2021年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 回路網の解析 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 海老原 正明 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E13G |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 回路網の解析は基礎電気回路や電気回路を基本として,より複雑な回路網を解析したり,実際の問題に対処したりするために必要な方法や定理を理解する。その結果,フィルタや伝送回路網の基礎となる二端子対回路網,四端子定数,さらに分布定数回路および多相回路の基本的な解析ができるようになる。 科目ナンバリング:MFmEl-203 |
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授業形態及び 授業方法 |
建設業(資源リサイクル・廃棄物処理技術開発部門)で勤務経験のある教員が,その経験を活かして,回路網の解析について解説する。 ●オンデマンド授業とするが,演習あるいは自己学習課題(宿題)を交えながら進める。自己学習課題は,事後学習の一環として解き,提出すること。 ●演習により実際の場面に適用できる力を養い,自己学習課題を解くことで理解を深める。 |
履修条件 | 基礎電気回路,電気回路を履修していることが望ましい。しかし,履修していない科目があるときは講義に集中すること。 |
授業計画
第1回 | 線形回路網解析Ⅰ キルヒホッフの法則(電圧則、電流則)、行列による解法 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
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第2回 | 線形回路網解析Ⅱ 閉電流解析、重ね合わせの理 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第3回 | 線形回路網解析Ⅲ 鳳テブナンの定理、節電圧解析、ノートンの定理 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第4回 | 二端子対回路網Ⅰ 二端子対回路網とは、Zパラメータ、Yパラメータ、4端子定数 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第5回 | 二端子対回路網Ⅱ Hパラメータ、二端子対回路網の接続 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第6回 | 二端子対回路網Ⅲ 影像パラメータ 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第7回 | 分布定数回路Ⅰ 分布定数回路とは、基本方程式、無限長線路、無損失線路 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第8回 | 分布定数回路Ⅱ 有限長線路、反射、インピーダンス整合 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第9回 | 授業前半の理解度確認演習及びその解説 演習範囲は、第1回から第8回の授業で学習した内容とする。 【事前学習】第1回から第8回の授業を振り返り復習しておくこと(180分) 【事後学習】理解度確認演習を解き直し、分からない事は過去の授業内容を復習し、分からない事が残らないようにすこと(60分) |
第10回 | ひずみ波交流Ⅰ ひずみ波交流のフーリエ級数展開 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第11回 | ひずみ波交流Ⅱ ひずみ波交流の実効値、電力 【事前学習】授業計画の課題についての意味を調べてメモする。(60分) 【事後学習】授業中の要点を数行にまとめて,解放の順序に並び替えることで理解することができる。(180分) |
第12回 | 多相交流回路(三相交流回路)Ⅰ 三相交流方式の導入、対称三相起電力、対称三相交流回路 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第13回 | 多相交流回路(三相交流回路)Ⅱ 対称三相交流Y形起電力とΔ形負荷回路 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第14回 | 多相交流回路(三相交流回路)Ⅰ 三相交流回路の電力、ブロンデルの定理 【事前学習】教科書の当該箇所を読んで分からないこと等を質問できるように整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業中の要点をまとめて復習或いは学生間で議論し,人に説明できるようにしておくこと。(120分) |
第15回 | 授業後半の理解度確認演習及びその解説 演習範囲は、第10回から第14回の授業で学習した内容とする。 【事前学習】第10回から第14回の授業を振り返り復習しておくこと(180分) 【事後学習】理解度確認演習を解き直し、分からない事は過去の授業内容を復習し、分からない事が残らないようにすこと(60分) |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2019年 第2版
三浦光 『ポイントで学ぶ 電気回路ー交流活用編ー』 コロナ社 2015年 第1版
範囲が広いので、2冊の教科書を使って授業を進める。
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参考書 |
平山 博、大附辰夫 『電気回路論』 電気学会大学講座 オーム社 2018年 第8版
有馬泉,岩崎春光 『基礎電気回路1』 森北出版 2016年 第3-2版
この他にも各種参考書があるので、自分に合うものを探すと良い。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。各回の授業とも、CSTポータルⅡへのログインと演習問題提出の両方を以て出席とする。 理解度確認演習や課題の提出状況,授業の取り組み状況等平常点で評価する。 |
質問への対応 | 原則としてオフィスアワーの時間帯(下記参照)に遠隔で対応する。 事前にメールで連絡すること。対応方法(メール、Zoom等)はその都度指示する。 |
研究室又は 連絡先 |
9号館1階916C室 ebihara.masaaki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |
多くの回路計算問題を解くこと。 【令和2年度成績分布状況】履修者数4名 S:25%,A:50%,B:25%,C:0%,D:0%,E:0人 |