2021年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)工業概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 菊池 貞介 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X61C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 教員免許「工業」を取得するための基礎科目である。工業科の各分野に関する指導目標、内容の取扱いについて研究を行う。工業が現代社会に果たす役割を理解し、教育実践できる態度を身に付けることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
オンデマンド型授業による講義形式を基本とします。工業科の各科目の目標や内容の取扱いについては、ハイブリッド型授業による演習や討議を含めた展開も想定しています。また、課題研究レポートを実施し、意欲や理解度を判断します。 |
履修条件 | 高等学校教員免許「工業」取得を目指しており、専門分野の学習内容や教職関連科目を修得し、工学に対する基礎・基本、原理・原則を理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 教育基本法、学校教育法に示された工業の内容や目標を研究する。 予習:教育基本法に示されて教育の目的、高等学校の設置基準を理解する。(120分) 復習:教育の目的、目標をレポートにまとめる。(120分) |
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第2回 | 高等学校「工業」の学科や授業内容、学校教育法施行規則等を研究する。 予習:学校教育法施行規則等の学科設置基準を調べる。(120分) 復習:工業高等学校の設置科目、施設・設備基準を整理する。(120分) |
第3回 | 工業教育の本質や具体的な指導目標及び指導内容の取扱いを研究する。 予習:科学、工学、工業の学習領域を調査し、工業の指導内容を理解する。(120分) 復習:工業科目の指導目標や内容の取扱いを整理する。(120分) |
第4回 | 「工業」の教育課程、学科編成や科目編成、年間授業計画の構成を研究する。 予習:工業の科目編成を調査し、その特徴を理解する。(120分) 復習:教育課程の編成規準、具体的な編成例をレポートにまとめる。(120分) |
第5回 | 「工業」科目の構成、原則履修科目、基礎科目の科目分類とその意義を研究する。 予習:学習指導要領に示された原則履修科目の意義や科目名を調べる。(120分) 復習:原則履修科目の指導目標や内容の取扱いを整理する。(120分) |
第6回 | 工業を中心とする生産方式の変遷や情報社会における工業教育の在り方を分析する。 予習:機械工業の発達過程と先端技術の現状を調べる今後の方法性を考察する。(120分) 復習:情報社会におけるプログラミング技術の指導内容をまとめる。(120分) |
第7回 | 実験・実習を伴う教科指導法、授業内容の基礎・基本を研究する。 予習:「実習」の学習指導の目標、授業構造、情報機器の活用法を調べる。(120分) 復習:「実習」の教科指導案を作成する。(120分) |
第8回 | 「工業」機械工作、電子機械、自動車の指導目標、内容の取扱いを調査する。 予習:学習指導要領に示されている各科目の指導目標を調べる。(120分) 復習:各科目の指導内容を一覧表のまとめ各学習の意義を整理する。(120分) |
第9回 | 「工業」電気・情報系、及びプログラミングの指導内容を調査する。 予習:「電気」に関する指導内容と内容の取扱いをレポートにまとめる。(120分) 復習:情報処理のプログラミング、フローチャートの基礎を整理する。(120分) |
第10回 | 「工業」建築、設備、土木の指導内容を調査する。 予習:「建築」に関する教科指導の理念を調べる。(120分) 復習:「建築」の指導案を基に機械系学習との差異を比較する。(120分) |
第11回 | 「工業」工業化学、工業材料、セラミックの指導内容を調査する。 予習:化学系の学習項目を調べ化学系教科指導の内容を理解する。(120分) 復習:化学系の学習課程を整理し、その特徴をまとめる。(120分) |
第12回 | 「工業」繊維、インテリア、デザインの指導内容を調査する。 予習:デザイン系の学習内容を理解する。(120分) 復習:いいデザインとは何であるかをレポートにまとめる。(120分) |
第13回 | 工業教育が目指す人材育成、勤労観・職業観の定着を図る指導法を解析する。 予習:キャリア教育と職業教育の指導目標を比較する。(120分) 復習:職業人育成の教育法や世界の職業教育の差異を示す。(120分) |
第14回 | 「工業」に関する基礎的・基本的な指導事項、技能・技術の定着を図る指導法を研究する。 予習:教科書を基に一単元の指導内容を考察する。(120分) 復習:工業教育の知識・技能の定着を図る指導法とは何かを考察する。(120分) |
第15回 | 理解度を確認するためのレポート課題及び解説。 工業教育を創造する資質・能力の育成法をまとめる。 予習:学習指導要領「工業」を見直す。(120分) 復習:解説内容を基に再検討する。(120分) |
その他
教科書 |
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説「工業」編』 文部科学省 2018年
文部科学省、及び国立教育政策研究所のホームページに公開されているので、必要に応じてダウンロードの上、プリントアウト等手許資料を用意されたい。
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参考書 |
講義内で推薦図書、参考図書を紹介する。適宜、補助資料を配付する。
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成績評価の方法 及び基準 |
指定課題レポート(60%)、指導案の作成等授業内課題への取り組み(40%)とする。 指定課題レポートの提出は授業中に指示をする。指導案等は指定日までに提出する。 次の週に、レポート等提出物に対して全体に解説し、必要に応じて再提出を求める。 |
質問への対応 | 授業終了後、CTSポータルⅡのQ&Aや掲示板などで質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
初回の授業で伝えます。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
高等学校教員免許状「工業」取得の基礎科目で、工業系科目に関し概観します。学習領域が広いため、各自の専攻分野に限らず幅広く知見を広げる態度を重視します。 |