2021年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 電磁気学Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山田 賢治 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E31F |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電磁気学I・IIを通じて,古典電磁気学(マクスウェル電磁気学)の基本的事項について学習することにより,電磁気学を体系的に理解することを目標とする。 電磁気学における基本法則は,電場や磁場が時間的に変動しなければ,電気と磁気に関する法則はそれぞれ独立のものとなり,いわゆる静電気現象と静磁気現象は別々に取り扱うことができる。電磁気学Iでは,静電気学の法則について学習した。 ところが,電場・磁場が時間的に変動する場合には,電場と磁場は互いに関連し合うことになり,別々に扱うことは許されない。電磁気学IIでは,始めに静磁気学の法則について学習し,続いて変動する電磁場の法則について学ぶ。 科目ナンバリング:MFmPh-208 |
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授業形態及び 授業方法 |
【面接授業】 (1)基本的重要事項の解説は,板書を中心とした講義形式で行う。 (2)基本法則や種々の重要な関係式等について,理解度確認テストを実施する。 |
履修条件 | 専門教育科目/選択(物理学分野) (1)電磁気学演習IIを履修すること。 (2)電磁気学I,電磁気学演習Iを履修していること。 (3)微分積分I・II,数学演習I・IIを履修していること。 (4)ベクトル解析,ベクトル解析演習を履修していること。 |
授業計画
第1回 | ・講義概要 ・電流と電荷保存則(その1) (1)電流と電流密度 【事前学習】電磁気学Ⅰで学習した内容について,十分復習しておくこと。(2時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(2時間) |
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第2回 | ・電流と電荷保存則(その2) (2)電荷保存則 ・電流と磁場(その1) (1)ローレンツ力の法則 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第3回 | ・電流と磁場(その2) (2)定常電流に働く磁気力 ・静磁場の法則(その1) (1)ビオ-サバールの法則(その1) 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第4回 | ・静磁場の法則(その2) (1)ビオ-サバールの法則(その2) 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第5回 | ・静磁場の法則(その3) (2)ベクトルポテンシャル (3)ベクトルポテンシャルとビオ-サバールの法則 (4)静磁場に関するガウスの法則 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第6回 | ・静磁場の法則(その3) (5)アンペールの法則 (6)静電場の法則と静磁場の法則の比較 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第7回 | ・電磁誘導(その1) (1)誘導起電力 (2)磁束 (3)磁束の一意性 (4)磁束とベクトルポテンシャル 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第8回 | ・電磁誘導(その2) (5)ファラデーの電磁誘導の法則 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第9回 | ・磁場のエネルギー(その1) (1)電場が電荷になす仕事率 (2)磁場のエネルギー 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第10回 | ・磁場のエネルギー(その2) (3)電磁場のエネルギーとポインティングベクトル 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第11回 | ・真空中の電磁場(その1) (1)電荷保存則とアンペール-マクスウェルの法則 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第12回 | ・真空中の電磁場(その2) (2)真空中のマクスウェル方程式 (3)電磁場の時間発展 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第13回 | ・真空中の電磁場(その3) (4)真空中の電磁波 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。(1時間) 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。(3時間) |
第14回 | ・理解度確認のための課題及びその解説 【事前学習】与えられた課題について,十分学習しておくこと。(4時間) |
第15回 | ・理解度確認テスト及びその解説 【事前学習】与えられた課題について,十分学習しておくこと。(4時間) |
その他
教科書 |
(1)佐川弘幸・本間道雄 著 『電磁気学』 物理学スーパーラーニングシリーズ 丸善出版 2012年 第2版
(2)山村泰道・北川盈雄 著 『電磁気学演習[新訂版]』 理工基礎 物理学演習ライブラリ=3 サイエンス社 2004年 第1版
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参考書 |
(1)渡邊靖志 著 『基礎の電磁気学 マクスウェル方程式から始める』 培風館 2004年 第1版
(2)長岡洋介・丹慶勝市 著 『例解 電磁気学演習』 物理入門コース/演習 2 岩波書店 1990年 第1版
(3)二宮正夫・並木雅俊・杉山忠男 著 『物理のための数学入門』 講談社基礎物理学シリーズ 10 講談社 2009年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
(1)授業及び課題レポートへの取組状況30%,理解度確認テスト70%の割合で総合的に評価する。 (2)出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 (3)授業開始から30分を経過した後に入室した場合は,欠席として取り扱いう。 |
質問への対応 | 授業終了後又は電子メール等により,随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
E-mail:yamada.kenji@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 09:00 ~ 10:30
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
【令和2年度成績分布状況】履修者数 14名 S:2人(20%),A:3人(30%),B:2人(20%),C:2人(20%),D:1人(10%),E:4人 |