2021年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 建築ユニバーサルデザイン | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山本 和清 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C42R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 超高齢社会を向かたわが国において、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方は、公共空間や建築物を計画する上で重要な視点であると言える。そこで本講義では、施設・空間構成の基準となる建築計画とバリアフリー及びユニバーサルデザインの関わり方について理解し、さらに建築計画の中でも重要な分野の一つである福祉住環境についても総論的に理解することにより、超高齢社会に対応した建築技術者になるための知識を身に付けることができ、実践的な建築計画・設計手法を修得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本科目は、全ての授業回についてオンデマンド形式のオンライン授業として実施する。 |
履修条件 | この科目を受講する上で必要とされる予備知識は特に無いが、「福祉」とは何かということを自分なりに調べてから、第1回目の授業に臨んで欲しい。 |
授業計画
第1回 | 【事前学習】「福祉」について、自分なりに調べておくこと。(120分) 【講義内容】ガイダンス ・シラバスの内容を確認し、本科目で何を学ぶのか把握すること。 ・ミニッツペーパーの作成・提出(授業1~14回目のミニッツペーパーの提出場 所を指示する) 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
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第2回 | 【事前学習】少子高齢社会について調べておくこと。(120分) 【講義内容】少子高齢社会の実態と課題 ・日本の少子高齢化の動向 ・高齢者の生活実態 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第3回 | 【事前学習】日本の住宅の主な特徴について調べておくこと。(120分) 【講義内容】日本の住宅の課題 ・住環境と家庭内事故の関係 ・日本の住宅の問題点 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第4回 | 【事前学習】介護保険制度について調べておくこと。(120分) 【講義内容】介護保険制度について ・第1号、第2号被保険者の違い ・要介護認定の申請から認定までの流れ など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第5回 | 【事前学習】「老化」と「障がい者の分類」について調べておくこと。(120分) 【講義内容】高齢者、障がい者の心身の特性について ・高齢者の健康と自立に関する指標 ・障がい者の定義と分類 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第6回 | 【事前学習】バリアフリーとユニバーサルデザインについて調べておくこと。(120分) 【講義内容】バリアフリーとユニバーサルデザイン ・バリアフリーの定義とバリアの種類 ・ユニバーサルデザインの定義と考え方 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第7回 | 【事前学習】福祉用具について調べておくこと。(120分) 【講義内容】福祉用具 ・福祉用具の定義、分類、適切な選び方 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第8回 | 【事前学習】移動に関わる福祉用具について調べておくこと。(120分) 【講義内容】移動・移乗のための福祉用具 ・歩行器、歩行車の種類と特徴 ・車椅子の種類と構造 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第9回 | 【事前学習】移動に関わる福祉用具を除いた福祉用具について調べておくこと。(120分) 【講義内容】生活のための福祉用具 ・特殊寝台、排せつ関連用具、入浴時の動作を助ける用具 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第10回 | 【事前学習】高齢者や障がい者の住環境整備について調べておくこと。(120分) 【講義内容】住環境整備の基本的考え方 ・屋内の段差の解消方法と注意点 ・手すりの種類による使い方の違い など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第11回 | 【事前学習】高齢者、障がい者の住環境整備箇所の一つである「アプローチ・玄関」について調べておくこと。(120分) 【講義内容】住環境整備①:アプローチ・玄関 ・屋外階段・スロープに必要な配慮 ・玄関の整備方法 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第12回 | 【事前学習】高齢者、障がい者の住環境整備箇所の一つである「廊下・寝室・階段」について調べておくこと。(120分) 【講義内容】住環境整備②:廊下・寝室・階段 ・寝室における配慮すべきポイント ・安全な階段の整備方法 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第13回 | 【事前学習】高齢者、障がい者の住環境整備箇所の一つである「トイレ」について調べておくこと。(120分) 【講義内容】住環境整備③:廊下・寝室・階段 ・自立の場合、介助を要する場合に必要なトイレのスペース ・トイレの手すりの種類と設置位置 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第14回 | 【事前学習】高齢者、障がい者の住環境整備箇所の一つである「浴室、洗面・脱衣室」について調べておくこと。(120分) 【講義内容】住環境整備④:浴室、洗面・脱衣室 ・高齢者などに適した浴槽の形状、寸法 ・洗面・脱衣室で配慮すべき点 など ・ミニッツペーパーの作成・提出 ・理解度確認レポートの出題(提出場所も示す) 【事後学習】講義ノートを復習し、学んだことを整理すること。理解が不十分なところがあれば、質問できるようにしておくこと。(120分) |
第15回 | 【事前学習】これまでの授業の総復習(配付資料・講義ノートなど)をしておくこと。(120分) 【講義内容】・授業全体の大まかな振り返り ・理解度確認レポートの提出 【事後学習】授業全体を振り返り、今、高齢者や障がい者に対して自分ができることを考える。(120分) |
その他
教科書 |
教科書はありません。授業に必要な資料を、毎回の授業前に配信しますので、ダウンロードして事前学修・事後学修に活用すること。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
各授業回における平常点と理解度確認課題の採点結果から総合的に評価する。 |
質問への対応 | 授業に関する質問があれば、下記メールアドレス宛に連絡すること。 出来る限り速やかに対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
日本大学 理工学部 海洋建築工学科 山本研究室(沿岸地域計画学研究室):船橋キャンパス 13号館6階1362A室 E-mail:yamamoto.kazukiyo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
人間の生活空間を支える分野である「建築」にとって、社会福祉の視点は必要不可欠なものですので、着実に学修して建築技術者としての素養を醸成してください。 |