2021年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 化学実験Ⅱ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 萩原・赤澤 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4・5・6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E24P |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ①溶液の調製および溶液の様々な濃度の計算ができる。 ②ろ過やガスバーナーでの加熱など、実験上での基本的な操作を身につけることができる。 ③実験上の事故などを、未然に防ぐすべを身につけることができる。 ④定性分析の手法を通じて、得られた結果を正確に判断し、考察する力を養うことができる。 ⑤得られたデータを簡潔にレポートにまとめることができる。 ⑥実験で得られた知識、能力を使って、未知試料を正しい手順で正確に分析することができる。 科目ナンバリング:MFmIs-228* |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
各課題の実験前に実験講義を行う。 講義内容を把握したうえで、各自が予習ノートを作成し予習を行う。 予習ノートに沿って実験を行い、結果を実験ノートに記録する。 平常試験では、予習による知識と実験で得た能力をもとに未知試料の分析を行い、その分析結果や実験への取り組み方などを評価する。実験ノートおよびレポートも評価対象とする。 |
履修条件 | 前期設置科目「化学Ⅰ」および後期設置科目「分析化学Ⅰ」を受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | テキスト配付、定性分析実験概論の講義、実験を安全に行うための諸注意 実験講義① 「溶液の濃度、沈殿の生成」 実験台および実験器具の割り当て、器具の洗浄 【事前学習】実験を安全に行うための心構えを思い出すこと (5分)。 【事後学習】講義内容から, 沈殿生成反応に重要であった濃度計算や溶解度積などを振り返ること (10分)。 |
---|---|
第2回 | 実験① 「簡単なガラス細工、炎色反応、溶液の濃度実験、沈殿の生成実験」 【事前学習】ガラス細工時の安全性を確認しておくこと。実験を安全に行うための心構えを思い出すこと (10分)。 【事後学習】実験を振り返って予想と結果の差異について考察し、実験ノートにまとめておくこと (10分)。 |
第3回 | 実験講義② 「Ⅰ, Ⅱ族陽イオンの定性分析実験」 および予習ノート作成 【事前学習】テキストのⅠ, Ⅱ族陽イオンの定性分析についての部分を読み、内容を確認すること (10分)。 【事後学習】予習ノートを注意深く作成し、フローシートを実験する際に支障がないようにもれなく記載すること (60分)。 |
第4回 | 実験② 「Ⅰ族陽イオンの定性分析実験」 【事前学習】Ⅰ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること (10分)。 【事後学習】得られた反応や結果をデータシートにまとめ、気がついた点や実験上での留意点、考察などをまとめ、レポートとして提出すること (120分)。 |
第5回 | 実験③ 「Ⅱ族陽イオンの定性分析実験」 【事前学習】Ⅱ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること (10分)。 【事後学習】得られた反応や結果をデータシートにまとめ、気がついた点や実験上での留意点、考察などをまとめ、レポートとして提出すること (120分)。 |
第6回 | 平常試験およびその解説① 「Ⅰ, Ⅱ族陽イオンを含む未知試料の定性分析」 【事前学習】Ⅰ, Ⅱ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること。未知試料が含まれていた場合の対応について対策を立てること (10分) 。 【事後学習】得られた分析結果に対してはその場で正答を伝達する。どの部分で検出ができなくなったかなどを指導教員と相談し、追加で確認実験ができる場合はその都度行う。また、その時に指摘された実験上の注意や反応を実験ノートに記載し、今後の平常試験に備えること (30分)。 |
第7回 | 実験講義③ 「Ⅲ, Ⅳ族陽イオンの定性分析実験」 および予習ノート作成 【事前学習】テキストのⅢ, Ⅳ族陽イオンの定性分析についての部分を読み、内容を確認すること (10分)。 【事後学習】予習ノートを注意深く作成し、フローシートを実験する際に支障がないようにもれなく記載すること (60分)。 |
第8回 | 実験④ 「Ⅲ族陽イオンの定性分析実験」 【事前学習】Ⅲ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること (10分)。 【事後学習】得られた反応や結果をデータシートにまとめ、気がついた点や実験上での留意点、考察などをまとめ、レポートとして提出すること (120分)。 |
