2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 哲学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石浜 弘道 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P63F |
クラス | 1年生は、建築学科・機械工学科・数学科のみ。2年生以上は学科による履修制限はない。 |
概要
学修到達目標 | 永遠なるものを目指す哲学はそれぞれの時代との対決から生まれやがてその時代の道標とな り、私たちを自己の存在の根源へと誘うものであった。今日の千変万化する時代状況ゆえに自分自身を見失いがちになる中で、その根源にある普遍的なものに思いを寄せることにより自分自身の存在を深く考えることから、私たちのあるべき姿が見えてくると思われる。 さらにこの科目を受講することにより、日常のせわしい時間の流れを超えてじっくりと物事を考える力、批判的な力を養うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
オンデマンド型授業 Google Classroomを利用して、オンデマンド形式で行う。 |
履修条件 | 選択 社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目 教養教育科目、両コース共通 哲学はテキストで専門用語を使う場合があるので、辞書等で調べておくこと。 関連科目「美学・宗教論」を受講することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 「哲学すること」 哲学とは何か、哲学的な考え方・生き方とはどのようなものか、について基本的なスタンスを紹介する。 【事前学習】人生の根本問題である「私とは何か」についていろいろ考えてみること(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
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第2回 | 「真とみなすこと」と効用 私たちはどのような根拠から「真である」というのであろうか。さらに哲学の今日的意義を「効用」という点から考える。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「序論」の授業内容全体の中での中心テーマである「哲学とは何か」をテキスト・ノートで再確認すること(120分) |
第3回 | <科学哲学>科学哲学とは何か 科学と哲学の関係、科学哲学の意義、現代におけるテクノロジーについて考える。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第4回 | 論理実証主義とプラグマティズム 論理実証主義(ウィトゲンシュタイン、カルナップ)とプラグマティズム(パース、デューイ)それぞれの特徴とその交流による発展について考える。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第5回 | 統一科学運動 論理実証主義とプラグマティズムによる人文・社会・自然の諸科学の統一運動とその動向を概観し、あるべき科学哲学を考える。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「1章、科学と哲学」の授業内容全体の中の主要テーマである「写像理論、プラグマティズムの格率」をテキスト・ノートで再確認すること(120分) |
第6回 | <道徳哲学>倫理・道徳 倫理・道徳の言葉の意味を考え、私たちの行為についての道徳的評価の妥当性について考察。【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第7回 | 倫理学史(1) 古代ギリシアの倫理思想、ソクラテス、プラトン、アリストテレスについて考察。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第8回 | 倫理学史(2) 近代から現代にいたる倫理思想、カント、ベンサムとミルの功利主義、ロールズの正義論とその発展。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「2章 哲学と倫理」の授業内容全体の中での主なテーマである「カントとベンサムの倫理上の相違」をテキスト・ノートで再確認すること(120分) |
第9回 | <芸術哲学>美・芸術 美に関する語源的な考察、および美の本質についてプラトン、アリストテレス、プロティノスの思想を通して考える。 【事前学習】参考書「芸術と宗教」で同内容の箇所を調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第10回 | 芸術と哲学 両者の関係および美学理論についての考察ー主観主義的美学と存在論的美学 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「3章 哲学と芸術」の授業内容全体の中で主要テーマである「主観主義的美学と存在論的美学の特徴と相違」をテキスト・ノートで再確認すること(120分) |
第11回 | <宗教哲学>宗教と哲学 宗教の超越性と哲学との関係をカント、ヘーゲル、シュライアーマッハ―、ティリッヒの宗教思想を手掛かりとして考察。 【事前学習】参考書「芸術と宗教」で同内容の箇所を調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第12回 | 宗教の暴走 今日、世界の各地で起こっている宗教の暴走(狂信)ーファンダメンタリズムとカルトについて考えることから、宗教のあるべき姿を考察。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「4章 哲学と宗教」の授業内容全体の中で主要テーマである「宗教の超越性」をノートで再確認すること(120分) |
第13回 | <現代の哲学>近代から現代へ 現代哲学の土台である近世の哲学(特にカントの理性に基づく啓蒙思想)について考察。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容をテキスト・ノートで再確認し、不明な点は次回に質問すること(120分) |
第14回 | 現代哲学 理性の反省から生まれた現代哲学(ハイデガー、ヤスパース、アドルノ、ホルクマイヤー、アーレント、レヴィナス)の動向を考察。 【事前学習】当該の授業内容箇所のテキスト部分を読み難しい単語は辞書等で調べておくこと(120分) 【事後学習】「6章 現代の哲学」の授業内容全体の中で主要テーマである「ヤスパースとハイデガーの哲学的意味とその相違」についてテキスト・ノートで再確認すること(120分) |
第15回 | 授業内試験、および授業全体に対する総括と試験解答の解説 【事前学習】試験に備え授業内容全体をテキスト、ノートで復習し、不明な点は参考書、辞書、ネット等で調べることで、哲学の各課題(テキストに記載)を明確に理解しておくこと(240分) 【事後学習】(0分) |
その他
教科書 |
石浜弘道 『哲学』 弘文堂 2019年 第一版
課題レポートでは教科書内容も重視するので受講する学生は教科書を準備すること。
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参考書 |
石浜弘道 『芸術と宗教』 北樹出版 2012年 第三版
その他授業中に紹介
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成績評価の方法 及び基準 |
緊急事態により平常試験・定期試験は行わず、メディア授業で行っている課題レポートのみによる総合評価とする。 |
質問への対応 | メールで回答 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス ishihama.hiromichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
授業を受ける前にそのテキストの部分を読み、その内容を自分の問題として考えること。 |