2021年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 卒業研究 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 前田・三浦 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E55R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
機械工学・総合科学:三浦,可変形状トラス(VGT)の運動学 可変形状トラスとは,アクチュエータ部材により,目的に応じてその形状を変化させることができトラス構造である。展開型の宇宙構造物やマニプレータアーム,近未来型の建造物などに応用されている。ここでは,簡単な可変形状トラスをデザインし,その運動特性や力学特性についての評価を行う。 機械工学・総合科学:宮城,エネルギ変換技術(工業熱力学・熱工学・流体工学) エネルギ変換技術の理解を念頭に,以下のテーマから選択して実習を行う。・噴流の拡散制御に関する研究(流体計測)・太陽熱の有効利用に関する研究(熱流体計測)・小型手動発電機の試作(機構設計・ものづくり)・小型エアタービンの試作(ものづくり・流体計測) 機械工学:飯島,脱炭素化に向けた自動車パワートレインの研究 環境にやさしい自動車用の開発に欠かせない,高効率でクリーンなエネルギー変換の研究を行います。具体的には,次のようなテーマを候補に,自分たちで設定した目標に向かって研究を進めていきます。[基本テーマ]①小型燃焼可視化エンジンの設計・開発 ②可視化エンジンを用いた高効率クリーンパワーユニットの研究 など。後期の卒業研究では,前期に設計した可視化エンジンの製作や,燃焼実験を行い,高効率でクリーンなエネルギー変換の研究を行います。 機械工学:入江,ロボット入門 ロボットは工場での組み立て作業以外にも身近な場所で利用されるようになり,今後発展が期待される技術である。ロボットはセンサー,アクチュエータ,電子回路,コンピュータ,ソフトウェア―などの様々な分野を統合させたシステムである。それぞれの要素技術とその応用について学び,具体的なロボットの企画・試作を試みる。 電気電子工学・総合科学:海老原,電気・電子回路の解析と実験 電気・電子回路の解析は,電気・電子技術を学ぶ者には必須である。これらに関する論文や書籍などを調査したり実験を行ったのちレポートとしてまとめ,発表する。これらにより,座学として学習した電気回路に関する理解を深めるとともに,資料調査・報告書作成・成果の発表方法について学ぶことを目的とする。 電気電子工学・総合科学:小林,無線通信工学入門 各自,想定する無線通信システムにおける高周波部のブロック構成を考え,各高周波電子部(アクティブ部品とパッシブ部品)およびアンテナで必要となる特性に関して,目的と必要性を明らかにして,全体構成についてレポートにまとめる。更に,その内容を発表することで,無線通信システムに関する基本的な考え方を身につける。尚,一部,関連する分野に関しては,大学院電子工学専攻と電子工学科4・3年生と合同で行う場合がある。 情報科学・総合科学:金,Javaを用いた画像処理に関する研究 卒業研究では,主に①聞こえの不自由な方々への支援を目的とした研究,②小学校低学年のためのプログラミング教育用コンテンツ開発に関する研究,などを行って頂きます.主な研究テーマは,・Kinectによる顔認証に関する研究,・ジェスチャーによるロボット制御,・Greenfootを利用した小学生用教育コンテンツ開発,でした. 情報科学・総合科学:駒田,アルゴリズム入門 ロボット「レゴマインドストーム」を用いて今までに学んできたプログラミングの総まとめを行い報告書も作成する。 情報科学:香取,応用情報工学に向けての発展的演習とソフトウェアシステムの構築 応用情報工学を志す者を対象に,授業での先生役とC言語を用いた小規模なソフトウェアシステムの構築を行う。アルゴリズムの知識と,道具としてのC言語を駆使し,構築したソフトウェアについての論文の執筆も行う。大学院情報科学専攻と応用情報工学科4・3年生と合同で行うことがある。 情報科学:松野,グループによるソフトウエア開発の実践 Unityを用いたソフトウェア・アプリケーションをゼミ生で協力して開発する。アジャイル手法を用い,短いサイクルでお互いよくコミュニケーションを取りながら進める。前年度では2DRPGゲーム風の短大紹介アプリケーション(https://tinyurl.com/ygokyyqs)を開発した。本年度では,これを発展させたアプリケーション,もしくはゼミ生の新規のアイデアによるソフトウェア開発を実践する。 応用化学・総合科学:萩原・西村・赤澤・伊藤・小泉,応用化学と生命科学に関する研究 前学期の発展ゼミナールに引き続き、テーマごとに調査、研究をおこなう。 ①-1)調査した内容に基づいて実際にエステル類を合成し、分子構造と香りの関係について予想した内容を検証する。①-2)収集した事例の分析結果から事故の防止策を提案し、場合によっては事故状況を実験で再現して理解を深める。 ②-1)食品の成分と機能,食品の分類と特性及び加工,オートファジーと健康等について調査・発表・討論を行う。必要に応じて実験を実施する。②-2)ウイルスとPCR,微生物と人間の関わり,腸内細菌,腸における免疫等について調査・発表・討論を行う。必要に応じて実験を実施する。 ③薬や色素など植物起源の成分について実際に実験を行う事により手に入れる。その化学構造や性質・利用について化学的分析方法や文献調査を用いて明らかにすることにより、“化学”の知識を経験に置き換える体験する。④化学教育に応用可能な実験や,ゲーミフィケーションを取り入れた講義で利用する化学分野の教育ゲームの制作等を行う。これらを通して得られた経験や作品を実際に運用して“ものづくり”の重要性や面白さを体験する。 ⑤石炭火力発電副産物(石炭灰)や製鋼副産物(鉄鋼スラグ)などの化学的性質を分析し,その特性を生かした有効活用方法(たとえばセラミックス焼結体やジオポリマーコンクリートの試製など)を実施する。 いずれのテーマにおいても、卒業研究発表会に向けて結果をまとめ、「科学コミュニケーション」の技術を使った研究発表をおこなう。 物理学・総合科学:梅津・前田,物理学とは何か─基礎概念を理解するために 前学期の発展ゼミナールに引き続き,グループごとに取り上げた具体的な物理現象について,グループ・ワークにより調査・研究を進める。各グループは,その成果について毎回資料を作成し,授業の際に報告するとともに討論を行う。あわせて,卒業研究発表会の準備をしていく。これらの経験を通じて,物理学の基本的な考え方とその定式化,そしてその応用の仕方について理解を深める。 数学・総合科学:眞中,関数解析の視点から見える世界 発展ゼミナールで定義した無限次元関数空間におけるFourier級数の意味するところを掘り下げ,Fourier級数の収束の意味を多方面から考察する。これらの結果の応用として,どんな問題を定式化して解決出来るだろうか。各自がそれぞれその応用や理論を調べて結果を報告・発表し,議論を重ねて一つの結論を導き出す。これらの卒業研究発表へ向けてプレゼン準備やポスター作成を行いながら,新しく捉え直した概念を各自が自分の感性と自分の言葉で発表する仕方も身に付ける。 科目ナンバリング:MNN-305 |
