2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)技術科教育法Ⅱ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 菊池 貞介 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X45E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 中学校教員免許「技術」を取得するための科目です。中学校学習指導要領解説「技術分野」に従い、A材料と加工、B生物育成、Cエネルギー変換、D情報、に関する教科指導法、学習評価法、教材開発法を身に付けることができることを目標とします。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
オンデマンド型授業による講義形式を基本としますが、ハイブリッド型授業による対面授業や模擬授業を取り入れ、技術分野に関する演習やグループ討議を取り入れた展開も想定しています。課題研究レポートを実施し、意欲や理解度を判断します。 |
履修条件 | 教員免許「技術」取得を目指しており、技術科教育法Ⅰを履修していること。工学的な基礎知識、各専門学科での実習手順や専門内容を理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 中学校学習指導要領を基に、評価方法や教科指導改善に向けた学習法を研究する。 予習:教育基本法、学習指導要領「技術分野」の指導目標を確認する。(120分) 復習:教育基本法の目的、教育の目標をレポートにまとめる。(120分) |
---|---|
第2回 | 「技術分野」で育成する資質・能力それに伴う内容の取扱いを研究する。 予習:学習指導要領解説「技術・家庭」編に示された内容の取扱いを調べる。(120分) 復習:技術分野における資質・能力とは何かを整理する。(120分) |
第3回 | 生活や社会における技術に関わる問題を見いだし方の教科指導法やその視点を研究する。 予習:教科書に示されている生活や社会の問題と何かを確認する。(120分) 復習:課題解決に向けたアクティブ・ラーニングの指導法をまとめる。(120分) |
第4回 | 「技術分野」設計・計画、製作・制作に関する授業計画、指導内容、評価規準を研究する。 予習:技術分野A材料と加工の技術における内容の取扱いを理解する。(120分) 復習:技術思考を高める授業手順、授業構成を図式で示す。(120分) |
第5回 | A:材料と加工の技術の指導法、ねらいとする具体的な教材の取扱いを研究する。 予習:木工に関する工具、加工法を調べる。(120分) 復習:木材を使った本棚の概念図を作成する。(120分) |
第6回 | B:生物育成に関する技術の具体的な教材の取扱い、自然環境との関わりを研究する。 予習:栽培に必要な自然環境とはどのようなことであるかを整理しまとめる。(120分) 復習:野菜、草花の育成を教材化する場合の指導のポイントを示す。(120分) |
第7回 | C:エネルギー変換の技術の教科指導法、具体的な教材の取扱いを研究する。 予習:電気、内燃機関、運動伝達に関する基本原理を調べる。(120分) 復習:電気回路、力学的な機構等を構想した指導案を作成する。(120分) |
第8回 | D:情報の技術に関するプログラミング、計測・制御の具体的な教材の取扱いを研究する。 予習:ライントレースカーを動かすアルゴリズム、計測・制御の原理を調べる。(120分) 復習:教科書にある実習例3 LEDライトの光制御の処理手順を整理する。(120分) |
第9回 | 「技術分野」に関する評価規準の設定、評価方法の具体例を研究する。 予習:知識・技能、思考力・判断力・表現力、学ぶに向かう人間性を調査する。(120分) 復習:第7回で提示した指導案を評価規準に従って分析する。(120分) |
第10回 | 「技術分野」実験・実習を伴う授業研究、指導案の作成法を研究する。 予習:実験・実習における安全教育とは何かを調べる。(120分) 復習:安全や健康に配慮した実験・実習の在り方をレポートにまとめる。(120分) |
第11回 | 「技術分野」指導案の作成、授業実践に向けた教科指導法を研究する。 予習:自分が専攻する実習テーマを基に指導案を作成する。(120分) 復習:作成した指導案の再検討を行う。(120分) |
第12回 | 「技術分野」A・B・C・Dを取り入れた教材作成、教材開発の視点を研究する。 予習:A・B・C・Dを取り入れた教材を構想する。(120分) 復習:構想した教材の教育効果を分析する。(120分) |
第13回 | 「技術分野」年間授業計画の作成、実験・実習教材の取扱いの留意点を研究する。 予習:学習指導要領を見直し、技術分野の指導目標を再確認する。(120分) 復習:科学・工学・技術の教科指導の異なりを整理する。(120分) |
第14回 | 「技術分野」評価規準に盛り込むべき事項、評価の観点及びその趣旨を研究する。 予習:学習評価の観点や趣旨を分析、解析し、生徒を育てる理念を理解する。(120分) 復習:学習評価に関する参考書を読み教育の本質をレポートにまとめる。(120分) |
第15回 | 理解度を確認するためのレポート課題及び解説。「技術分野」教科指導の目標と内容の取扱いをまとめる。 予習:第1回~第14回を読み直す。(120分) 復習:解説内容を基に再検討する。(120分) |
その他
教科書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説「技術・家庭」編』 文部科学省 2017年
国立教育政策研究所 『評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料(中学校 技術・家庭)』 2011年
文部科学省、及び国立教育政策研究所のホームページに公開されているので、必要に応じてダウンロードの上、プリントアウト等手許資料を用意されたい。
|
---|---|
参考書 |
授業内で推薦図書、参考図書を紹介する。
|
成績評価の方法 及び基準 |
指定課題レポート(60%)、指導案の作成等授業内課題への取り組み(40%)とする。 指定課題レポートの提出は授業中に指示をする。指導案等は指定日までに提出する。 次の週に、レポート等提出物に対して全体に解説し、必要に応じて再提出を求める。 |
質問への対応 | 授業終了後、CTSポータルⅡのQ&Aや掲示板などで質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先については、初回授業で伝達します。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
子どもたちの「生きる力」を引き出し伸ばすために、効果的な授業実践力が欠かせません。中学校の授業参観(任意)や模擬授業をとおして、ポイントを押さえましょう。 |