2021年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 歴史学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 泉 正人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N46C |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 現代の我々の生活は、歴史に深く根ざしているものが多い。特に日本の近代以降の歴史は、現在直面している様々な問題に直結している。本講義では、近代以降の日本の歴史の歩みを考えていく。本講義を履修することによって、現在直面している色々な問題を歴史的に考え、問題の本質を考察する目を養うことができる。 科目ナンバリング:LLiN-102 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業形態はオンデマンド型授業である。必ず大学に登録してあるIDを使用してアクセスすること。 毎時間、以下の授業計画に記したテーマに基づき、講義する。講義ファイルは視聴可能期間があるので留意すること。講義の最後に課題を出している。課題は事後学習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。講義ファイルを視聴し、課題レポートを提出して初めて出席となる。 オンライン授業なので、予期せぬ不具合も生じるかもしれない。不具合が生じた場合、「掲示板」に説明と指示を載せるので、「掲示板」をまめに確認すること。 |
履修条件 | 専門的な知識がなくても構わないが、予習をきちっとして講義に臨むこと。 |
授業計画
第1回 | 「我々の生活と「歴史学」」―ガイダンス― 「歴史学」的思考とは、どういうものを指すのか。意外と身近なもので、日々使っている。「歴史学」の基礎的な考え方を説明していく。合わせて授業の持ち方について説明する。 【事前学習】シラバスの内容を確認の上,講義内容、講義の持ち方について確認点・疑問点をまとめ、講義に臨むこと。何のために履修するのか、について予め考えておく。合わせて、テーマに関連する参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業後、図書館等で授業内で与えられた課題についての考察をまとめておくこと。(120分) |
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第2回 | 「近代の幕開け」 「近代」とは何だろうか。時代の変わり目を人々はどう感じたのだろうか。江戸時代から明治時代へと世の中が変わっていくが、その最大の転換点がペリー来航であった。ペリー来航とは何であったのか?その背景は?日本の対応は? 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第3回 | 「どこにいく?日本」 幕末の政治的変動、経済的変動、そして戊辰戦争を経て、近代国家の建設が進んでいく。この動きは、一連のものである。何を目指しての動きだったのか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第4回 | 内乱と新たな国家体制 戊辰戦争を経て、新たな国家の建設が進んでいった。天皇を頂点とする政治体制であったが、どのような国を目指したのか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第5回 | 「「国会」の話」 1890年日本で国会が開設された。なぜ議会が必要だったのか。国会開設に至る歩みは平坦ではなかった。その歩みをみていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第6回 | 「「憲法」の話」 日本国憲法は大日本帝国憲法を改正したものということを知っていますか。 大日本帝国憲法は1889年2月に公布され、日本はアジアで最初の立憲国家となった。大日本帝国憲法の歴史的な意義、特徴、抱える問題点をみていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第7回 | 「二つの戦争」 日清戦争と日露戦争、近代日本は二つの対外戦争を行った。これらの戦争はなぜ起こったのだろうか。戦争下の民衆は、どのような思いを抱いたのだろうか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第8回 | 「『一等国』?の日本」 日露戦争後、日本では「一等国」意識が強まったが、世界的にはどのように見られていたのか。そのような中で起こった第一次世界大戦に、日本はどのように対応したのか。また、その過程で朝鮮の植民地支配が実現していくが、どのようなものであったのか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第9回 | 「大正デモクラシーの時代」 大正時代、世界的な動きを背景に、日本でも民主主義的、自由主義的な「風」が吹き、政党政治が実現した。これらの動きの背景は何であったのか?また内実はどのようなものであったのかを考えていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第10回 | 「日本の北と南」 日本の近代の歩みの中で、北のアイヌ民族、南の琉球がどのように扱われたのだろうか。現在においても大きな陰を落としているが、これらの問題を考えていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】疑問点が解決したかを確認すること。出題された課題は、本日の講義の復習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。提出して、初めて出席となる。(120分) |
第11回 | 「戦争の時代(1)」 日本の近代史は、対外戦争の歴史でもあった。昭和に入り、日本は大陸への進出を図り、十五年戦争、アジア・太平洋戦争へと突入していく。その政治的な過程について考えていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】疑問点が解決したかを確認すること。出題された課題は、本日の講義の復習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。提出して、初めて出席となる。(120分) |
第12回 | 「戦争の時代(2)」 日本の近代史は、対外戦争の歴史でもあった。昭和に入り、日本は大陸への進出を図り、十五年戦争、アジア・太平洋戦争へと突入していく。その政治的な過程について考えていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】疑問点が解決したかを確認すること。出題された課題は、本日の講義の復習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。提出して、初めて出席となる。(120分) |
第13回 | 「大東亜共栄圏と日本」 占領下の人々、戦争下の国民生活について見ていく。戦争が、いかに関係地域や関係する人々に大きな影響を与えたのかを見ていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】疑問点が解決したかを確認すること。出題された課題は、本日の講義の復習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。提出して、初めて出席となる。(120分) |
第14回 | 「占領と講和」 1945年8月、日本の無条件降伏で戦闘は終息に向かった。その後、日本はアメリカを中心とする連合国の占領下に置かれた。占領政策はどのようなものであったのか、日本をどのような国にしようとしたのかを考えていく。講和条約を含めて考えていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】疑問点が解決したかを確認すること。出題された課題は、本日の講義の復習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。提出して、初めて出席となる。(120分) |
第15回 | 「高度経済成長の光と陰」 1950年代から日本は高度経済成長を果たした。美化される傾向が強いが、高度経済成長は何であったのか。プラス面、マイナス面についてみていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】疑問点が解決したかを確認すること。出題された課題は、本日の講義の復習の一環であるので、必ず取り組み、期限内に提出すること。提出して、初めて出席となる。(120分) |
その他
教科書 |
特にない。
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参考書 |
大日方純夫『はじめて学ぶ日本近代史 上』 大月書店 2002年 /
大日方純夫『はじめて学ぶ日本近代史 下』 大月書店 2003年 /
荒木敏夫・保坂智・加藤哲郎『日本史のエッセンス』 有斐閣 1997年
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成績評価の方法 及び基準 |
学期末に出題するレポート(55%)、毎時実施するレポート(35%)、平常点(10%)をもとに、総合的に評価する。 レポートは、提出すれば良いというものではない。内容が重要である。出題の内容に合わないレポートは評価が低くなる。その結果、「不可」もありうるので、注意して下さい。 |
質問への対応 | 随時、メールにて。 メールには学科、学年、学籍番号、名前を明記すること。 |
研究室又は 連絡先 |
042-344-5755(午後10時まで) メールアドレス:izumi.masato20@nihon-u.ac.jp 電話連絡の場合、まず、大学名、学科名、学年、名前を述べること。 メールの場合、学科名、学年、学籍番号、名前を明記すること。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
毎時、講義ファイルを視聴し、かつレポートを提出して初めて「出席」になるので、注意してください。 講義ファイルの視聴は閲覧履歴が記録されるので、必ず大学に登録してあるIDを使用してアクセスすること。閲覧記録が無く、レポートが出ている場合は「不正」とみなし、ペナルティーを科します。 |