2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 日本語表現の基礎 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 押山 美知子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 木曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S46C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 21世紀を生きる社会人として、恥ずかしくない文章力を身につけることが本授業の目的である。授業の柱は以下の3点となる。 ①語彙力をつける。意識して、使える言葉の数を増やすようにする。 ②悪文を書かない。 ③わかりやすい文章を書くことを心掛ける。 名文を書こうとするより、読み手に理解しやすい文章を書くことを心掛けたい。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業はおおよそ以下の形で進める。 ①前々回の課題の講評と補足説明を行う。 ②テキスト等を使って、講義を行う。 ③講義に対応した課題を出す。課題は文章を書く作業が中心となる。 なお、「学習到達目標」の②の「悪文を書かない。」という項目は第2回から第7回にかけて集中的に学習する予定である。よい表現の前に、どのようなものが悪文とされるのかを理解してもらうことがねらいである。 授業の後半では、同世代以外の読み手を意識して文章を書いてもらうことになる。社会人となってからも通用する力を身につけてもらいたいからである。また、必要に応じて個別の添削を行う予定である。 オンデマンド授業となります。毎回ナレーション付きのPowerPointを授業動画としてCSTポータルⅡにアップします。課題はCSTポータルⅡの「テスト」・「レポート」機能から提出していただきます。 |
履修条件 | 日本語の基礎的な知識と日本語に対する興味関心のあることが望ましいが、作文に苦手意識のある学生にこそ履修を検討して貰いたい。 辞書持参のこと(電子辞書でもよい)。 社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | 本講義の概要及び成績評価について説明・他の教養科目との関係・次回までの課題について及び、「1.はじめにー言語とは何か。日本語の表現」について解説。 【事前学習】 教科書p5〜6「1.はじめにー言語とは何か。日本語の表現」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 CSTポータルⅡの「アンケート」機能からアンケートに回答する。(30分) |
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第2回 | 「2.悪文とは何か」について解説 「悪文」について解説する。実際に「悪文」とされる文章を読み、それを修正しながら読みやすく分かりやすい文章を書いてみる。 【事前学習】 教科書p7〜11「2.悪文とは何か」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 教科書p12「参考」を第2回の授業内容を踏まえて熟読し、理解に努める。家や図書館で新聞の社説に目を通し、それを書き写すことで、文章を読みやすくする上でどのような工夫がなされているかを考える。(30分) |
第3回 | 「3.話し言葉と書き言葉の違い」について解説 「話し言葉」と「書き言葉」の違いについて説明する。実際に「話し言葉」を「書き言葉」に書き換える。 【事前学習】 教科書p13〜15「3.話し言葉と書き言葉の違い」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】教科書p73〜81を読み、知らない言葉があれば辞書を引いて語彙を増やすように努める。(30分) |
第4回 | 「4.何を書くか、どう書くか」について解説 自由作文のテーマの選び方及び書き方について説明する。実際に自由作文を書く。また、冒頭で第2回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p17〜21「4.何を書くか、どう書くか」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。また、p18の「練習問題」に取り組むこと。(30分) 【事後学習】 返却された第2回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第5回 | 「5.段落を作る」について解説 段落について説明する。実際に段落作りを意識して作文を書く。また、冒頭で第3回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p23〜26「5.段落を作る」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第3回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第6回 | 「6.文章構成法 6−1.三段落構成法」について解説 「三段落構成法」について説明する。実際に三段落構成法を用いた作文を書く。また、冒頭で第4回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p27〜28「6.文章構成法 6−1.三段落構成法」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第4回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第7回 | 「6.文章構成法 6−2.四段落構成法」について解説 「四段落構成法」について説明する。実際に四段落構成法を用いた作文を書く。また、冒頭で第5回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p29〜30「6.文章構成法 6−2.四段落構成法」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第5回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第8回 | 資料編「2.敬語」について解説 敬語の種類と使用法について説明する。敬語を使用することの意味を考える。また、冒頭で第6回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p61〜67資料編「2.敬語」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第6回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第9回 | 資料編「3.手紙文 3−1.手紙の基本書式」について解説 手紙の基本書式について説明する。実際に手紙を書く。また、冒頭で第7回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p68〜70資料編「3.手紙文 3−1.手紙の基本書式」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第7回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第10回 | 「7.要約文」について解説 要約文の書き方について説明する。実際に例文を要約する。また、冒頭で第8回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p31〜34「7.要約文」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第8回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第11回 | 「8.説明文」について解説 説明文の書き方について説明する。実際に説明文を書く。また、冒頭で第9回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p35〜38「8.説明文」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第9回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第12回 | 「9.意見文」について解説 意見文の書き方のうち、「樋口式」について説明する。実際に「樋口式」を用いて意見文を書く。また、冒頭で第10回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p39〜41「9.意見文」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第10回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第13回 | 9.「意見文」について解説 意見文の書き方のうち、「トゥールミンモデル」について説明する。実際に「トゥールミンモデル」を用いて意見文を書く。また、冒頭で第11回の授業時に実施した課題プリントについて解説する。 【事前学習】 教科書p41〜43「9.意見文」を熟読し、重要だと思う部分を箇条書きでまとめること。意味が分からない用語などがあれば、辞書で調べたり図書館に行き関連図書を探したりして分かるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】 返却された第11回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第14回 | 第12回の授業時に実施した課題プリントについて解説 【事前学習】 教科書p39〜41「9.意見文」を再読しておく。(30分) 【事後学習】 返却された第12回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
第15回 | 第13回の授業時に実施した課題プリントについて解説 【事前学習】 教科書p41〜43「9.意見文」を再読しておく。(30分) 【事後学習】 返却された第13回の課題プリントを見直し、誤りや修正された箇所についてどう書けばよかったかを考える。その上で、より適切且つ的確な文章となるよう意識して再度同一の課題に取り組むこと。(30分) |
その他
教科書 |
石尾奈智子 市川浩昭 押山美知子 岸規子 渡邊重人 『日本語表現の基礎』 冬至書房 2017年 第2版
教科書である『日本語表現の基礎』から課題を出題しますので、必ず購入するようにしてください。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
【レポート:50%】 CSTポータルⅡの「レポート」機能を用い、レポートの提出を求めます。締め切りや内容についてはCSTポータルⅡ上で告知します。 【講義時の課題:50%】 CSTポータルⅡの「テスト」・「レポート」機能を用いて課題の提出を求めます。課題はWordで提出していただくことが多くなります。翌々週までに提出されたWordデータに朱入れをして採点し、返却するようにします。課題の提出締め切りについては授業時にお知らせします。 |
質問への対応 | 質問はCSTポータルⅡの掲示板及びQ&Aで受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
oshiyama.michiko20@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
文章で自分の考えを明確に人に伝えることは、学生時代はもちろん社会に出てからも必要とされる重要なスキルです。授業の中で「書く」練習を積み重ねることで、自分の考えを文章で的確に表現するコツを掴んでいきましょう。 |