2021年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 基礎工学演習B | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 海老原・小林 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E32G |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 電気電子分野、情報分野で現象を解析する際に必要となる、基本的な数学の知識を体得する。 電気回路に関連した電気数学と電気回路の演習を行い,回路網解析の基礎となる法則を学び,回路網における諸量の計算法を習得する。 科目ナンバリング:RNN-206* |
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授業形態及び 授業方法 |
建設業(資源リサイクル・廃棄物処理技術開発部門)で勤務経験のある教員及び情報通信業,情報通信機器製造業(無線通信研究部門)で勤務経験のある教員が,その経験を活かして,電気回路に関連した電気数学と電気回路に関する演習を行い,回路網解析の基礎となる法則及び回路網における諸量の計算法を解説する。 単なる座学ではなく、あくまでも実践的な演習を中心に行う。 講義内容は学生の理解度を把握しながら決める。 授業は対面(一部,メディア利用)で行う。 |
履修条件 | 電気電子系、情報系科目を受講していれば、具体的な適用先と解析の理解が深まる。 |
授業計画
第1回 | 直流回路解析の基礎Ⅰ:行列式の性質と直流回路の構成とのつながりについて理解する。 ・回路方程式から行列への変換 ・行列による解析 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、配布資料をもとにノートに取りまとめる。(90分) |
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第2回 | 直流回路解析の基礎Ⅱ:行列式の性質と直流回路の構成とのつながりについて理解する。 ・キルヒホッフの法則と行列による回路方程式の解析 交流回路解析の基礎Ⅰ:交流回路の解析について理解する。 ・交流回路におけるインピーダンス計算 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第3回 | 交流回路解析の基礎Ⅱ:交流回路の解析について理解する。 ・交流回路へのキルヒホッフの法則の適用 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第4回 | 2端子対回路解析の基礎:2端子対回路の意味と解析方法を理解する。 ・Fマトリックス、・Yマトリックス、Zマトリックス ・2端子対回路の合成計算 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第5回 | 過渡応答解析の基礎:RL直列回路及びRC直列回路の過渡応答について理解する。 ・RL直列回路 ・RC直列回路 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第6回 | 回路網解析の基礎:回路網解析方法の鳳テブナンの法則と重ね合わせの理を理解する。 ・鳳テブナンの法則 ・重ね合わせの理 【事前学習】事前に配布した資料を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第7回 | これまでの授業で学習した内容の確認と復習 【事前学習】これまでの授業で行った内容につてい復習する。(60分) 【事後学習】指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第8回 | 直流回路と交流回路の基礎項目についての確認と復習 参考書(P1~41)を熟読し,学習項目について疑問点を取りまとめる。(60分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(30分) |
第9回 | 簡単な回路網の電圧と電流 : (1)RL直列回路、(2)RC直列回路、(3)RLC直列回路、(4)ベクトル図 参考書(P42~53)を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第10回 | 複素インピーダンスと複素アドミタンス :(1)合成インピーダンス、(2)合成アドミタンス 各種基本定理:鳳-テブナンの定理 参考書(P71~81)を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第11回 | 各種基本定理:ノートンの定理 、その他 2端子対回路:Z ,Y ,4端子(F), H パラメータ 参考書(P71~81,P93~111)を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第12回 | 共振現象 : (1)直列共振、(2)並列共振 参考書(P42~81)を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第13回 | 電力の複素数表示 : (1)複素電力、(2)有効電力、(3)無効電力、(4)皮相電力 参考書(P62~71)を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第14回 | 相互誘導回路 : (1)相互誘導、(2)逆起電力の方向と誘起々電力の方向 参考書(P93~111)を熟読し,学習項目について予習する。(30分) 指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第15回 | 交流回路の応用についての確認と復習 参考書(P42~111)を熟読し,学習項目について疑問点を取りまとめる。(90分) |
その他
教科書 |
教科書は使用しない。
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参考書 |
作田幸憲、今池、永田 共著 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2019年 第2版
「回路網の解析」,「電気回路」の教科書も参考書とする。
平山 博 『電気回路論』 オーム社 その他 三浦光著 「ポイントで学ぶ電気回路」コロナ社(直流・交流基礎編,交流活用編,例題・演習編)
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。平常点より評価する。 |
質問への対応 | 対面授業の前後の時間のほか、原則としてオフィスアワーの時間帯(下記参照)に遠隔で対応する。 事前にメールで連絡すること。対応方法(メール、Zoom等)は担当教員の指示による。 |
研究室又は 連絡先 |
海老原:船橋校舎9号館916C室(ebihara.masaaki@nihon-u.ac.jp) 小林 :船橋校舎9号館916F室 (kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 海老原
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 小林
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学生への メッセージ |
多くの演習問題を自ら解くこと。 【令和2年度成績分布状況】履修者数9名 S:22%,A:11%,B:11%,C:0%,D:11%,E:4人 |