2021年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 工業数学入門 | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 秋元 雅翔 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F35N |
クラス | A, B |
概要
学修到達目標 | 機械工学科の主要科目である4力学は基本的法則から構成されが,その記述の手段として数学が用いられる.力学を理解するための”道具”として数学を捉え,これを身につけることがこの授業の学修到達目標である.具体的目標は, ①微分係数,多重積分の工学への応用ができる. ②ベクトルの工学への応用ができる. ③線形常微分方程式の工学への応用ができること. である. |
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授業形態及び 授業方法 |
「ハイブリッド型授業」で行う.対面授業を行うとともに,オンラインで同時に配信する. |
履修条件 | 微分積分学Ⅰ,Ⅱおよび線形代数Ⅰ,Ⅱを履修していること.さらに,物理の初歩を理解していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 講義の初めにシラバスの主要部分を簡単に説明する. 1.初等関数について 三角関数の逆三角関数,指数関数と対数関数. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
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第2回 | 2.微分係数の復習 1変数の微分係数,多変数の微分係数,テーラー級数展開. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第3回 | 3.ベクトルの復習 ベクトルの基本事項,スカラー積(内積),ベクトル積(外積),ベクトルの微分. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分 |
第4回 | 4.微分係数の工学への応用 高階の偏微分係数,陰関数の微分係数,全微分の応用,2変数関数の極大・極小. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第5回 | 5.多重積分の工学への応用 直交座標から円筒座標,球極座標への積分変換,2重積分と3重積分を使った物体の質量,重心,慣性モーメントの計算. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第6回 | 6.ベクトルの工学への応用(1) 曲面と面積分,スカラー場の勾配,ラグランジュの未定乗数法による多変数関数の極大・極小. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第7回 | 7.ベクトルの工学への応用(2) ベクトル場の発散および回転,線積分の力学的仕事への応用. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第8回 | まとめと解説(1) 第1回目~第7回目までの授業のまとめを行い,解説する. 【事前学習】第1回目~第7回目の講義の中で,理解できなかった箇所を明確にしておくこと.(120分) 【事後学習】指定の参考書等から類似の問題を探し,これらの問題を解いて授業内容の理解を深める.(120分) |
第9回 | 理解度確認演習及びその解説. 理解度を確認するために「理解度確認演習」を実施する. 【事前学習】第1回目~第7回目の講義内容を復習して,理解を深めておくこと.(120分) 【事後学習】演習問題を解き,提出期限までに提出すること.(120分) |
第10回 | 8.1階常微分方程式の解法 変数分離法および完全微分方程式. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第11回 | 9.1階線形微分方程式の解法 積分因数法による解法,定数変化法による非同次方程式の解法. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第12回 | 10.2階線形微分方程式 重ね合わせの定理,未定係数法による非同次方程式の解法. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第13回 | 11.定係数2階線形同次微分方程式 特性方程式による解法,機械振動への応用. 【事前学習】事前に講義プリントを読んで理解できない箇所を明確にすること.(120分) 【事後学習】講義内容を復習して課された課題を解き,提出期限までに提出する.(120分) |
第14回 | まとめと解説(2) 第10回目~第13回目までの授業のまとめを行い,解説する. 【事前学習】第10回目~第13回目の講義の中で,理解できなかった箇所を明確にしておくこと.(120分) 【事後学習】指定の参考書等から類似の問題を探し,これらの問題を解いて授業内容の理解を深める.(120分) |
第15回 | 理解度確認総合演習及びその解説. 理解度を確認するために「理解度確認総合演習」を実施する. 【事前学習】第1回目~第14回目の講義内容を復習して,理解を深めておくこと.(120分) 【事後学習】理解度確認のための総合演習の問題を解き,提出期限までに提出すること.(120分) |
その他
教科書 |
毎回の講義前に,CSTポータルサイトに講義用プリントを掲示する.
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参考書 |
S.ラング著,松坂和夫,片山孝次(訳) 『解析入門』 岩波書店 1978年 第3版
S.ラング著,松坂和夫,片山孝次(訳) 『続解析入門』 岩波書店 1981年 第2版
E.クライツィグ著,近藤次郎,北原和夫,堀素夫(訳) 『常微分方程式 (技術者のための高等数学)』 培風館 2006年
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成績評価の方法 及び基準 |
授業毎の課題(20%),理解度確認演習(30%),理解度確認総合演習(50%)で学修到達目標を評価する.100点満点に換算して60点以上を目標が達成されたものとして合格とする. |
質問への対応 | 随時対応する. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎タワー・スコラ17階S1709室 メールアドレス:akimoto.masato@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 14:00 ~ 15:00 駿河台校舎タワー・スコラ17階S1709室.オンラインでも対応可.
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学生への メッセージ |