2021年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | システム工学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 中根 昌克 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H43D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ・複雑なシステムを、要素の集合体として認識できる。 ・システム科学やシステム工学での専門用語について説明できる。 ・システムの計画、設計、開発、評価および運用のための方法論ついて、代表的なものに関して説明し、使用することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
資料を配布し、対面とメディアを併用したハイブリット型授業を行う。 できる限り抽象的なシステムとして解説を行う。 |
履修条件 | 予備知識は必要ないが、なんからの自分の問題を持っていると理解が進みやすい。 |
授業計画
第1回 | ・ガイダンス ・システム科学の概念(1) システム科学が対象とするシステム、システム定義、システムの同型性と個別性 など 【事前学習】シラバスおよび事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
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第2回 | ・システム科学の概念(2) システム科学の構造、システムの理論、システム思考、システムズ・アプローチ など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第3回 | ・システム工学の枠組み(1) システム工学で扱うシステム、 システム工学におけるアプローチ など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第4回 | ・システム工学の枠組み(2) システムズ・アプローチのプロセス、問題解決のモデル など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第5回 | ・システム計画技法/システムズアプローチによる設計 システム計画のフロー、システムズアプローチによる設計方法、など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第6回 | ・システムのモデリング(1) システムのモデル、モデルの分類、モデル化の方法 など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第7回 | ・システムのモデリング(2) グラフおよび行列によるシステム表現、システムの構造モデル など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第8回 | ・システムのモデリング(2)の続きととシミュレーション ISM法とその周辺、シミュレーションとその注意点、システムダイナミクス など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第9回 | ・システムの最適化(1) 最適化の必要性、最適化プロセス、最適化と満足化 など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第10回 | ・システムの最適化(2) 数理最適化(線形計画法、非線形計画法、離散最適化、動的計画法、変分など)の初歩 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第11回 | ・システムの信頼性(1) 信頼性の概念、信頼性の尺度、保全性と稼働率 など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第12回 | ・システムの信頼性(2) システムの信頼性設計 非修理系の冗長構成 など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第13回 | ・システムの評価 システムの価値、システムの評価方法、関連マトリクス法や関連樹木法 など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第14回 | ・管理技法 システムの管理技法 PART など 【事前学習】事前配布プリントを熟読し、不明点を明確にしておく(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
第15回 | ・理解度確認課題およびその解説 【事前学習】今までの授業を復習し、平常試験に備える(2時間) 【事後学習】授業の復習をし、不明点をなくす(2時間) |
その他
教科書 |
教科書は使用しない
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参考書 |
大橋弘忠,古田一雄(東京大学工学教程編纂委員会 編集) 『システム工学 システム理論I』 東京大学工学教程 丸善出版 2015年
大橋弘忠,鳥海不二夫,白山晋 (東京大学工学教程編纂委員会 編集) 『システム工学 システム理論II 』 東京大学工学教程 丸善出版 2016年
柚原直弘,氏田博士 『システム安全学―文理融合の新たな専門知』 海文堂出版 2015年
Olivier L. de Weck, Daniel Roos, Christopher L. Magee, Engineering Systems: Meeting Human Needs in a Complex Technological World, The MIT Press, 2011
この分野の参考書は大量にある。1,2は最近出た本の中ではシステムの基礎や最適化に関して体系的で詳しい。3は「安全」をキーワードに述べられているが、基礎的な部分は参考になると思う。4は近年のシステム工学の考え方(社会性など)が良くまとまっている上、2013年に慶応大学出版会から日本語訳版が出ている。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常点(20%)、課題(40%)、理解度確認試験(40%) |
質問への対応 | いつでも対応、メール推奨 |
研究室又は 連絡先 |
3号館3階332室 m_nak@stone.aero.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 18:30 ~ 19:00 コンプロⅠ授業終了後
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学生への メッセージ |
システム工学は様々な問題に対する向き合い方を教えてくれます。 プロジェクトや卒研などで有効に活用していただければ、と思います。 |