2021年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 基礎工学演習A | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 海老原・小林 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E25M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 電気電子分野、情報分野で現象を解析する際に必要となるので、基本的な数学の知識を体得する。電気回路に関連した電気数学と電気回路の演習を行い,回路網解析の基礎となる法則を学び,回路網における諸量の計算法を習得する。 科目ナンバリング:RNN-105* |
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授業形態及び 授業方法 |
建設業(資源リサイクル・廃棄物処理技術開発部門)で勤務経験のある教員及び情報通信業,情報通信機器製造業(無線通信研究部門)で勤務経験のある教員が,その経験を活かして,電気回路に関連した電気数学及び電気回路に関する演習を行い,回路網解析の基礎となる法則及び回路網における諸量の計算法を解説する。 実践的な演習を中心とし、学生の理解度を把握しながら進める。 授業はオンデマンド型で行う。 |
履修条件 | 電気電子系、情報系科目を受講していれば、解析・解法の理解が深まる。 |
授業計画
第1回 | 行列と行列式:行列の概説と電気回路の構成とのつながりについて爆学習する。 ・従来方法による解析と行列による解析の比較 ・回路方程式からの行列への変換と行列による解析 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、配布資料をもとにノートに取りまとめる。(60分) |
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第2回 | 合成抵抗の計算Ⅰ:直流回路における合成抵抗の解析方法について学習する。 ・直列接続の合成抵抗 ・並列抵抗の合成抵抗 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第3回 | 合成抵抗の計算Ⅱ:直流回路における抵抗とコンダクタンスの合成抵抗の解析方法について学習する。 ・直列接続の合成抵抗(コンダクタンス) ・並列抵抗の合成抵抗(コンダクタンス) 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第4回 | 回路の解析Ⅰ:次の解析法を使い、回路の各所に流れる電流・電圧の解析方法について学習する。 ・キルヒホッフの法則 ・閉電流解析、 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第5回 | 回路の解析Ⅱ:これまでに学習したキルヒホッフの法則と行列と行列式を組み合わせた解析方法について学習する。 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第6回 | 回路の解析Ⅲ:次の解析法を使い、回路の各所に流れる電流・電圧の解析方法について学習する。 ・鳳テブナンの法則 ・重ね合わせの理 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第7回 | 回路の解析Ⅳ:電源の等価変換を使った解析方法について学習するとともに、複雑な回路の合成抵抗の計算方法について学習する。 ・電源の等価変換 ・直列並列接合された回路の合成抵抗の計算 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第8回 | これまでの授業で学習した、内容の確認と復習 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(60分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第9回 | 交流回路解析1:オームの法則、直並列接続に関して学習する。: 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第10回 | 交流回路解析2:分圧と交流に関して学習する。: 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第11回 | 交流回路解析3:等価回路に関して学習する。: 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第12回 | 交流回路解析4:キルヒホッフの法則、閉電流に関して学習する。: 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第13回 | 交流回路解析5:固有電力に関して学習する。: 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第14回 | 交流回路解析6:重ね合わせの理、テブナンの定理に関して学習する。: 演習問題を行い、解答について解説する。(90分) |
第15回 | 後半の統括演習問題を行う。(90分) |
その他
教科書 |
教科書は使用しない。
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参考書 |
作田幸憲、今池、永田 共著 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2019年 第2版
三浦光 『「ポイントで学ぶ電気回路」(直流・交流基礎編)』 コロナ社
三浦光 『「ポイントで学ぶ電気回路」(交流活用編)』 コロナ社
三浦光 『「ポイントで学ぶ電気回路」(例題・演習編)』 コロナ社
「電気回路」の教科書も参考書とする。平山 博 『電気回路論』 オーム社
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成績評価の方法 及び基準 |
・出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として扱い、学業成績の査定は行わない。 ・各授業とも、ログインと演習問題提出の両方を以て出席とする。 ・平常点より評価する。 |
質問への対応 | 原則としてオフィスアワーの時間帯(下記参照)に遠隔で対応する。 事前にメールで連絡すること。対応方法(メール、Zoom等)は担当教員の指示による。 |
研究室又は 連絡先 |
海老原:船橋校舎9号館916C室(ebihara.masaaki@nihon-u.ac.jp) 小林 :船橋校舎9号館916F室 (kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 海老原
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 小林
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学生への メッセージ |
多くの演習問題を自ら解くこと。 【令和2年度成績分布状況】履修者数19名 S:11%,A:21%,B:5%,C:26%,D:16%,E:4人 |