2021年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 |
化学安全工学
充実した研究室生活に向けて
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 高津 淑人 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L13S L14T |
クラス | A 、 B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 大手製鉄会社で研究開発に携わり、安全な業務遂行に必要な資格を取得した経験に基づき、以下の目標を達成するための授業を行う。 ・卒業研究にて、安全性に留意しながら実験できるようになる。 ・防災の意識をもちながら普段の生活を送れるようになる。 ・物質の危険性と特徴の関連を説明できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・ハイブリッド型授業 ※対面授業を行うとともに、その授業をWEBカメラによって同時配信する。 |
履修条件 | 基礎有機化学、基礎無機化学、基礎物理化学を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 「安全工学の重要性」:日常生活に潜む化学的な危険性を説明する。 (事前学習:120分)身の回りで起こりそうな「火災事故とその原因」を考え、わからないことがあればまとめておくこと. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
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第2回 | 「様々な燃焼状態」:燃焼に関する専門用語、および火炎の性質を解説する。 (事前学習:120分)燃焼の必要条件に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第3回 | 「液体燃料の揮発性」:引火の定義を説明するとともに、クラウジウス-クラペイロン式を使って引火危険性を予測する. (事前学習:120分)飽和蒸気圧に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第4回 | 「様々な爆発現象」:化学的爆発と物理的爆発の違い、爆発を導く諸要因とそれらへの対応技術を説明する. (事前学習:120分)エンタルピーなどに関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第5回 | 「火災を導く危険な物質(1)」:関連する法規制、該当する物質の概要を説明する (事前学習:120分)消防法に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第6回 | 「火災事故をもたらす危険な物質(2)」:火災を激しくする酸化性物質の特徴、用途などを説明する. (事前学習:120分)アルカリ金属化合物の特徴に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第7回 | 「火災事故をもたらす危険な物質(3)」:燃えやすい固体物質の特徴、用途などを説明する. (事前学習:120分)危険物第2類の特徴に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第8回 | 「火災事故をもたらす危険な物質(4)」:日常生活に欠かせない石油製品の危険性を説明する. (事前学習:120分)危険物第4類の特徴に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第9回 | 「火災事故をもたらす危険な物質(5)」:爆発性の強い物質の特徴、用途などを説明する. (事前学習:120分)危険物第5類の特徴に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第10回 | 「火災事故をもたらす危険な物質(6)」:大気下で扱えない危険な物質の特徴と用途などを説明する. (事前学習:120分)危険物第3類の特徴に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第11回 | 「実験に不可欠な高圧ガス(1)」:関連する法規制、高圧ガスボンベの扱い方を説明する. (事前学習:120分)高圧ガス保安法に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第12回 | 「実験に不可欠な高圧ガス(2)」:様々なガス流量測定方法と原理を説明する. (事前学習:120分)ベルヌイ式に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第13回 | 「発熱反応の危険性評価」:反応速度論に基づく発熱速度の評価方法、および熱伝導の理論に基づく放熱速度の評価方法を説明する. (事前学習:120分)フーリエの法則に関して教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。希望者には、採点後に返却する(次々回授業にて) |
第14回 | 「理解度向上に向けた総まとめ」 (事前学習:120分)これまでの授業で配布した資料のすべてを再度熟読し、十分に理解できていないことをまとめておくこと. (事後学習:120分)授業の振り返りを目的に教員が与える課題のレポートを作成すること.作成のために学生間で議論することを歓迎する. なお、課題レポートの解答例は、次回授業の冒頭で提出後に説明する。 |
第15回 | 「平常試験とその解説」 (事前学習:120分)試験に備えて、これまでの授業で配布した資料のすべてを再度熟読すること. (事後学習:120分)これまでに配布した資料に基づいて、試験に対する解説の内容を振り返ること.学生間の自主的な議論による解説内容の振り返りを歓迎する. |
その他
教科書 |
毎回の授業で講義用資料を配布します(CSTポータルⅡを介して)。
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参考書 |
長谷川和俊 『危険物の安全[ISBN:978-4-621-08263-8 C3058]』 丸善出版 2004年
少し難しめの内容ですが、授業内容の全般を網羅しています。
また、危険物取扱主任者の資格取得用の教本も講義内容の理解に役立ちます。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の授業で案内する課題レポートの提出状況&出来栄え(50%)と14回目授業で実施する平常試験の採点結果(50%)に基づいて評価する。なお、課題レポートの解答例は、授業の冒頭で説明する。 |
質問への対応 | 電子メールにより随時対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
東京都市大学理工学部応用化学科(mkozu@tcu.ac.jp) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
充実した研究生活を送るために、本授業を通じて「実験に潜む危険から身を守る」ことへの意識を強めてください。 |