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学修到達目標 | 在学中の学修成果の集大成として,主専攻分野に属する研究テーマを選択し,担当教員の指導の下で研究を行う。卒業研究の活動全体を通じて,卒業の認定に関する方針に示した汎用的能力に関する達成度を確認するとともに,社会で必要とされる基盤的能力を身に付けることができる。 |
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」で行う。テーマごとにグループに分かれ,輪講,資料調査,グループ討論,課題演習,実験,実習など,専門分野における学習・研究を進める。最終的にその成果をまとめ,口頭発表,ポスター発表の形式で発表する。各回の事前・事後学習は下記の要領で行うこと。 【事前学習】該当回の資料を確認し,輪講,資料調査,発表,討論,実習等への準備をすること。(3時間) 【事後学習】授業の実施内容を振り返り,学生同士で議論すること。(1時間) |
履修条件 | 専門教育科目/必修 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
(1) 授業及び研究課題(卒業論文を含む)等への取組状況80%,卒業研究発表の状況20%の割合で総合的に評価する。 (2) 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 |
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質問への対応 | 対面授業の前後の時間のほか,原則としてオフィスアワーの時間帯(下記参照)に遠隔で対応する。事前にメールで連絡すること。対応方法(メール,電話,Zoom等)は担当教員の指示による。 |
研究室又は 連絡先 |
三浦浩一:9号館1階916G号室,miura.kouichi@nihon-u.ac.jp 宮城徳誠:9号館1階916B号室,miyagi.norimasa@nihon-u.ac.jp 飯島晃良:(駿)タワー・スコラS1704号室,iijima@mech.cst.nihon-u.ac.jp 入江寿弘:6号館1階613研究室,tirie@eme.cst.nihon-u.ac.jp 海老原正明:9号館1階916C号室,ebihara.masaaki@nihon-u.ac.jp 小林一彦:9号館1階916F号室,kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp 金 炯秀:9号館1階916A号室,kim.hyoung-soo@nihon-u.ac.jp 駒田智彦:9号館1階911A号室,komada.toshihiko@nihon-u.ac.jp 香取照臣:2号館1階211号室,katori.terumoi@nihon-u.ac.jp 松野裕:2号館4階243号室,matsuno.yutaka@nihon-u.ac.jp 西村克史:8号館3階836室,nishimura.katsushi@nihon-u. +ac.jp 萩原俊紀:8号館3階837号室,hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp 赤澤寛行:8号館3階835A室,akazawa.hiroyuki@nihon-u.ac.jp 伊藤賢一:8号館1階811室,itou.kennichi@nihon-u.ac.jp 小泉公志郎:8号館2階824室,koizumi.koushirou@nihon-u.ac.jp 前田知人:9号館1階911B号室,maeda.tomohito@nihon-u.ac.jp 梅津光一郎:9号館2階921E号室,umetsu.koichiro@nihon-u.ac.jp 眞中裕子:9号館1階911C号室,manaka.hiroko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:00 個別質問対応時間(三浦)
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(宮城)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(宮城)
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 個別質問対応時間(飯島)
水曜 船橋 14:00 ~ 17:00 個別質問対応時間(入江)
木曜 船橋 10:30 ~ 12:00 個別質問対応時間(入江)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(海老原)
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 個別質問対応時間(小林)
火曜 船橋 10:40 ~ 12:10 個別質問対応時間(金)
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(駒田)
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(駒田)
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(香取)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(香取)
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(松野)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(松野)
月曜 船橋 15:00 ~ 16:00 個別質問対応時間(西村)
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10 個別質問対応時間(萩原)
金曜 船橋 18:20 ~ 19:50 個別質問対応時間(赤澤)
金曜 船橋 18:20 ~ 19:50 個別質問対応時間(伊藤)
月曜 船橋 18:20 ~ 19:50 個別質問対応時間(小泉)
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(前田)
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(前田)
木曜 船橋 12:10 ~ 13:10 個別質問対応時間(梅津)
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(眞中)
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15 個別質問対応時間(眞中)
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学生への メッセージ |
【令和2年度成績分布状況】履修者数68名 S:31人(46.27%),A:27人(40.3%),B:5人(7.46%),C:4人(5.97%),D:0人(0%),E:1人 |