2021年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 資源環境工学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L42R |
クラス | 共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 工学技術を実践するとき、それが資源と環境に及ぼす影響に配慮することは必須である。本講では、資源の変換と後始末の問題、すなわちこれを適正に処理するために必要な知識を学習し、以下の内容について学ぶことを目標とする。 (1)エネルギー資源の利用技術を十分に理解し、今後の資源利用について考察できる。 (2)資源利用と環境保全のバランスを考慮して実践的な環境配慮型技術を考察できる。 (3)ライフサイクルアセスメントを理解し、実践的な計算・評価を行うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面とzoom(同時双方向)を利用したハイブリッド型授業で講義を行う。 |
履修条件 | 地球環境科学、環境化学、エネルギー資源化学のうち1科目以上を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 〇資源環境工学の概要 経済発展、資源の確保、環境保全の問題について講義する。小テストを実施する。 【事前学習】自身が考える資源確保の問題や環境保全について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、経済、資源、環境の関わりに対する考察を深める(120分) |
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第2回 | 〇エネルギー資源とその利用状況 資源の種類とその利用状況について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】エネルギー資源について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、エネルギー資源の利用法について考察を深める(120分) |
第3回 | 〇エネルギー問題①(石炭、石油) 石炭および石油の利用と環境汚染について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】石炭、石油の利用について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、石炭や石油の使用による環境汚染に対する考察を深める(120分) |
第4回 | 〇エネルギー問題②(天然ガス、火力発電) 天然ガスの利用、発電設備の現状や新たな技術について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】天然ガスや火力発電について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、発電によるエネルギーロスに対する考察を深める(120分) |
第5回 | 〇環境問題①(大気) 大気汚染、温室効果、オゾン層の破壊について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】大気環境について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、地球温暖化に対する考察を深める(120分) |
第6回 | 〇環境問題②(水質、土壌) 水質汚濁、土壌汚染について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】水質、土壌汚染について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、水質汚濁、土壌汚染に対する考察を深める(120分) |
第7回 | 〇環境問題③(廃棄物) 日本と他国の廃棄物処理対策を比較しながら概説する。小テストを実施する。 【事前学習】他国の廃棄物処理について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、廃棄物処理対策について他国と日本の違いに関して考察を深める(120分) |
第8回 | 〇エネルギー対策①(自然エネルギー) 各種自然エネルギーの利用方法について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】自然エネルギーの現状について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、自然エネルギーの在り方に対する考察を深める(120分) |
第9回 | 〇エネルギー対策②(バイオマスエネルギー) バイオマスエネルギーの利用方法について概説する。小テストを実施する。 【事前学習】バイオマスエネルギーの現状について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、バイオマスエネルギーの在り方に対する考察を深める(120分) |
第10回 | 〇エネルギー対策③(核エネルギー) 温暖化対策の一環として核エネルギーの利用について考える。小テストを実施する。 【事前学習】原子力発電について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、核エネルギーの在り方に対する考察を深める(120分) |
第11回 | 〇エネルギー利用に対する考察① 資源利用と環境保全のバランスを考慮しつつ、今後の日本のエネルギーミックスについてグループディスカッションを行う。 【事前学習】これまでの講義内容をまとめておく(120分) 【事後学習】今後のエネルギー利用について理解を深める(120分) |
第12回 | 〇エネルギー利用に対する考察② 前回のグループディスカッションの続きを行い、グループの意見をまとめる。レポートを課す。 【事前学習】これまでの講義内容をまとめておく(120分) 【事後学習】今後のエネルギー利用について理解を深める(120分) |
第13回 | 〇環境対策①(LCAの基礎) ライフサイクルアセスメントについて概説する。小テストを実施する。 【事前学習】ライフサイクルアセスメントについて下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、環境評価の在り方に対する考察を深める(120分) |
第14回 | 〇環境対策②(LCAの実際) ライフサイクルアセスメントの実用例について概説する。計算課題を課す。 【事前学習】ライフサイクルアセスメントの実用例について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、環境評価の実用に対する考察を深める(120分) |
第15回 | 〇理解度確認のための課題を課す。 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする(120分) 【事後学習】理解度が低かった箇所を重点的に復習する(120分) |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、必要に応じて講義資料を配布する。
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参考書 |
『資源・エネルギー工学要論[ISBN978-4807908233]』 世良 力 東京化学同人 2013年 第3版
『環境科学要論[ISBN978-4807907595]』 世良 力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
各回の小テスト(24%)、第12回のレポート課題(25%)、第14回の計算課題(20%)、第15回の理解度確認課題(31%)により評価する。 小テスト、計算問題は解答後に解説を示してフィードバックとする。その他課題のフィードバックは授業中またはCSTポータルⅡにて行う。 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
2号館3階231A号室 E-mail kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:30 ~ 17:30 2号館231A室
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学生への メッセージ |
エネルギー資源や環境問題はどのような分野においても必要な知識となっている。過去の問題点と今後の対策について広く扱うので、知識を広く習得したい学生に受講を勧める。 |