2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)化学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 三五 弘之 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X35D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本講義は教職課程の履修生を対象とした科目であり,「高等学校における化学の講義を担当することができるようになる」ことを学習到達目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
・新型コロナウイルス対策として「オンデマンド型授業」とする. ・CSTポータルを利用して,オンデマンド形式で授業を行う. |
履修条件 | 教職必修 |
授業計画
第1回 | 1. 化学とは 1) 高等学校「化学」の指導要領を理解する. 2) 原子論の歴史的変遷を学ぶ. キーワード:学習指導要領,元素,科学,化学 |
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第2回 | 2. 元素と周期律(1) テーマ:1)原子構造の解明過程を知る,2)原子を構成する基本的粒子の性質を理解する キーワード:原子核,陽子,中性子,電子,質量数 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第3回 | 2. 元素と周期律(2) テーマ:3)原子内の電子と量子数との関係を理解する,4) 量子数と軌道の関係,および軌道のエネルギー準位について理解する,5)軌道の形を知る キーワード:電子配置,構成原理 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第4回 | 2. 元素と周期律(3) テーマ:6)原子及びイオンの電子配置を自分でつくれるようになる,7)電子配置と周期表の関係を知る キーワード:パウリの排他律,フントの規則,sブロック元素,pブロック元素,dブロック元素,fブロック元素 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第5回 | 3. 化学量論 テーマ:1)アボガドロ定数とは何かを知る,2)モルの概念を学ぶ,3) 原子量および分子量の定義を学ぶ. キーワード:アボガドロ定数,原子量,分子量,質量数,同位体,原子質量単位 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第6回 | 4. 物質の構造と化学結合(イオン結合) テーマ:1) 化学結合に関与するエネルギー(イオン化エネルギー,電子親和力)を学ぶ,2) イオン結合とはどのような結合か? キーワード:イオン結合,イオン化エネルギー,電子親和力,陽イオン,陰イオン <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第7回 | 4. 物質の構造と化学結合(共有結合) テーマ:3) 共有結合における電子の関わり方,及びイオン結合との違いを理解する キーワード:共有結合,価電子,不対電子,孤立電子対,共有電子対 テーマ:4) 混成軌道と分子の構造を学ぶ キーワード:電子式,電気陰性度,混成軌道 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第8回 | 4. 共有結合の極性と分子間力 テーマ:1) 結合の極性と分子の極性,2)分子間力とは何か,3)分子間力の種類と効果について学ぶ. キーワード:極性,双極子,分子間力,ファンデルワールス力,水素結合 <準備学修>(1時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(1時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. 【中間レポート(1回目)】 テーマ:第1回から第8回までの講義に関する設問について解答し,レポート形式で提出する. <準備学修>(1時間) 第1回から第8回までのテーマおよびキーワードに関して,講義ノート,教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(1時間) 第1回から第8回に関する設問に解答し,レポートを作成する. |
第9回 | 5. 物質の状態(1) テーマ:1) 物質の三態とは何か,2) 気体の性質と状態方程式を学ぶ. キーワード:物質の三態,ボイルの法則,シャルルの法則,気体の状態方程式,理想気体,実在気体 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第10回 | 5. 物質の状態(2) テーマ:3) 溶液の濃度の表し方にはどのようなものがあるか,4) 溶液の性質を溶媒の性質と比較して理解する. キーワード:容量モル濃度,質量モル濃度,蒸気圧,沸点上昇,凝固点降下,浸透圧 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第11回 | 5. 物質の状態(3) テーマ:5) 固体の構造に関し,結晶と非晶質固体を比較して理解する. キーワード:結晶,非晶質固体,結晶系,格子定数 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第12回 | 6. 化学平衡論 テーマ:1) 質量作用の法則とは何か?,2) 溶解平衡を例に「化学平衡」の概念を知る. キーワード:化学平衡,質量作用の法則,溶解度,溶解度積 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第13回 | 7. 化学反応 テーマ:1) 酸・塩基反応のしくみを知る,2) pHの求め方を理解する,について学ぶ. キーワード:酸,塩基,pH,中和反応,塩(えん) <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第14回 | 7. 化学反応 テーマ:3) 酸化還元反応とはどのような反応か?,4)酸化数の決め方について学ぶ. キーワード:酸化,還元,酸化還元反応,酸化数 <準備学修>(2時間) テーマおよびキーワードに関する教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学修>(2時間) 講義ノートをまとめ,不明な点を残さないように復習する. |
第15回 | 8.第8回の中間レポートの解説 <準備学修>(1時間) 提出済みの中間レポート(写)を用意し,各自の解答を再度確認しておく. <事後学修>(1時間) 解説と自分の解答を比較し,誤った問題に関しては再度確認する. 【最終レポート提出(2回目)】 テーマ:第9回から第14回までの講義に関する設問について解答し,レポート形式で提出する. <準備学習>(1時間) 第9回から第14回までのテーマおよびキーワードに関して,講義ノート,教科書の該当頁を精読し,各自で説明できるようにまとめておく. <事後学習>(1時間) 設問およびその関連事項について,不明な点を残さないように復習する. |
その他
教科書 |
小林憲司・三五弘之・中村朝夫・南澤宏明・山口達明・渡部智博 編著 『化学の世界への招待』 三共出版 2021年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
・各回の講義動画の視聴状況および設問の解答結果を平常点とする. ・平常点(10%),中間レポート(45%)および最終レポート(45%)により評価する. |
質問への対応 | メールで対応する.(点数の問い合わせなど,成績に関する件は不可) |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館822研究室,sango.hiroyuki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
「教える人は,教わる人の何倍もの時間をかけて学修する必要がある」ことを意識して取り組んで下さい. |