2021年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 環境化学Ⅰ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 吉川 賢治 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L13N L14M |
クラス | A,B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | (1)環境問題にかかわる諸問題及び基礎知識を理解し,これらに諸問題に対する解決方法や対策について考察することができる. (2)環境問題に影響を与える原因物質の評価法を理解し,実践的な計算や評価法について説明することができる. (3)環境問題にかかわる最新のトピックスを理解し,自分なりの提言をすることができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を行うとともに,その授業をWEBカメラを通じて同時に配信する「ハイブリット型授業」を行う.また,出席状況の確認を兼ねた簡単な課題を毎回提示し,理解度の確認を併せて行う. |
履修条件 | 環境問題に関する基礎知識が理解できていることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 講義内容の紹介 シラバスの確認,受講にあたっての諸注意など. 【事前学習】シラバス記載内容および教科書を全体的に良く読んでおくこと.(180分) 【事後学習】シラバスに記載された専門用語などを調べておくこと.(60分) |
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第2回 | 環境と化学 環境化学の位置づけ,環境問題の歴史および環境保全のための法体系について概説する. 【事前学習】教科書1~6ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第3回 | 地球環境の化学(1) 地球温暖化の現状とその影響について概説する. 【事前学習】教科書82~95ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第4回 | 地球環境の化学(2) オゾン層の破壊および越境汚染について概説する. 【事前学習】教科書95~103ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第5回 | 水質汚濁の環境化学(1) 水質汚濁の要因,現状およびその対策について概説する. 【事前学習】教科書7~20ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第6回 | 水質汚濁の環境化学(2) 水質汚濁の要因となり得る成分の評価法および対策について概説する. 【事前学習】教科書7~20ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第7回 | 大気の環境化学(1) 大気汚染の要因,現状およびその対策について概説する. 【事前学習】教科書23~43ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第8回 | 大気の環境化学(2) 大気汚染の要因となり得る成分の評価法および対策について概説する. 【事前学習】教科書23~43ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第9回 | 酸性雨の化学 酸性雨の要因,現状およびその対策について概説する. 【事前学習】教科書44~58ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第10回 | 悪臭の化学 悪臭の要因,現状およびその対策について概説する. 【事前学習】教科書59~81ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第11回 | 微量汚染物質の化学 ポリ塩化ビフェニルなどの微量汚染物質およびそのリスク評価法について概説する. 【事前学習】教科書104~114ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第12回 | 環境放射能 放射能および放射性物質を取り巻く環境について概説する. 【事前学習】教科書163~174ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第13回 | 廃棄物とリサイクル 廃棄物およびそのリサイクルの現状を概説し,関連科目「環境化学Ⅱ」への足掛かりとする. 【事前学習】教科書115~129ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第14回 | エネルギー グリーンエネルギーおよび革新エネルギーを概説し,「環境化学Ⅱ」への足掛かりとする. 【事前学習】教科書115~129ページを良く読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り,関連事項を含めて理解を深めること.(120分) |
第15回 | 平常試験およびその解説(授業内試験) 第2回~第14回の内容について試験および概説を行う. 【事前学習】第14回で紹介した出題範囲の関連問題を解答できるようにすること.(180分) 【事後学習】解答できなかった箇所について改めて確認すること.(60分) |
その他
教科書 |
西川治光,高原康光,大場和夫,小川信明 共著 『基礎から実践までの環境化学(第2版)』 三共出版 2017年
講義のときは教科書を必ず持参すること.また,講義中に適宜資料を配布する.
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参考書 |
必要に応じて講義のときに紹介する
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(70%),理解度の確認を兼ねた課題(30%)により総合評価する.なお,課題の模範解答例は次回の講義の開始時に概説する. |
質問への対応 | 本年度はハイブリット授業で開講するため,対面の場合は講義終了後,オンラインの場合は基本的にメールもしくはCSTポータルⅡ内の掲示板にて質問を受け付けます.また,下記のオフィスアワーの時間帯はZoomにて対応します. |
研究室又は 連絡先 |
無機機能分析研究室(駿河台校舎2号館224B室) TEL:03-3259-0801,E-mail:yoshikawa.kenji@nihon-u.ac.jp (メール送信時は@を半角に変えて送信して下さい.) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 16:30 ~ 18:00 教室または研究室にて対応する
木曜 駿河台 16:30 ~ 18:00 研究室にて対応する
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学生への メッセージ |
環境問題は遠い世界の大きな話のように思われがちですが,実際は身近な事象が関係し,みなさんが等しく意識する必要があります.本講義では,環境問題に関する基礎知識のみならず,原因物質の評価法,環境保全を目指した最新の技術についても概説します(進行状況によって講義内容が多少前後する可能性がありますが,その際は改めて連絡します).なお,やる気のない者(講義中の私語,他科目のレポート作成,携帯電話の使用など)には退室を命じます. |