2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)理科教育法Ⅱ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大久保 尚紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X36D |
クラス | 教職中高理科 |
概要
学修到達目標 | 理科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された理科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
基本的にはオンデマンド型授業(自宅での実験実習を含む)。 理科教育法としての講義と並行して,動画授業作成課題に取り組む。 また,動画を相互に評価し合うことでピア学習を進める。 |
履修条件 | ①第1回に授業を進める上で重要な事を説明するので必ず先に視聴すること ②教職の登録をし受講料を支払っている事。 ③公立高校受験問題程度(中学理科)に関しての基礎学力が無ければならない。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス/理科教育法Ⅰの振り返り 【事前学習】理科教育法Ⅰの内容を見直してくる(4時間) 【課題】実験室での危険な箇所を考える |
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第2回 | 学習指導要領(中学理科)の内容について(化学・生物・地学の振り返りの上で、物理に 重点を置いて)/中学理科第一分野に関しての能力評価試験 【試験】次週,一時返却し誤解答した点に関して認識させる。 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(4時間) |
第3回 | 1wの課題の結果と採用試験の例から教員として注意する危険を考える 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(4時間) |
第4回 | 能力評価試験の結果から学力実態を考える/ 学習指導要領(高校理科)の目標と全体構造等の概要について 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(4時間) |
第5回 | 自宅でもできる高校理科の実験(含む応用)について確認する(6w-10wの5課題は本年度基礎物理学実験を受講中の学生は同じ実験となる為,他の実験メニューを別途ポータルにて提示する)。講座後半の模擬授業の説明。 【事前学習】高校の学習指導要領と指導要領解説の理科の範囲に目を通す。特に物理基礎・物理の範囲に関して熟読して重要な点を把握しておくこと。基礎物理学実験で行った実験を振り返って比較できるようにしておく。(3時間) 【事後学習】自宅に届いた実験キットを開けて,一覧でパーツの有無を確認をする。(1時間) 【課題】課題はGoogleFormにて回答。次回,解説を行う。 |
第6回 | 自宅でもできる高校理科の実験1(バネを用いた弾性力測定から浮力実験による密度測定)を行い,グラフの取り扱いと併せてエクセルでの近似線の数式表示を利用して計算を確かめる。 【事前学習】中学校高校の教科書を参考にして「弾性力」「浮力」「密度」など本実験のキーワードを確認しておく。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第7回 | 自宅でもできる高校理科の実験2(直流回路:ホイートストンブリッジ)を行い,電位差0でのつりあいの状態における抵抗の関係性を確かめる。 【事前学習】安いテスタにおける接触抵抗による不具合をなくす準備をしておく。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第8回 | 自宅でもできる高校理科の実験3(等電位線)を行い,電流線の流れを想像する。また,静電シールドの実際を確かめる。 【事前学習】届いた実験キットの黒紙2枚に見本をまねして導電テープを貼っておく。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第9回 | 自宅でもできる高校理科の実験4(光の干渉)を行い,簡単な道具で干渉を実演できるようにする。 【事前学習】様々な光の干渉に関する高校教科書での取り扱いを確認しておくこと。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第10回 | 自宅でもできる高校理科の実験5(ヤング率の測定)を行う。ヤング率という物理量は高校理科の範疇からは外れるが,測定原理は光てこであり高校理科における光学の範疇であるので,応用的な実験として扱う。 【事前学習】ヤング率の定義を事前に調べると共に,光学における実験の取り扱いを確認しておくこと。(1時間) 【事後学習】模擬授業で使用できるように実験結果を整理しておく。(3時間) |
第11回 | 第5回~第10回で行った実験をメディア授業の作成を行う為の構想をまとめる。 【事前学習】担当する実験の結果を整理する。(4時間) |
第12回 | 担当となった模擬授業(メディア授業)を作成する 【事前学習】指導案を完成させてくる。(4時間) |
第13回 | 模擬授業について相互に意見交換/指導案・動画改良 【事後学習】意見交換の内容を受けて指導案・動画を完成させる。(4時間) |
第14回 | 指導案・動画提出/中学理科(主に物理)に関しての能力評価試験(再試験) 【試験】試験結果を質疑応答する。 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(4時間) |
第15回 | 総括/現在の教育関連問題を考える(小論文) 【事前学習】学習指導案を作成する為に必要な教科書等の情報を集める(4時間) |
その他
教科書 |
適宜資料等配付する。
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参考書 |
文部科学省「中学校学習指導要領」2017年3月
文部科学省「高等学校学習指導要領」2018年3月
文部科学省「中学校学習指導要領解説 理科編」2017年6月
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 理科編」2018年最新版
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成績評価の方法 及び基準 |
A.授業内課題(自宅でできる実験結果報告含む)(20%程度)・B.能力評価試験(20%程度)・C.模擬授業と振り返り(20%程度)・D.学習指導案(20%程度)・E.小論文(20%程度)の総合評価とするが、B.は7割, A.C.D.E.各々5割が最低基準であり、これらの中で1つでも基準に達しない評価がある場合は基本的には単位取得できない。 |
質問への対応 | オフィスアワーにて対応します。 ただし、会議などの場合もありますので、まずメールで連絡下さい。 |
研究室又は 連絡先 |
〒274-8501船橋市習志野台7-24-1日本大学理工学部一般物理 1号館1F 112,111B,125室 大久保尚紀nao@phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp ※メールタイトルには「教職」や「理科教育法」等のキーワードが入っていて適切なものであること ※駿河台校舎にいるときには,教職課程室とその隣室(S605,S606)にいる可能性が高い |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:00 ~ 17:30 教職課程室
水曜 船橋 12:30 ~ 14:00 112室,もしくは125室
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学生への メッセージ |
必要なものは配布します |