2021年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 機械材料 | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 内木場 文男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G12C |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 物質を材料として扱い、設計に活かせるようにする。機械に広く用いられる材料は性質がさまざまであり、同じ材料でも製造法、加工によって性質が変化したり、一見難解のように思われる。本講義においては材料を系統的に扱うことにより、実用材料である機械材料の知見を深めることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から対面とメディアを併用した「ハイブリッド型授業」を実施する。 教員の実務経験をもとに,実用材料である機械材料への知見を深めるよう促す。 |
履修条件 | 材料学を前もって理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 機械材料のついての概説 材料学と機械材料 【事前学習】1年時開講の材料学に関することを復習し,理解しておくこと(120分) 【事後学習】機械材料の概念を教科書をとおして復習する(120分) |
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第2回 | 金属の力学的性質1 弾性変形 【事前学習】教科書の該当箇所,「弾性変形」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第3回 | 金属の力学的性質2 塑性変形 【事前学習】教科書の該当箇所,「塑性変形」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第4回 | 転位と強化機構1 転位と塑性変形 【事前学習】教科書の該当箇所,「転位と塑性変形」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第5回 | 転位と強化機構2 金属の強化機構 回復、再結晶、粒成長 【事前学習】教科書の該当箇所,「金属の強化機構 回復、再結晶、粒成長」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第6回 | 課題の解説と演習問題 金属の力学的性質 転位と強化機構 【事前学習】該当箇所,「金属の力学的性質 転位と強化機構 」をノートを用いて復習し,内容を把握しておくこと。また,自らの解答を見直しておくこと(120分) 【事後学習】演習の該当箇所を調べ復習し,課題の解説と自分の解答を比較すること(120分) |
第7回 | 破壊1 破壊 【事前学習】教科書の該当箇所,「破壊」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第8回 | 破壊2 疲労 クリープ 【事前学習】教科書の該当箇所,「疲労 クリープ」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第9回 | 金属の熱処理 焼きなまし処理 鋼の熱処理 析出硬化 【事前学習】教科書の該当箇所,「焼きなまし処理 鋼の熱処理 析出硬化」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第10回 | 課題の解説と演習問題 破壊 金属の熱処理 【事前学習】該当箇所,「金属の力学的性質 転位と強化機構 」をノートを用いて復習し,内容を把握しておくこと。また,自らの解答を見直しておくこと(120分) 【事後学習】演習の該当箇所を調べ復習し,課題の解説と自分の解答を比較すること(120分) |
第11回 | 鉄系材料 鉄鋼 鋳鉄 【事前学習】教科書の該当箇所,「鉄鋼 鋳鉄」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第12回 | 合金1 銅とその合金 【事前学習】教科書の該当箇所,「銅とその合金」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第13回 | 合金2 アルミニウム,マグネシウム、チタンとその合金 【事前学習】教科書の該当箇所,「アルミニウム,マグネシウム、チタンとその合金」を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習し,課題を実行すること(120分) |
第14回 | 課題の解説と演習問題 鉄系材料 合金 【事前学習】該当箇所,「鉄系材料 合金 」をノートを用いて復習し,内容を把握しておくこと。また,自らの解答を見直しておくこと(120分) 【事後学習】演習の該当箇所を調べ復習し,課題の解説と自分の解答を比較すること(120分) |
第15回 | 課題の出題 【事前学習】これまでの教科書,ノート一通り復習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】課題の出題の意図を理解しレポートにまとめる(120分) |
その他
教科書 |
W.D.キャリスター 『材料の科学と工学[2] 金属材料の力学的性質』 培風館 2002年 第1版
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参考書 |
金子純一、小野沢元久 『新版基礎機械材料学』 朝倉書店 2004年 第1版
W.D.キャリスター 『材料の科学と工学[1] 材料の微細構造』 培風館 2002年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
提出レポート・受講状況等を勘案して,総合的に評価する |
質問への対応 | 研究室にて随時 また、e-mailで受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
7号館3階 734号室 uchikoba.fumio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |
材料は取り付きにくい思われがちだが、新材料、ハイテク材料、ナノ材料などの出現でとても面白い。また、謎めいていて、これを解き明かしていくと実は簡単だったりもする。これからますます多様化していく新材料、ハイテク材料を使いこなすことができるよう積極的な履修を望む。 |