2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
ドイツ語中級Ⅰ
エネルギー問題の過去・現在・未来 ―ドイツの決断―
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石山 晃一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T66F |
クラス | 全学科 |
概要
学修到達目標 | ドイツ語中級のクラスです。 1年間ドイツ語を学習してみて、面白かったという学生は勿論ですが、おもしろかったけどあまりできなかったという学生も尻込みする必要はありません。やはりドイツ語を選択して良かった、とつくづく実感してもらえるような悔いの残らない授業をしてゆくつもりです。 ところであらためて考えてみて、そもそもドイツ語とはどんな言語でしょうか?いや、一年間もう学習しているのですから、「ドイツ語とはどんな言語だったか?」と問うべきでしょう。敢えてそんなことを考える余裕もあまりなかったんではないでしょうか。答えは簡単でドイツで話されて言葉です。でもその「ドイツ」とは、ドイツを含めた「ヨーロッパ」とは一体どういう世界なのでしょうか。このクラスは中級なので、そういうヨーロッパ文化論的な高い視野に立って、あらためてドイツ語に取り組んでゆくプロジェクトを意図している。 比較的長く、内容のあるドイツ語テキストや会話を理解できるようになり、ドイツ語技能検定試験3級から4級程度のドイツ語テストを突破できる能力を得ること。それを学修到達目標として設定しますが、これまでのドイツ語力にさらに磨きをかけたい、もう1度学んで「実力」として身につけたいという学生等の期待にも応えられるような授業を、じっくりと展開してゆきたい。誰もが関心のあるエネルギー問題について説かれたテキストを教材に選んだ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
オンデマンド型: 毎回、ポータルサイトに授業プログラムと課題をセットする。一週間閲覧できるようセットアップするので、繰り返しページを開き納得した上でレポート課題を提出してもらいたい。レポート課題は課題提出日より一週間後まで。 (学生からの質問等の対応) CSTポータルⅡの掲示板機能は見逃すこともあるので使用しない。E-メールで対応します。 予習と復習について:それには授業内と課外、つまり自習がある。授業内での予習と復習については各回ごとに表記してあるのでそちらを参照してもらいたいので、ここでは課外学習時(自習時)の予習と復習について少し言及しておきたい。 予習(30分前後):次回の学習項目をシラバスに沿って確認し、それに対応するテキストの範囲に目を通しておくこと。 復習(30分以上):前回学習した事項を、テキスト、ノート、プリントを繰り返し繰り返し再読し、覚えるべきことは覚えてしまうこと。時間の都合上、やり残してしまった部分を、各自最後まで仕上げておくこと。 |
履修条件 | ドイツ語文法Ⅰ・Ⅱを履修してあることが望ましい。また、日本語の文法と対照するので、各自が普段母国語を意識するように。社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:エネルギー問題の過去・現在・未来 ―ドイツの決断― ドイツは環境問題に真剣に取り組んでいる環境先進国の一つです。それはドイツが、日本でいえば「高原」ほどの高い標高に位置し、国土全体が深い森で覆われているからです。環境保護とエネルギー問題は密接に関わってきます。環境問題の分野で、ドイツがみせた深い洞察力や、国を挙げてそれを政策として次々と実行してゆく、その力強さには目を見張るものがあります。 ではそもそもドイツとはどんな国であったのか。そしてこれからどこへ向かってゆこうとしているのか。ドイツの歴史的、地理的背景をまず振り返っておきたい。 *ラインマーカーを3色用意してきてほしい。 予習(10分前後):シラバスに沿って次回学習する事項の概略とそれに対応するテキスト部分の指示。 復習(20分前後):初級ドイツ語の学習内容を問題の答え合わせを通して、質疑応答しながら復習してゆく。 |
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第2回 | 再確認事項①:文法 語順と動詞人称変化、名詞の性と格 コミュニケーション 「こんにちわ」 「ありがとう」等まずは挨拶から 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第3回 | 再確認事項②:文法 名詞の種類と格変化。日本語の「が」「に」「を」と対応するドイツ語文法形式について定冠詞を中心に解説。 コミュニケーション 「いくらですか?」「何時ですか?」等数字の読み書きなどの再確認。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第4回 | 再確認事項③ 文法 前置詞について。格変化に気をつけて「その大きな木は・・・」「私は一輪の美しい花を・・・」等作って復習しよう。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第5回 | 1課:エネルギーをどうやって獲得するか。① 石炭・石油を資源とした火力発電が環境汚染の原因であることは事実であるにもかかわらず フル稼働し続けている。しかもその資源は決して無限ではない。