2021年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 送配電工学Ⅰ | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 塩野 光弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I32Q |
クラス | A・B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 発電所から変電所、送配電網を経て需要家へ電力を輸送・配送するのが送配電である。送配電工学Ⅰでは,電力系統全体と送配電回路網の概要,送電回路の構成と送電特性,系統における単位法を用いた計算方法、電力系統の安定度、異常電圧について学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【ハイブリッド型授業】 対面授業を行うとともに、その授業をWEBカメラを通じて同時に配信する・ テキストを用い、それに沿って体系的に進めるが、要点についてはパワーポイントおよび黒板を用いて詳細に説明する。また、計算問題等については例題や演習を通じて理解を助ける。 |
履修条件 | 【選択科目】 電気回路Ⅰ,電気回路Ⅱ,電気機器Ⅰを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 送配電工学Ⅰの授業についての説明 ,日本のエネルギー事情、送電・配電網の概要と発達、電気主任技術者検定試験との関連について学ぶ。 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(240分) |
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第2回 | 電気事業の概要、電力系統構成,送電系統の高電圧化について学ぶ。 【事前学習】テキスト1ページから11ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第3回 | 送電系統の構成、送電線路の構成要素について学ぶ。 【事前学習】テキスト12ページから14ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第4回 | 送電線の構成要素、架空電線路、地中送電線路について学ぶ。 【事前学習】テキスト15ページから17ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第5回 | 電気的特性定数:送電線路の抵抗,作用インダクタンス、作用キャパシタンスについて学ぶ。 【事前学習】テキスト18ページから24ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第6回 | 送電・配電特性の基本的計算法(単位法)について学ぶ。 【事前学習】テキスト25ページから28ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第7回 | 単位法における基準値の選定について学ぶ。 【事前学習】テキスト28ページから30ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第8回 | 定常時送電線路の特性(集中定数回路、分布定数回路)について学ぶ。 【事前学習】テキスト30ページから33ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第9回 | 電力方程式と電力円線図、送電円と受電円、簡易電力方程式について学ぶ。 【事前学習】テキスト33ページから38ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第10回 | 円線図による送電特性、調相調相設備の種類と仕組みについて学ぶ。 【事前学習】テキスト39ページから42ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第11回 | 電力系統の安定度、安定度の分類と概念、定態安定度と過渡安定度について学ぶ。 【事前学習】テキスト43ページから53ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第12回 | 安定度の向上策、電圧安定性について学ぶ。 【事前学習】テキスト61ページから70ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第13回 | 異常電圧、外雷と内雷について学ぶ。 【事前学習】テキスト111ページから132ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第14回 | 提出済みの演習課題について、解答と解説から理解を深める。 【事前学習】演習課題の関連する項目について教科書を参照して理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】説明した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第15回 | 送配電工学Ⅰのまとめ 【事後学習】これまでの授業内容をノートにまとめ、総復習すること。(240分) |
その他
教科書 |
小山茂夫、木方靖二、鈴木勝行、塩野光弘著 『送配電工学(改訂版)』 コロナ社 2020年 第10版
上記の教科書は送配電工学Ⅱにおいても使う。
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参考書 |
今川三郎、宮地巌、平野忠男 『改訂送配電工学』 標準電気工学講座7 コロナ社 1990年 第1版
「改訂送配電工学」:配電部門の記述が詳しい。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績の評価項目と評価基準は以下の通り. 演習課題(提出物)の評価を総合的に判断しS~Dの成績評価を行う. |
質問への対応 | 随時対応します。メールまたは電話で連絡下さい。日時・場所を設定します。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ15階S1506室 shiono.mitsuhiro@nihon-u.ac.jp 03-3259-0773 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
送配電工学は電力関係の仕事や電気主任技術者の資格取得を目指すなら必須であり、またそれ以外の場合でも電気技術者のもつ基礎知識として必要とされることから、しっかり勉強して欲しい。電気主任技術者の国家資格を「実務経験と申請」により資格取得する場合は欠かせない科目である。 |