の実験 実験場所:7号館6階761号室、審査場所:オンライン(CSTポータル,Zoom等)、担当者:渡辺 亨 【事前学習】テキストの「制御の実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。(30分) 【事後学習】実験結果を整理し、データ解析及び結果まとめを行う。 |
第4回 | レポート提出と実験内容に関する審査 【事前学習】実験レポートを作成する。(30分) 【事後学習】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
第5回 | 2.梁の弾塑性曲げ実験 実験場所:タワー・スコラ地下1階SB103室、審査場所:オンライン(CSTポータル,Zoom等)、担当者:冨岡 昇 【事前学習】テキストの「梁の弾塑性曲げ実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。(30分) 【事後学習】実験結果を整理し、データ解析及び結果まとめを行う。 |
第6回 | レポート提出と実験内容に関する審査 【事前学習】実験レポートを作成する。(30分) 【事後学習】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
第7回 | 3.切削抵抗測定 実験場所:7号館地下1階705室、審査場所:オンライン(CSTポータル,Zoom等)、担当者:千葉 明 【事前学習】テキストの「切削抵抗測定」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。(30分) 【事後学習】実験結果を整理し、データ解析及び結果まとめを行う。 |
第8回 | レポート提出と実験内容に関する審査 【事前学習】実験レポートを作成する。(30分) 【事後学習】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
第9回 | 4.空気圧縮機の実験 実験場所:7号館地下1階701号室、審査場所:オンライン(CSTポータル,Zoom等)、担当者:秋元雅翔 【事前学習】テキストの「空気圧縮機の実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。(30分) 【事後学習】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 |
第10回 | レポート提出と実験内容に関する審査 【事前学習】実験レポートを作成する。(30分) 【事後学習】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
第11回 | 5.直列回路 実験場所:7号館7階771室、審査場所:オンライン(CSTポータル,Zoom等)、担当者:関谷直樹 【事前学習】テキストの「直列回路」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。(30分) 【事後学習】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 |
第12回 | レポート提出と実験内容に関する審査 【事前学習】実験レポートを作成する。(30分) 【事後学習】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
第13回 | 6.デジタルフィルタの計算実験 実験場所:7号館6階761室、審査場所:オンライン(CSTポータル,Zoom等)、担当者:富永 茂 【事前学習】テキストの「デジタルフィルタの計算実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。(30分) 【事後学習】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 |
第14回 | レポート提出と実験内容に関する審査 【事前学習】実験レポートを作成する。(30分) 【事後学習】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
第15回 | 機械工学実験ⅡAに関する質疑応答 【事前学習】機械工学実験ⅡA全般に関する質問事項をまとめる。(30分) 【事後学習】機械工学実験ⅡAにおける、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 |
その他
教科書 |
『機械工学実験ⅡA・ⅡB 2021』 産図テクスト 2021年
上記の教科書はガイダンスにおいて配布します.本教科書は非売品です.
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参考書 |
野中 謙一郎, 島野 健仁郎, 京相 雅樹, 白木 尚人, 渡邉 力夫 『技術レポート作成と発表の基礎技法』 コロナ社 2008年
中島 利勝, 塚本 真也 『知的な科学・技術文章の書き方 』 コロナ社 1996年
見延 庄士郎 『新版 理系のためのレポート・論文完全ナビ』 講談社 2016年
木下是雄 『理科系の作文技術』 中公新書624 中央公論新社 2013年 第78版
レポートの構成(考察って何を書くの?,何をすればいいの?),理工系ならではのデータの扱い方(有効数字,誤差など),データの整理・表し方(表,グラフ)の基本が書いてありますので自分に合った本を選んでください.
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成績評価の方法 及び基準 |
実験テーマごとに実験態度・レポート内容・審査内容を総合して100点満点として評価された点数を合計し,全テーマ数で除した平均点を100点満点で成績評価します.但し,全ての実験テーマを受講し,レポートを提出し,審査を受けることにより成績評価対象となります. |
質問への対応 | 質問への対応は,対面での実験中はTAに,それ以外はメールにて担当者に直接照会してください. |
研究室又は 連絡先 |
各テーマの担当者名とメールアドレスは以下のとおりです(特記以外は専任教員). 1.制御の実験:渡辺 亨, toruw@mech.cst.nihon u.ac.jp 2.はりの弾塑性曲げ実験:冨岡 昇,tomioka.noboru@nihon-u.ac.jp 3.切削抵抗測定:千葉 明(非常勤講師),morikenchiba@gmail.com 4.空気圧縮機の実験:秋元雅翔,akimoto.masato@nihon-u.ac.jp 5.直列回路:関谷直樹,sekiya.naoki@nihon-u.ac.jp 6.デジタルフィルターの計算実験:富永 茂,stomi@mech.cst.nihon u.ac.jp 専任教員の研究室の所在などは機械工学科ホームページを参照してください(http://www.mech.cst.nihon-u.ac.jp).また,ガイダンス時に担当教員一覧と連絡先をまとめた資料を配布します. |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 オンラインにて各テーマの担当者が対応します.
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学生への メッセージ |
1)よく考え,自分の力で報告書を完成させてください.他人の文章の引き写しは著作権侵害です. 2)途中放棄しないで最後まで続けましょう.「レポートを提出すること」が大事です. 3)実験を欠席する場合には,欠席することが決まったらすぐに実験担当教員へ届け出て,欠席した回の代わりの実験(補講)をいつ行うか相談して下さい. 4)事情があり前期期間中登校できない学生にはオンラインでの実験受講を認めますが,必ずガイダンス期間中(=実験週の開始前)に必要な手続きを取ってください.なお「他の科目は登校して受けるが実験だけはオンラインで」という受講は認めません. |