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第6回 | 2課:エネルギーをどうやって獲得するか。② 二酸化炭素を放出して地球温暖化などの環境破壊を誘発する火力発電所で取り出される「電気」以外に、ほかに別の形態のエネルギーないのだろうか。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第7回 | 3課:エネルギー転換とは?① 「電気」に依存した社会から脱却しなければ、我々が次の世代に手渡さなければならないこの世界に、もはや未来はないだろう。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第8回 | 4課:エネルギー転換とは?② いち早く資源として自然の太陽光・風力を利用することに着眼したのはドイツであった。 だがその実現には高いハードルがあったことを体験したのもまたドイツであった。 再確認事項:動詞の3基本形。能動と受動の文法形式とその表現が表す機能について。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第9回 | 5課:エネルギーの主軸① 太陽光発電・風力発電による再生エネルギーの可能性もある中で、依然として電気に依存せざるおえない理由は、電気が安定して供給できるからだ。現代は昼夜を問わずエネルギーを大量消費しつづけている社会なのだ。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第10回 | 6課:エネルギーの主軸② それに対して自然エネルギーは気象に左右されるため安定供給できない。安定供給するには再生エネルギーを蓄え、都市部へと送電する、国家的なプロジェクトに国を挙げて決断し、即座に実行しなけらばならない。 再確認事項:関係代名詞。指示機能と関係文。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第11回 | 7課:バイオマスからのエネルギ- 巨大な設備がなくともエネルギーを取り出す研究にバイオマスがある。ヤシの実、麦、木材、家畜糞など生物に由来する代替エネルギーである。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第12回 | 8課:原子力代替の進め方① 原子力発電は、石油などの資源の乏しい国で脚光を浴びた。しかも二酸化炭素を放出しないので、環境を破壊しないとまで喧伝された。しかし我々は決して忘れてはならない事実を突き付けられたばかりだ。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第13回 | 9課:原子力代替の進め方② 我々はどこへ向かって舵を取ってゆかなければならないのか。この愛すべき地球のために。 来るべき次の世代ために。もはや選択の余地はない。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第14回 | 前回の学習内容を問題の答え合わせを通して、質疑応答しながら復習してゆく。特に次回は総合的な理解度確認レポート課題をアップするので、復習にできる限り時間をかける。 予習復習には時間を60分以上割くように。ページを繰り返し開き、よく理解した上でレポート課題を提出してもらうプログラムなので、自主的に積極的に取り組んでもらいたい。 |
第15回 | 総合的な理解度確認レポート課題提出とその説明。 |
その他
教科書 |
テキストは使用せず、その都度こちらからポータルサイトにアップする。もう一度文法をおさらいして、実力をしっかりと身に付けてもらいたい。
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参考書 |
公益財団法人 ドイツ語学文学振興会 『独検過去問題集2016年版<5級・4級・3級>』 郁文堂 2017年
ヴォルフガング シュレヒト , 木川 弘美 『よく出る分野をまとめて覚える 独検イラスト単語集2・3・4級レベル』 三修社
参考書で挙げた書籍は、ドイツ語検定用です。また、それ以外の参考書については、適時提示します。
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成績評価の方法 及び基準 |
半期5回以上の欠席者には単位は認められない。ポータル サイトにアップするレポート課題を毎回きちんと期限内に 提出すること(ほぼ一週間以内)。 |
質問への対応 | CSTポータルⅡの掲示板機能は見逃すこともあるので使用しない。ZOOMの中で自由に発言してほしい。メールでの対応も可。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎:1号館1階講師室で E-mail:ravenna@r03.itscom.net |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 事前に授業・メール等で連絡すること。
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学生への メッセージ |
学生時代に、「自分をもっと高めたい」という向学心のある学生が一人でも多くいて、受講を希望してくれれば嬉しい限りだ。ドイツ語はあまりできなかったという学生でも尻込みすることはない。まずは気軽に顔を出してみたらどうだろうか。 やはりドイツ語を選択して良かった、とつくづく実感してもらえるような悔いの残らない授業にしてゆきたい。 |