2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 経済学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 鈴木 明 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | W16E |
クラス | 2年生は,まちづくり工学科・機械工学科・電気工学科・数学科のみ.3年生以上は学科による履修制限はない. |
概要
学修到達目標 | マクロ経済学およびミクロ経済学の初歩を学び,経済学の基本的な考え方を知るとともに,経済活動について理解を深め,現実の経済を見る上で最低限必要な知識を身に付ける. ・経済学の基本的な用語および考え方を説明できる. ・現実の経済を知るために経済統計を調べ,解釈することができる. ・様々な経済問題について自分の考えを持つとともに,自分と異なる考え方についても理解を示すことができる. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
オン・デマンドの動画配信で授業を行う.課題を毎回課し,課題の提出をもって出席と見なす.課題は授業の内容から出題する他,経済統計を自分で調べる等の課題も課す. |
履修条件 | 予備知識は特に必要なく,高校での「政治・経済」の履修も不要. 文化教養サブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | 経済学の概要と本講義の範囲 (1)経済学の概要の説明 (2)本講義の内容 (3)成績評価の説明 【事前学習】この科目のシラバスを事前に読むのと同時に,他の教養教育科目のシラバスもよく読み,経済学を学ぶ意味および他の科目と経済学の関係について考えておくこと.(120分) 【事後学習】授業後,インターネットを利用し,指示された課題に取り組むのと同時に,シラバスをよく読み,授業の流れを再確認しておくこと.(120分) |
---|---|
第2回 | 序論 (1)日本経済の現況 (2)統計数字から見た日本経済 1 【事前学習】日本経済の現況について自分で調べておくこと.(120分) 【事後学習】官庁の統計資料を調べる課題を出すので,必ず自分で調べておくこと.(120分) |
第3回 | 序論 (1)統計数字から見た日本経済 2 (2)戦後日本の経済成長 【事前学習】前回学んだ経済統計を参考にして,日本経済の現況について自分なりに考えておくこと.(120分) 【事後学習】官庁の統計資料を調べる課題を出すので,必ず自分で調べておくこと.(120分) |
第4回 | 序論 (1)経済の概念 (2)経済活動の3主体 (3)生産要素とその報酬 (4)財の分類 【事前学習】経済の定義,経済活動の必要性について自分で考えておくこと.(120分) 【事後学習】授業で学んだ様々な経済の基礎概念を自分で整理し,よく復習しておくこと.(120分) |
第5回 | マクロ経済学 (1)経済規模の概念 (2)様々な経済規模 1 【事前学習】マクロ経済学の基礎となる経済規模の概念を学ぶので,どのような経済規模があるか予め調べておくこと.(120分) 【事後学習】今回学んだ複数の経済規模の間の関係を整理しておくこと.(120分) |
第6回 | マクロ経済学 (1)様々な経済規模 2 (2)経済規模の3面等価 【事後学習】前回と今回で学んだ様々な経済規模の間の関係をよく整理しておくこと.(240分) |
第7回 | マクロ経済学 (1)経済学における需要と供給 (2)需要項目の分類 (3)消費需要 (4)投資需要 【事前学習】経済規模の決まり方について,経済学ではどのような考え方があるか調べておくこと.(120分) 【事後学習】経済規模を需要面から見たとき,需要がどのように分類されるか,それぞれの需要が何を意味しているかよく復習しておくこと.(120分) |
第8回 | マクロ経済学 (1)民間需要と均衡国民所得の決定 (2)公的需要と均衡国民所得の決定 【事後学習】均衡国民所得がどのように決まるのか,数式の意味をよく理解しておくこと.(240分) |
第9回 | マクロ経済学 (1)国外需要と均衡国民所得の決定 (2)完全雇用国民所得 【事後学習】国民所得と雇用の水準の間にどのような関係があるか,数式の意味をよく理解しておくこと.(240分) |
第10回 | ミクロ経済学 (1)需要曲線 (2)需要曲線のシフト 【事前学習】需要曲線について調べておくこと.(120分) 【事後学習】需要曲線とそのシフトについてよく整理しておくこと.(120分) |
第11回 | ミクロ経済学 (1)供給曲線 (2)供給曲線のシフト 【事前学習】供給曲線について調べておくこと.(120分) 【事後学習】供給曲線とそのシフトについてよく整理しておくこと.(120分) |
第12回 | ミクロ経済学 (1)均衡価格の決定 (2)需要曲線のシフトと均衡価格の変化 (3)供給曲線のシフトと均衡価格の変化 【事前学習】均衡価格について調べておくこと.(120分) 【事後学習】均衡の概念と需要曲線・供給曲線を用いた均衡価格の決定,変化についてよく整理しておくこと.(120分) |
第13回 | ミクロ経済学 (1)消費者余剰 (2)生産者余剰 (3)総余剰 (4)資源配分の効率性と市場の役割 【事前学習】余剰の概念について調べておくこと.(120分) 【事後学習】余剰とは何か,そして余剰はどのように測られるか,また余剰の概念がどのように市場の役割と関わっているか整理しておくこと.(120分) |
第14回 | ミクロ経済学 (1)市場の失敗の概要 (2)外部性の問題 (3)公共財供給の問題 【事前学習】市場の失敗について調べておくこと.(120分) 【事後学習】市場(価格)機構がうまく機能しない場合があること,そしてそれがどのような場合であるかよく整理しておくこと.(120分) |
第15回 | 課題(テスト)とその解説 【事前学習】これまでの課題の内容を確認し,理解が不十分な点があれば自分で調べ,それでも不明な点があれば教員に質問すること.(120分) 【事後学習】課題でわからなかったところは過去の授業内容を調べ,それでも解決できない場合は教員に質問すること.(120分) |
その他
教科書 |
使用しない
|
---|---|
参考書 |
藪下史郎他編 『入門・経済学』 有斐閣 2013年 第3版
西村和雄著 『ミクロ経済学入門』 岩波書店 1995年 第2版
ジョセフ・E. スティグリッツ 『スティグリッツ マクロ経済学』 東洋経済新報社 2014年 第4版
|
成績評価の方法 及び基準 |
成績は第3回目~第14回目実施の課題(テスト)の点数の合計点でつける.課題は提出期限を守り解答すること. |
質問への対応 | NUメールにて対応. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ6階S609室 船橋校舎5号館4階542室 suzuki.akira@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 ※現在オフィスアワーなし.質問はNUメールにて対応.
水曜 船橋 18:30 ~ 19:30 ※現在オフィスアワーなし.質問はNUメールにて対応.
|
学生への メッセージ |
本講義では上述の通り,授業の内容からの課題や経済統計を調べるなどの課題を毎回出題するので,しっかり勉強し解答することが必要.なお今後の状況次第でシラバスの内容は変更される可能性がある. |