第9回 | 実験⑤ 「Ⅳ族陽イオンの定性分析実験」 【事前学習】Ⅳ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること (10分)。 【事後学習】得られた反応や結果をデータシートにまとめ、気がついた点や実験上での留意点、考察などをまとめ、レポートとして提出すること (120分)。 |
第10回 | 平常試験およびその解説② 「Ⅲ, Ⅳ族陽イオンを含む未知試料の定性分析」 【事前学習】Ⅲ, Ⅳ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること。未知試料が含まれていた場合の対応について対策を立てること (10分)。 【事後学習】得られた分析結果に対してはその場で正答を伝達する。どの部分で検出ができなくなったかなどを指導教員と相談し、追加で確認実験ができる場合はその都度行う。また、その時に指摘された実験上の注意や反応を実験ノートに記載し、今後の平常試験に備えること (30分)。 |
第11回 | 実験講義④ 「Ⅴ, Ⅵ族陽イオンの定性分析実験」 および予習ノート作成 【事前学習】テキストのⅤ, Ⅵ族陽イオンの定性分析についての部分を読み、内容を確認すること (10分)。 【事後学習】予習ノートを注意深く作成し、フローシートを実験する際に支障がないようにもれなく記載すること (60分)。 |
第12回 | 実験⑥ 「Ⅴ族陽イオンの定性分析実験」 【事前学習】Ⅴ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること (10分)。 【事後学習】得られた反応や結果をデータシートにまとめ、気がついた点や実験上での留意点、考察などをまとめ、レポートとして提出すること (120分)。 |
第13回 | 実験⑦ 「Ⅵ族陽イオンの定性分析実験」 【事前学習】Ⅵ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること (10分)。 【事後学習】得られた反応や結果をデータシートにまとめ、気がついた点や実験上での留意点、考察などをまとめ、レポートとして提出すること (120分)。 |
第14回 | 平常試験およびその解説③ 「Ⅴ, Ⅵ族陽イオンを含む未知試料の定性分析」 【事前学習】Ⅴ, Ⅵ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること。未知試料が含まれていた場合の対応について対策を立てること (10分) 。 【事後学習】得られた分析結果に対してはその場で正答を伝達する。どの部分で検出ができなくなったかなどを指導教員と相談し、追加で確認実験ができる場合はその都度行う。また、その時に指摘された実験上の注意や反応を実験ノートに記載し、今後の平常試験に備えること (30分)。 |
第15回 | 平常試験およびその解説④ 「金属陽イオンを含む未知試料の定性分析」 【事前学習】Ⅰ~Ⅵ族陽イオンの定性分析実験についての予習ノートを振り返り、実験の行程をイメージすること。未知試料が含まれていた場合の対応について対策を立てること (10分)。 【事後学習】得られた分析結果に対してはその場で正答を伝達する。どの部分で検出ができなくなったかなどを指導教員と相談し、追加で確認実験ができる場合はその都度行う。また、その時に指摘された実験上の注意や反応を実験ノートに記載し、今後の実験操作に備えること (30分)。 |
その他
教科書 |
初回にテキストを配布する。
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
実験レポート60%、未知試料試験20%、授業への取り組み状況20%で評価する。 出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は成績を評価しない。 レポート未提出、平常試験未受験の場合も成績を評価しない。 |
質問への対応 | 対面授業の時間内およびその前後の時間の他は,原則として質問はメールで対応する。オフィスアワーの時間帯以外は返信が後日になることもあるので注意すること。 |
研究室又は 連絡先 |
萩原俊紀: hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp 赤澤寛行: akazawa.hiroyuki@nihon-u.ac.jp (@は半角で入力すること) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20 個別質問対応時間(萩原,赤澤)
|
学生への メッセージ |
安全にそして好奇心をもって実験を行うこと 令和2年度成績分布: 履修者12名中、S 4名(40%)、A 6名(60%)、E 2名 この科目は、理工学部物質応用化学科編入時に、必修科目「化学実験」に認定される。 |